- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.11
- 出版社: 情報センター出版局
- サイズ:21cm/128p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-7958-2523-8
紙の本
旅の指さし会話帳国内編 2 大阪 (ここ以外のどこかへ!)
あいさつからおみやげ、芸人、阪神タイガース、コワイおっちゃん・おばちゃんに関するものまで、大阪弁を2500語以上収録。大阪の本当の姿に触れられて、地元の人も楽しめる! 標...
旅の指さし会話帳国内編 2 大阪 (ここ以外のどこかへ!)
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商品説明
あいさつからおみやげ、芸人、阪神タイガース、コワイおっちゃん・おばちゃんに関するものまで、大阪弁を2500語以上収録。大阪の本当の姿に触れられて、地元の人も楽しめる! 標準語・大阪弁・英語を併記。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
酔狂とはこのことだ
2003/11/12 17:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さんりき - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はこの本、書店の海外旅行のコーナーで見つけた。
海外旅行の棚にタイガースカラーである。大阪での会話マニュアルである。
出版元はいったい何を考えているのか。
内容はといえば、単なる大阪弁会話入門(いちいちイントネーションまで指図してくれる)にとどまらず、大阪という、大阪人という事象を微に入り細を穿ち御丁寧に説明した、いわば大阪博物誌といってよいものだ。
その視点には、研ぎ澄まされた客観性と(作者自身が大阪人と仮定してのことだが)自虐的な香りすらある。底辺に流れているのは、皮相な笑いとでも表現できるような何かである。よくある「大阪めっちゃ好きやねん」的ガイドとは一線を画す大阪よろず案内だ。
思い出したのは、JTB海外ガイドブックとして出版された「英文 日本絵とき事典〈8〉サラリーマン 改訂9版」。ひたすらステレオタイプなサラリーマン生態を、英文と挿絵で綴って何と第9版目。
日本のサラリーマンの生態を学ぼうとするガイジンに支えられただけでは9版とはいくまい。私を含めた日本のサラリーマン自身が、半ば自虐的な視点からこの本に「おかしみ」を感じ購入しているのだ。
おそらくこの本を買って本当に面白みがわかるのは、大阪人自身ではないのだろうか。
大阪人が、大阪の事象を不必要にこと細かく書かれた本を読んでそこにおかしみを感じる。これこそ酔狂というものである。