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収録作品一覧
ジョーキンズの若き日の恋 | 7-12 | |
---|---|---|
一攫千金のジョーキンズ | 95-128 | |
信じられない冒険譚 | 129-180 |
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紙の本
まつせな
2004/04/13 23:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロンドンにある、ビリヤード台の置いてないビリヤードクラブ、ツマリあやしげな場末の酒場で、常連客を相手に法螺話。
あなどるなかれ、世界中、インド、アラビアからシベリアまで幾多の旅を重ねてきたジョーキンズ氏の語りは、繊細にして豪放、科学的、合理的にして魔法的。真摯でありながら、レトリック多用、魔女の住む森も、悲劇の王女の彷徨う砂漠も、チベット寺院のある山奥も、物理的な迷宮であるだけでなく、心理的な迷宮となって読者を彷徨させる。
幾多の物語に詰まっている恋、祈り、野獣、蜃気楼、軌道計算からしまいには火星人まで登場する。本当に悲しみを高揚を、そして世界を知っていなければ、こんな法螺は語れない。人生と世界についての深い洞察は、人の心に染み込む説得力がある。信じるも信じないもあなた次第。
最後に収められた「ビリヤードクラブの戦略討議」は1948年に出版されたものだが、これは、原爆、あるいは原爆戦争を扱ったファンタジー。
眉に唾つけながら読まざるをえないのだが、最後にはせつない感傷を呼び起こす作品達。ウィスキーのソーダ割りを片手にどうぞ。
紙の本
内容紹介
2003/11/13 17:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
特別なワインもショーもない小さなクラブ。ただ、常連客ジョーキンズに出会えれば、楽しい一夜を過ごせること請け合い。世界中を旅してきた彼は、持ち前の軽妙な語り口で、奇妙奇天烈な物語の数々を披露する。すべてのファンタジイ作家の祖ダンセイニの傑作物語集。