- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.11
- 出版社: リックテレコム
- サイズ:19cm/287p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-89797-577-8
紙の本
ITマーケティングの新事実 7つの発見と68のサクセスメソッド
著者 波多野 精紀 (著)
著者がマーケティング・コミュニケーションのコンサルタントとして、多くのプロジェクトに関わってきた約18年間の経験や知見を総括し、ITを活用したマーケティングを一般企業で実...
ITマーケティングの新事実 7つの発見と68のサクセスメソッド
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商品説明
著者がマーケティング・コミュニケーションのコンサルタントとして、多くのプロジェクトに関わってきた約18年間の経験や知見を総括し、ITを活用したマーケティングを一般企業で実践する際のヒントをまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
波多野 精紀
- 略歴
- 〈波多野精紀〉1951年名古屋生まれ。日本大学大学院修士課程修了。電通ワンダーマン専務取締役などを経て、現在、コンサルティング会社「市場通信」の代表取締役社長。
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紙の本
「なるほど」と何度もつぶやかせる本。
2004/03/21 15:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずは第一章の「そんなに使われない!『顧客データベース』の新事実」で、カウンターパンチ。「データベースは溜めるより使おう」と。データの賞味期限は「三カ月」であると。さらに、いままでお題目のようにいわれていた「データベースの一元化」よりも「潜在顧客や見込客のデータベース」にウエイトを置こうと。で、「最も重要なのがキャンペーンデータ分析」である。「WebやEメール、携帯電話などのデジタル系やIT系のツール」ならば「格安」で生きたデータが集積できると。
かといってITばっかりを持ち上げているわけではない。たとえば電話。もはや時代遅れと思われがちだが、パソコンアレルギーが多い中高年層には、電話が有効であると述べ、フリーダイヤルやコールセンターなどの使い方が懇切丁寧に書かれてある。
また、中小企業のWebサイト構築には、「要はお金をかけずコンテンツ重視で勝負することが中小企業の持ち味」だとし、いわゆる門外不出、企業秘密の情報もオープンにせよと提言している。そうすることで、「新規顧客獲得、販売促進、既存顧客維持拡大、カスタマーサービスの向上、イメージアップにつながる」。
個人的に疑問を抱いていたCRMに関しても、あ、なるほどとうならせる。
などなど、具体的な手立てがこれでもかと公開されている。何よりも噛み砕かれて書かれた文章は、すうっと頭の中に入っていく。
ITマーケティング、なんとなく各論では、わかった気になっていた。しかし、総論で掌握することができなければ、木を見て森を見ず状態。オフラインからオンラインまでの幅広いメディアやツールから最適なものを「賢く」選択し、「成功」へ導くことはできない。
一世を風靡した言葉に「eビジネス」がある。本書こそ、eビジネスを体現化したものであるといっても、ほめすぎじゃない。
この本の帯に「IT時代に今までの常識は通用しない」というコピーがあるけども、まあ確かにキャリアを積めば引き出しは増える。しかし、その引き出しを、時には自らぶっ壊すぐらいの覚悟がないと、ITマーケティングなんか実践できないんだろうね。
またまた、ぼくの座右(位置的には座左なんだけど)の書が増えた。
ブログ「うたかたの日々」
紙の本
ITマーケティングを軽視すると大損
2003/12/25 06:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うすかげよういちろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
のっけから、おしげもなく、新事実の投入である。やるねえ。
顧客データは集めるのが目的でなく、利用するのが目的だと。でも、これ、新
事実というよりも、とうぜんのことなんですけど。
しかし、実際は、ITマーケティングにおいて、顧客データを集めることには
熱心だが、有効に利用できていないデータはかなりの量になっているのではな
いかという。あるいは、利用の仕方でアイデアがわかないとも言うべきか。筆
者は、有効に利用できるようなデータ収集のやりかたから、提案する。
とうぜんのことができないから、むずかしいのだ。
ITバブル崩壊後もITは浸透し続けており、いまや、ITを有効利用しない
と、かなりの損失だという。
これも、わかる。とうぜんであろう。わかっていても、利用できないのが、I
Tなのだろう。筆者は、この点でも大胆に提言を続ける。
とうぜんのことができないから、むずかしいのだ。
Webはグローバルよりも、地域密着型がいい、という。これは、最近の書籍
でしばしば見かける論調だが、他人と同じような発想では、出し抜けない。つ
ねに、他人と異なる視点から、マーケティングを展開するという発想も重要と
いうことだろう。
それから、過去のものとなってしまったかのように思われる電話の利用、今後
のIP電話の利用について、発展性が見込めると説き、具体的な手法を書いて
いる。
最後は、成功例を具体的に書いている。
うーん、緻密な構成で、よく練られている本だと思う。内容が密なので、一気
に読める本ではないが、得るところは大きかった。
紙の本
出版社コメント
2003/10/23 18:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リックテレコム - この投稿者のレビュー一覧を見る
マーケティングのプロである筆者が、ITマーケティング現場の7つの『新事実』を明らかにし、成功へ導く68のサクセスメソッドを、わかりやすく、かつ詳しく解説。持ち運びに便利なコンパクトタイプのIT本。
『ITマーケティングの新事実−7つの発見と68のサクセスメソッド』と題した本書は、筆者がテレマーケィング、インタラクティブ・コミュニケーション、マーケティング・コミュニケーション、Webマーケティング、CRMなど、『マーケティング』と『コミュニケーション』に18年間携わり、数多くのプロジェクトをプロフェッショナルとして、あるいはコンサルタントとして実践してきた足跡である。それを総称して『ITマーケティング』と呼び、自らも標榜している。
今までの時代の要請や時流に乗ったマーケティング手法は、言葉は変われども原理原則は不変と言われてきた。しかし、ITの進化はそのまま、ITを活用する上での進化へと向かっており、ITマーケティング成功のカギは ”いかに賢く活用するか”にかかっている。これからのITマーケティングには、今までの『昔からこうだった』『これが原則だった』は通用しない。専門家の憶測や原則論を消し去るほどのパワーを持っているのである。
本書では、マーケティング現場の『新事実』を読者に理解して頂く事をミッションとし、ITを駆使したマーケティングについてその事実や活用を明らかにしている。本書の7つの発見と総計68のサクセスメソッドをぜひお読み頂き、新たな発見をしていただければ幸いである。
波多野 精紀
■目次
序章 ITマーケテングの新事実
第1章 そんなに使われていない!『顧客データベース』の新事実
第2章 死んではいない、消えてもいない!?CRMの新事実
第3章 ITバブル崩壊後も、ITはどんどん浸透している!新事実
第4章 小企業にITマーケティングは絶対に必要!という新事実
第5章 とはいえ、ITだけでは何もできない!という新事実
第6章 グローバルよりも生活密着型Webの方が効果的!?という新事実
第7章 どんどん進化する!ボイス系ITの新事実
第8章 ITマーケティングを支えるユニークな会社
付録: ITマーケティング用語集