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そして殺人者は野に放たれる
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.12
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/253p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-464801-9
  • 国内送料無料

紙の本

そして殺人者は野に放たれる

著者 日垣 隆 (著)

【新潮ドキュメント賞(第3回)】「歩き方が悪い」と4人を死傷させた凶悪犯。「テレビがうるさい」と二世帯5人を殺害した大学生。「心神喪失」の名のもと罪に問われぬヤツがいる!...

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そして殺人者は野に放たれる

1,512(税込)

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商品説明

【新潮ドキュメント賞(第3回)】「歩き方が悪い」と4人を死傷させた凶悪犯。「テレビがうるさい」と二世帯5人を殺害した大学生。「心神喪失」の名のもと罪に問われぬヤツがいる! この国の無法ぶりを暴いたノンフィクション。『新潮45』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

日垣 隆

略歴
〈日垣隆〉1958年生まれ。作家・ジャーナリスト。新聞、週刊誌、月刊誌への執筆と有料メルマガの発行のほか、「ウォッチ!」のコメンテーターもこなす。著書に「少年リンチ殺人」「情報の技術」など。

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みんなのレビュー13件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

ほんとに殺人者が野に放たれています。

2004/11/15 10:23

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おだき - この投稿者のレビュー一覧を見る

ほんとに 怖い現実だと思います。何人も人を殺しても お酒をたくさん飲んでいたから…  覚せい剤を打っていたから…  情緒不安定だったから…  こんな理由で責任能力なし などといわれては被害者はたまったものではありません。まじめに生きている人がこのように殺されて  自分勝手な行動で人を殺した人が法に守られている気がして 強い憤りを感じます。そして 精神鑑定という誰かの感想や想像によって こんな重大なことが決められている事実。
それにしても なぜこんなばかなことが起きているのか それが いまだに続いているのか 理解できません。他の国では このようなことは ほとんどないと 書いてありました。日本だけが おかしいのです。
つい最近も 殺人者が野にはなたれましたね。小さな子供を虐待で殺したお母さんが もう一人の子供には母親が必要だという判断で 執行猶予の判決がでました。
もう一人の子供を虐待しないという保障があるのでしょうか。
それにしても 日本という国は 家族殺しとか 子殺しには こんなに寛大なんでしょう。子供は特に一人の人間として認められていないように感じます。

毎年100人前後の殺人者が 野に放たれているようですが 私たちは どうやって 
この殺人者から 身を守ればいいのでしょうか。
  

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2007/06/19 01:41

投稿元:ブクログ

筆者によればニッポンは『世界一犯罪者に優しく量刑が最も軽い国』だと言う。
どんな凶悪な犯罪を犯しても犯行当時心神喪失状態であったと鑑定されさえすれば刑法39条により責任能力を問われず不起訴、または刑罰が下されたとしても減刑になるのだそうだ。
精神障害者による犯罪は多少考慮されてよいとしても、なんと覚せい剤やアルコールによる心神喪失状態にも刑法39条が適応されるというのにはあきれる他に無い。
犯した犯行と量刑のギャップがとても理不尽で、ページを繰る毎に怒りとやりきれなさが同時に沸き立つ。
なかなかヘビーですが是非一読すべき一冊。

2006/12/10 23:02

投稿元:ブクログ

精神病者の犯した犯罪とその結果についての本。現実に絶望できる。これ今も変わってないのかなー変わってないんだろうなーできるだけ多くの人が読むといいと思います

2007/01/20 20:59

投稿元:ブクログ

警報三十九条
一 心神喪失者の行為は、罰しない
二 心身耗弱者の行為は、その刑を減軽する

被告弁護側が心神喪失、検察側が完全責任能力を主張し、裁判所がその中間を(心身耗弱)をとるという実に安易で退廃的な判決が頻出、」

削除された四十条 第132回国会
 ろうあ者の行為は之を罰せずまたはその刑を減軽す

40より39に抵触する犯罪は桁違いにおおい。新進党の山田正彦議員が指摘したが、これ以上の法改正はしないと名言。

2006/09/17 03:56

投稿元:ブクログ

 確かに納得できないこともたくさんありますよね。少なくとも、考えること。この問題における自分のスタンスくらいはきちんと把握しておきたいところ。

2006/12/27 00:15

投稿元:ブクログ

実際に起こった凶悪犯罪・・そして犯人は裁判に問われる。しかし、日本の裁判では精神障害と判断されると罪に問われない場合も多いのだ・・。本書は様々な判例ケースから、日本の司法の欠点を追求している。殺人者の精神鑑定の結果では「殺され損」になってしまうわけだ。肉親を殺された家族のやり場のない怒りが伝わってくる。やはりこのテの本は、読後感は暗くなるなあ・・。

