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太陽の塔
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 195件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.12
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/205p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-464501-5

紙の本

太陽の塔

著者 森見 登美彦 (著)

【日本ファンタジーノベル大賞(第15回)】何かしらの点で彼らは根本的に間違っている。なぜなら私が間違っているはずがないからだ、と宣う、ひねくれた学生の夢想を描く。膨らみき...

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商品説明

【日本ファンタジーノベル大賞(第15回)】何かしらの点で彼らは根本的に間違っている。なぜなら私が間違っているはずがないからだ、と宣う、ひねくれた学生の夢想を描く。膨らみきった妄想が京都の街を飛び跳ねる! 第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

森見 登美彦

略歴
〈森見登美彦〉1979年奈良県生まれ。京都大学農学部生物機能科学学科応用生命科学コース卒業。現在、同大学農学部大学院地域環境科学森林生化学研究室に在籍。

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みんなのレビュー195件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

この方の作品が好きで、読みました。

2014/10/24 22:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る

この方の作品が好きで、読みました。
ストーカーと妄想のファンタジー小説。言葉回しがうまいです。

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紙の本

上出来の青春小説

2004/02/18 23:32

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

 粗はあるが面白い。が、果たしてみんなに理解されるのだろうか?
 この面白さは、自ら京大生であるか、あるいはかつて京大生であったか、はたまた複数の京大生を手許に並べて観察する機会のあった者にしか解らないかもしれない。京大生がみんなこうだという訳ではないが、こういう京大生っているよね、と言うか、いかにも京大生っぽいと言うか、確かにたまにこんな京大生はいる、という按配で、多分これは京大生にしか書けない。しかし読んでいて心配になったのは、この作家、果たして次の作品が書けるのだろうか、ということである。ここまでコアな分野に入り込んでしまうと、例えば「河内のオッサンの唄」1曲のヒットで終わってしまったミス花子や、「わかるかな、わかんねえだろうな」のギャグでほんの何ヶ月かだけスターだった松鶴家千とせの二の舞になるのではないかという危惧を感じる。

 この作家がやろうとしたことは自らを戯画化することであり、人生に望む態度としては極めて真っ当であり、崇高でさえある。極端にデフォルメした京大生を描きながら、実は青春期のエッセンスを普遍化することに成功しており、上出来の青春小説だと言って良いのではないだろうか。青春期の一途さと、その裏返しの独善性とが綯い交ぜになって、なかなか可笑しくて哀しいお話になっている。「太陽の塔」という着想も良い(実際に見たことある人にしか解らないだろうけど…)。

 小説冒頭に掲げてある2文を再掲しておくので、これを読んでどう思うかを、この本を読むかどうかの踏み絵にしてほしい。

「何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。
 なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。」

 この2文を読んで反感を覚えた人は断じてこの小説を読んではいけない。これを読んで笑えた人だけがこの小説を読むべきである。「なんでこれを読んで怒ったり笑ったりしなきゃならないの?」という人には、まあ、読むなとは言わないが、お勧めはしない。

 鴨川の川原にカップルが等間隔に並ぶという「鴨川等間隔の法則」が語られているが、僕は大学時代、コンパの帰り道では必ずこの等間隔のカップルの中間地点で吐いた。酒に弱い僕は2回吐いてからでないと決して家に帰り着くことはなかった。

