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ポアロが最も遠出した事件らしい
2015/08/23 13:03
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投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
事件に居合わせた一人物の回想という形でストーリーが進む点はポアロシリーズでも珍しいです。古代メソポタミア文明の遺跡発掘現場が舞台という、何とも異国情緒が漂う設定。加えて、十数年前に妻の密告によって処刑されたはずの夫の影が見え隠れする、ミステリアスさでも申し分なし。次々起こる不可思議な事件を、快刀乱麻のごとくポアロが解決するのは見物でした。この作品、作者のアガサ・クリスティーが離婚後に中東を旅行した折に、後に再婚することになる考古学者と出会った経験を元に書かれたともされています。ちなみに「オリエント急行の殺人」はポアロがこの事件を解決してイギリスに戻る途中に出くわした事件という仮説もあったりします。
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凄く良かった!
2014/09/27 11:57
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投稿者:jamesbond - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすがミステリーの女王、貫禄あり。
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ポワロは面白いですね
2020/05/31 15:14
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投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
おなじみの名探偵ポワロシリーズです。今回は、なんとイラクの遺跡調査で起きた殺人事件を解決します。中東が舞台の推理小説は、なかなかないので興味深かったです。
犯人が誰かは、割と早い段階でわかりましたが、それはそれで楽しめるのがアガサ・クリスティーの作品です。奇抜な発想が出てくるわけではないですが、正統派のミステリとしてレベルの高い作品だと思いました。
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みんな色々あるし、こういう人いるよね…と思った
2019/07/29 17:53
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投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の方で、「犯人、この人だよな」と思ったのが結局、当たっていたのだが、途中、登場人物たちそれぞれの立場とか思惑とかが、読ませる内容になっていて、ここ最近読んだクリスティーの作品では一番しっくりきたかもしれない。ポアロが「…完璧な人格者だったために殺された例はまだありません!完璧な人格者はひとを苛立たせるものなのですが」といっていて、現実世界でもそうなのかどうかは私には判断できないのだが、クリスティーのミステリーの中ではそうなってるのかなと思った。
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1936年。ポアロ長編12作目。
2017/12/27 10:46
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投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
不幸な結婚を経て、考古学者と再婚したルイーズの元に、死んだはずの前夫から脅迫状が…の粗筋見たときは「ふふっ、自分の体験交えてるの?」と思ったが……。
ストーリーは知らなかったので、最初神父はポアロの変装かもと思ってた(体格で違うとわかるけど)。
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ポアロ作品。トリックが面白かった。クリスティー自身が考古学者と再婚したという経緯が、この作品に反映されているみたいだ。
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イラクで遺跡発掘中の調査団の中で事件が発生した。犯人はもとより殺人方法も見当のつかない怪事件が。たまたま現地に来ていたエルキュール・ポワロが調査を開始した。彼は第二の殺人の発生を警戒した。殺人は癖になるからだ。懸命な捜査にもかかわらず第二の変死事件が起きた。ポワロの頭に真相がひらめく。意外な犯人とトリックが……。
【感想】
http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50506704.html
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事件に立ち会った看護婦視点。妻は夫の悪い癖を指摘されても憤慨することはないが、夫が人から妻の悪い点を聞かされると憤慨する。夫は妻に夢を見ている的なことをレスター医師が言っていて恩田陸も読んだんだろうなと脈絡もなく考えた。
20年前に数ヶ月しか暮らさなかった最初の夫の顔を忘れたという設定だが、私も忘れそう。性格もすっかり変わってそうだしな。 訳がちょっと気に食わなかった。ポアロじゃないよ、と思うところ多々。
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エルキュール・ポアロ・シリーズ
メソポタミヤで発掘作業中の一団に看護婦として参加した主人公。発掘隊の責任者の妻が殺害される。彼女は戦争で死んだはずの元夫から恐喝されていた。
2009年10月13日読了
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発掘チームの中で起きた事件。
博士の夫人が殺されたのは…
いつもとは違う雰囲気だったのはなぜ?
事件に立ち会った看護婦の視点から。
考古学者と再婚して度々同行もしたクリスティの経験を生かした作品。
恋愛物の雰囲気も。
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クリスティを読むのはずいぶん久しぶりになる。食わず嫌いだったといってもいい。なにせ、最後に読んだのは「カーテン」なのだから。
読んでると、(当たり前だけど)なかなか面白い。今どきの新本格に比べてみれば、トリックはほとんど牧歌的と言っていいくらいだし、ポアロもむしろ常識人に見えてきたりするのだけど、オーソドックスに進んでいく物語は、さすがに古典である。
一番思うのは、要するにこれはゴシップ好きのお話なのであって、うわさ話というか、井戸端会議のようなものをかき集めていく感じで、それが一種ののぞき見趣味として面白いかどうかの問題なのだろう。案外、ミステリという気がしないまま読んでしまったのは、自分でもびっくりした。
改めて読んでもいい作家なのだなあと実感。ちょっとびっくり。
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遠出することの珍しいポアロがシリアでの事件解決にかり出され、その帰途にたまたま通り道のハッサニーで起こった殺人事件の捜査を依頼される。
職業柄、興味を持ったポアロはさっそく考古学調査隊のメンバーの調査を始める…。
場所がどこになろうともクリスティらしいムードは変わらない。
この作品も中近東らしさは雰囲気程度で焦点はやはりそれぞれの人間の心理。
結末はなかなかドラマチックで面白かった。
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登場人物の一人、レザラン看護師の目線で書かれた事件の記録です。
犯人は最初からなんとなく分かりました。
この事件→オリエント急行の殺人になるようです。
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ポアロもの。看護婦さんが語り手。
考古学のことはさっぱりわかりません。中近東には1度行きました。博物館は行かなかったのを悔やみます。出てきた話題は、博物館を訪問して注意してみようと思いました。
なぜどのようには、最後までわかりませんでした。推理小説として楽しめました。考古学、メソポタミアのことが分かっていれば、より楽しめると思われます。
本書を読んでから、アガサクリスティ百科事典、アガサクリスティ99の謎 を読みました。体験に基づいて書いているので描写が正確なのだという理由が分かりました。
ーーー旧版への書評
アガサクリスティものを全巻読もうと思って、新品を買っていたら、お金が持たないことに気が付いて、古本を買うようになりました。
本書は、新装版もでていますが、近所ではこちらの版が古本屋さんにありました。
ポアロものですが、看護婦さんが語り手としてかかれています。
さすがに、数十冊読んできたので、犯人の可能性がはじめのうちから数十%の確率でこの人ではないかと思って読み進んできました。
なぜ、どのようには、最後までわかりませんでしたので、推理小説としては楽しめました。
考古学のことはさっぱりわかりませんが、出てきた話題は、あちこちの博物館を訪問した際に、注意してみてみようと思いました。
中近東には1度しか行ったことがなく、博物館は行っていなかったのが悔やまれます。
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中近東のノスタルジックな雰囲気と、魅惑の女性。そしてポワロ。
ポワロはどうして、あんなにも変な人よばわりされるのでしょうね、ちょっと可哀想になります。