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ポケットにライ麦を (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫)
ポケットにライ麦を
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紙の本
ポワロもいいけど
2018/10/17 15:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリの女王アガサ・クリスティーといえば、名探偵ポワロシリーズが有名だが、それ以上に人気が高いかもしれないのがミス・マープル物だ。
この作品はミス・マープル物でも評判の高い作品だが、彼女が登場するのは作品のほとんど半ばといっていい。
それまでは殺された男の服のポケットに何故かライ麦がはいっていたり、その男の周辺には年若い美貌の妻とか生真面目な長男、遊び人ながら最近殺された父親とよりが戻った風でもある次男とか事件の概要と舞台背景がニール警部の捜査で浮かんでいく形になっている。
そして、ミス・マープルの登場である。
彼女は「かなりの年配の婦人」と登場シーンの最初に書かれている。
彼女の特長は「皺こそよってはいるが、まだ豊かな色白の頬」を持ち、「背は高いが、いかにも時代おくれ」の服装をしているなど、初めて読む読者には彼女の正体は、彼女と会ったニール警部同様、ほとんどわからない。
彼女は何故この事件に関わるのか。
それは、ミス・マープルが最初の殺人事件から続いておこる第二、第三の殺人事件で犠牲となった一人の少女の知り合いという設定になっているからで、実はこのことが最後にこの長編の魅力を高める要素にもなっていることを、読者は最後の最後になって知ることになる。
ミス・マープルは警察の内部で名の知られた推理解明ぶりを発揮していることをニール警部が知るのは後半になってからだが、事件解決に至るミス・マープルの推理解明の冴えに読者は感心すること間違いない。
ポワロもいいけど、ミス・マープルもいい。
紙の本
怒りに震えるミス・マープル
2019/09/25 14:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミス・マープルの元で働いていた女中が殺され、その遺体の鼻には洗濯ばさみが挟まれていた・・・あまりの残酷さに怒りに震えるミス・マープル。犯人が分かった後に読むと。ある人物にかけていたミス・マープルの言葉の意味が深かったです。
電子書籍
幼い頃の遊び
2012/09/12 09:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺる - この投稿者のレビュー一覧を見る
秋に実るいちいの実。毒だとは知らなかった。子供達は大好きでもいでは食べていた。殺人がテーマとはいうもののクリスティの作品には人間の心理しがらみが無理なくベースになっている。深いとおもう。