 この小説を読んでいると若い頃の自分の恥ずかしさがいろいろ甦ってくる。恋愛を忌避する主人公を登場させながら、実は一番描きたかったのは恋愛の切なさなのである。たくさんあるエピソードの中では「砂漠の俺作戦」が最高に傑作。
 ただし、主人公が自らのプライバシーを語らない男だという設定をしたために、その分、人物像がぼやけてしまったり、終盤の「ええじゃないか騒動」の盛り上がりに至るあたりに少し不自然さが残ったり、粗はいくつか目立つ。
 特に最後の1行だけは明らかに余計。冒頭の2文の心意気を貫徹して、あくまでそのトーンで押し通してこそ、強がり・負け惜しみの哀愁が漂うというものだ。

by yama-a 賢い言葉のWeb

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紙の本

青春の心情もファンタジー

2007/01/14 14:44

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 才能を感じさせる文体である。今時の若者・大学生の文体である。ちょっと突き放したような乾いた文章だ。少し衒いや韜晦したような感じも混じっている。青春の思い、感情、考えを書き出したようだ。さだまらない感情や心情、自分でも捉えられない不安定な心の動きや、自己と世間の乖離、など自分の大学時代と比べてしまう。類似の部分と異なる部分があるのは当然だが。ファンタジーというと魔法と勇者の冒険という定型に凝り固まっていたが、確かに青春の心情もファンタジーであろう。

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紙の本

ストレイシープたち

2004/10/01 22:21

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナカムラマサル - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の森本は現役の京大生。1年前に別れた「水尾さん」という女子学生を付け回し(ストーカーではないと主張するが)、「水尾さん研究」なるものを行っている。
彼ともう一人、水尾さんを追いかけ回す「遠藤」という学生との不思議な関係が、笑いとせつなさを呼び起こす。
森本のハートブレイクストーリーを中心に、「四天王」と呼ばれる仲間たちとクリスマスイブに「ええじゃないか騒動」を巻き起こすに至る、男汁溢れる日々が等身大に描かれている。
夏目漱石「三四郎」を現代の京都に置き換えた話、と言ったら褒めすぎか。
平成版「青が散る」くらいにしておこうか。

本作がただの青春小説と違うのは、ファンタジー小説でもある点。
第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞作だから、という訳ではない。
高橋留美子の漫画に出てきそうな登場人物たちのキャラクターや、彼らの妄想っぷりも、ある意味ファンタジー。
夜の京都の町を駆け抜ける叡山電車は、さながらネコバスを見ているかのよう…
舞台が京都であるのが、これまたレトロ感を漂わせている。
青春小説とファンタジーが7:3くらいの割合で、絶妙のブレンドを見せている。

特筆すべきは、ラスト4ページ。
失恋の経験がある読者なら、森本君の気持ちが痛いほど分かってしまうだろう。
せつなくて、ついつい涙してしまうのでは…

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紙の本

クセになる、口の減らない語り口。「数億年の歴史を持つ強靱なる生命の煌めき」とは何でしょう?答えは本書83頁をご覧下さい。

2004/01/21 19:19

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらうさぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る

のっけから思い出話で恐縮だが、うちの弟は昔から頭が良く口が減らず3才年上の私はよく泣かされた。
それでもヤツはかわいい弟だったのだがそう思っていたのは身内だけだったようで、本人が地元随一の進学校にあがればモテると思い、京大に行けばモテると思い、医学部に行けばモテると思い、国家試験に受かればモテると思い、その全部を実現してもなお、彼はモテなかった。今も彼は大学周辺で悶々としているはずである。

という現実をふまえて私は断言する。この作品はおつむの回る青年の妄想ファンタジーであり、同時にドキュメンタリーだ。国立大学の周辺にはこんなモテない男どもが限りなく思索的かつ無駄なエネルギーを現実に放射している。

あこがれの水尾さんに手ひどく振られながらも「水尾さん研究」にいそしみ、クリスマス打倒を誓う「休学中の五回生」の主人公に抱腹絶倒しながら、最後にはほろりとすること請け合いである。京都・鴨川の法則など、地元を知る人にはなお楽しめる。ホント、つるつる読めます、つるつる。

この文章力にしてお笑いのセンス。次作も楽しみだ。

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紙の本

異端の青春小説

2005/02/04 17:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:釈尊 - この投稿者のレビュー一覧を見る

大学を休学中の主人公を中心に、華やかな大学生活とは100万光年離れた光の届かない四畳半のアパートで膨らみきった妄想と、根拠のない自信と限りない自己愛を、そこだけは最高学府の京大生らしく大真面目に理論武装し、巷の恋愛賛美の声もどこ吹く風と怪気炎を吹き上げた男汁全開の青春妄想ファンタジー!