2013/12/21 21:37

投稿元:ブクログ

刑法39条を即刻削除すべし。
心神喪失は不起訴、心神耗弱は減刑する現行刑法では被害者が報われない。犯した罪の結果の下に罰を与えるべきだ。

裁判において精神鑑定という言葉を良く耳にしてきた。それによって責任能力の有無を判断していることは知っていた。しかし、心神喪失に該当すると罪に問われないということまでは知らなかった。まさにタイトル通りのことが現実に行われていた。かなり衝撃的な内容だった。

精神障害者と罪を犯した者というタブーな問題に真正面から取り組んでいる。

2009/11/05 04:12

投稿元:ブクログ

昨今の少年法の改正に至るムード作りにも何役もかってられたんじゃないかと思われます。それに少年法やら裁判事情に詳しくならざるを得ないなかなかスキャンダラスな生い立ちの方であることを知りました。
とにかく、日本の刑法はものすごくおかしいというのは知っておいて損はないですよ。
とんでもなく、ヤバイです。

2010/05/04 09:55

投稿元:ブクログ

精神の異常さを根拠に無罪となる人がいる。私は、前々からこのことに違和感を覚えていた。
犯罪は犯罪だし、法律に沿って罪を償うべきだと。
人を殺すような非日常的な状況で、犯罪者の精神状態が多かれ少なかれ通常であるとは思いにくいし、それを根拠に無罪にされたのでは被害者はたまったものではない。
それに、あとから他人が当時の精神状態を想像することに妥当性があるとは到底思えない。そんな無駄なことは即刻やめるべきだ。
この特別待遇こそが精神病の方に対する差別だとする筆者の言葉が胸に残る。

2011/09/25 13:28

投稿元:ブクログ

多くの本を執筆されてきた著者。社会的なネタの本もあるが、ビジネス書から入った私としては、著者がこの本を執筆したということに違和感を覚えましたが、後書きを読んで納得できました。心神喪失、心身耗弱を扱う刑法39条の取り扱い、もしくは存在が加害者に大きく味方し、被害者へは一顧だにしないという誤った正義がまかり通っていること。大津事件は学校では日本が法治国家であることを喧伝するために犯人を死刑としなかったと習い、良い意味でとらえておりました。しかしながらこの事件はこの本で問題視していることの端緒がみえるという事実に驚きました。出版されてから月日がたち、裁判員制度も開始されております。ここでの問題点が解決されていることを望みます。

2014/06/07 07:42

投稿元:ブクログ

「心神喪失」状態(刑法39条)と認定され、無罪となる殺人者がたくさんいること、しかし「重大な犯罪行為をした精神障害者」の処遇施設はないこと。その異様さを認識させられる本だった。

そもそも犯罪をおこなう再に、通常の精神状態でいる(いられる)人間がどれほどいるのかという問いかけは、全くその通りだと思った。
39条により「無罪」とされ、再犯を重ねているという事例も気にかかる。何より被害者無視と言える状況はおかしい。
(少しは改善されているのだろうか???)

また、親による子殺しといった家族殺しでも無罪となるというのは明らかにおかしい。
将来を憂えて心中しようとしたのは加害者(親)の勝手だろう。
この将来は親が決められることではないのに。
社会の一般的な認識があらわれているということなのだろうか??

2016/03/25 23:38

投稿元:ブクログ

タイトルの割にはまともな論調だった。つーか、今はこんなにひどくないよね。改正されたのかな。飲酒、薬には厳しくなった。統合失調症についてはまだあれだけど。あと発達障害。裁判用語はよく分からない。精神鑑定はおかしいというのは分かるけど、我々の業界の著名人がけちょんけちょんに言われてるのはなんだかなーって感じ。あの橋から子供を投げた人も続報が入らない。うつ病だからってことか。他の虐待した親は鬼畜扱いされて何度もワイドショーに出るのに。あの映画の39条も衝撃だったよなー。

2012/01/03 19:23

投稿元:ブクログ

刑法三十九条による精神喪失又は耗弱者に対する量刑の不当さをルポしたもの。日本では犯罪を犯す前に酩酊するか薬物を投与するか精神疾患の振りをすれば、司法、法曹界又は判定医によって救われるらしい。日本って本当に安全な国なの?

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