若さや恋とは無縁の主人公の日常がダラダラと描かれた非生産的な内容ではあるが、とにかく笑える作品である。自分自身が何者でもなく、社会において全く必要とされていないことを心のどこかで認めながらも、「何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。」と言うプライドの高い主人公の行動は、ともすれば卑屈さや悲壮感が漂うはずではあるが、読者に暗いイメージを全く与えることなく全てを笑いに変えた作者の力量には脱帽。高名な噺家の話芸のような深みを感じさせる独特の文体は、デビュー作にして早くも円熟の領域に達した感すらある。

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紙の本

小谷野敦『もてない男』をノベライズ

2004/01/06 21:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GG - この投稿者のレビュー一覧を見る

京大5回生(しかも休学中)の妄想味あふれる純愛ストーリー。主人公森本の二年下の女学生水尾さんへの思いを縦糸に、「四天王」を自称する同志たちとの友情を横糸にして織られた愛すべき小品。

主役チームである「四天王」は次のように描写されている。

《類は友を呼ぶというが、私の周囲に集まった男たちも女性を必要としない、あるいは女性に必要とされない男たちであって、我々は男だけの妄想と思索によってさらなる高みを目指して日々精進を重ねた。あまりに高みにのぼりつめすぎたために今さら下りるわけにもいかない、そもそも恐くて下りることができないとだれもが思いながらも口をつぐみ、男だけのフォークダンスを踊り狂った》

日本ファンタジーノベル大賞の受賞作である。その選評のひとつに、いしいひさいち『バイトくん』シリーズを活字化するとこんなふうになるのではないか(椎名誠評)とあったが、プロトタイプは、いしいひさいちというよりも小谷野敦と見た。四天王の一人は法界悋気の権化と形容されているが、法界悋気なんて術語は小谷野敦を熟読しない限り身につかない。クリスマス・ファシズムの圧制に対する(ささやかな)反抗がひとつのテーマなのだが、標的をクリスマスに据えたあたりにも影響が感じられる。

柴田翔・庄司薫・橋本治・島田雅彦といった青春小説の系譜に数えてみたいが、明瞭な違いが一つある。それは大学生の生活にはつきものだった左翼思想との葛藤がないことだ。『桃尻娘』にだって隠し味としては存在していたし、いしいひさいちにでも「安下宿共闘会議」が登場している。しかし、本作においてそれはきれいさっぱりなくなっている。敢えて言うなら、巻頭すぐの《街を怪物が闊歩している。クリスマスという怪物が》という一節だが、これは単なるパロディにすぎない。そこがオジさんとしては寂しい気がした。

しかし、その点を除けば、大学生の日常なんて20年たっても基本は変わらないのだと大いにノスタルジアに耽らせてもらった。

御当地小説の趣きも強く持っているので、京大生および元京大生はとくに楽しむことができるだろう。

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紙の本

森見ワールドの原点的作品

2008/05/30 14:31

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2003年の日本ファンタジーノベル大賞の大賞受賞作品。ついでに著者のデビュー作。
 「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」などの最近の作品を読んだ後で、このデビュー作を読むと、著者の作品世界がいかに独特の奇妙な形に練り上げられて来たか、が想像できて興味深い。
 舞台は、他の作品と同じく京都の街、それも東山一帯。そこは、腐れ大学生たちがたむろする学生の街。この腐れ大学生の1人、森本が本書の主人公。男ばかりで下宿に集まって鍋をつついて妄想をたくましくしながら、クリスマスと恋愛礼賛主義を呪うというような、生産性のカケラもないような生活を送っているようなヤツである。

 ストーリーは、森本の同類(つまり、彼の下宿で鍋をつついているようなヤツら、どいつもこいつもサエない)のエピソードを挟みながら、彼の日常を綴っていく。
 日常とは言っても、もちろん平凡とは言えない。彼は、一時期付き合っていた彼女、水尾さんがいて、別れた後も「水尾さん研究」と称して、その日常の行動を観察・記録している(本人はストーカーとは根本的に違うと言っている)。また、ゴキブリ入りのプレゼント包装した箱を、それとは気付かずに開けて、下宿を昆虫王国にしてしまったりする。

 全体を通して面白かった。エピソードが笑えるし、ラストの事件は何やら爽快感さえ漂う。登場人物たちは個性的だし。(言い忘れたが、主人公がフラれた水尾さんだって普通じゃない。)
 しかし、変さ加減で言えば、やっぱり最近の作品の方が変。冒頭で「作品世界がいかに独特の奇妙な形に練り上げられて来たか」と言ったのは、そういう意味だ。登場する何人かの人物や出来事の造形を、さらにデフォルメしていくと最近の作品世界に行き着く。つまり、本書はデビュー作らしく著者の作品の原点と言える。

 ちなみに、本書が「日本ファンタジーノベル大賞」を受賞していることについては、説明が必要だろう。今までの話のような、男子大学生の醜態は、幻想的でもなければ、空想の翼が広がったりもしない。ただ、時折、電車が闇の中を煌々と明かりを付けて走り、フッと幻想の世界に入り込む。 ここの部分だけは他との対比もあって、くっきりと浮き上がって「ファンタジー」なのだ。

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紙の本

『みんなが不幸になれば、僕は相対的に幸せになる』……至言だっ!

2007/06/25 22:00

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:鳥居くろーん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ウがッ!

思い当たるフシがありすぎる!

非凡だが異端
有能だが無用

たのまれもせんのに我が道こそ王道とこころざし
己の頭という偏狭な世界を
ぐるぐるぐるぐる走り続ける

なにをどこでどう間違ったか
などということはこの際、気にしない
それが笑いと哀れをさそう

超・絶 自虐的小説

広いトコより狭いトコのが好きなアナタは御一読したまえ


……あのよォ後輩、そのネタ、まさかオレがモチーフなんじゃあるまいなぁ。ほら、エチレングリコールの友人の話……(っていうかそれが言いたかっただけだろうお前は)

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紙の本

著者コメント

2004/01/30 03:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:森見登美彦 - この投稿者のレビュー一覧を見る

クリスマスイブが近づくたびに男たちがゴウゴウと吹き上げて遊んでいた怪気炎をそのまま小説にしたものが、ここにあります。巷に吹き荒れる恋愛賛美の声にいじめ抜かれている一匹狼も、薄汚い男たちのファンタスティックな生態がちょっぴり気になる深窓の御令嬢も、この本から何か得られるものがあれば幸い。クリスマスはまた今年もやって来ます。そのとき座右にこの一冊があれば、一匹狼たちは同志の存在に胸を熱くして長い夜を乗り越え、相手のいる御令嬢たちも夜空を見上げて、そんな無数の一匹狼たちのために涙ひとしずく目尻に浮かべることになるやもしれません。それでこそ、クリスマスがほんの少し良いものになるのです。こんなヘンテコな本を買うなんて恥ずかしいと仰る方は、是非ネットで入手して夜な夜なこっそり読んで下さいませ。そんなあなたがむしろ私は大好きです。双方の利害が抵触しない限りにおいて、あなたの幸せと私の幸せを祈っております。

二〇〇四年初春 京都ニテ 森見登美彦記ス。

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2007/12/06 00:06

投稿元:ブクログ

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2004/11/12 17:51

投稿元:ブクログ

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2009/08/29 19:42

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2008/04/10 04:24

投稿元:ブクログ

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2009/01/24 23:56

投稿元:ブクログ

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