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ゼウスVS巨大怪物
2016/02/16 19:54
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
ギリシャ神話は次から次へと奇抜な話が展開し、退屈しません。それにしても、ギリシャの神々は自由奔放ですね。
本巻は、ヘパイトスとアプロディナ(第1章)、不老不死のテーマ(第2章・第3章)、アポロンの悲恋(第4章)、牝牛にされたイオの数奇な運命(第5章)、パエトンの墜落(第6章)、エウロパの誘拐(第7章)、ヘラの狂気(デュオニュソス誕生)(第8章)、ゼウスVSギガントス(第9章)、アテナVSポセイドン(第10章)、アテナVSメドゥーサ(第11章)、ゼウスVSテュポン(第12章)の12話で構成。各話は、ほとんど嫉妬や騙しや裏切り等による悲劇的最期で終わるのが特徴です。
それぞれ一話完結ですが、全体では緩く繋がっています。特に、全編に亘ってゼウスの「女好き」が貫かれ、妻のヘラには頭が上がりません。「人間の勢力拡大のためにも子供を作るのだ」(随分都合の良い言い分ですが)と、ヘラの目を盗んでは、女神や人間たちと子作りに励み、各地に禍をもたらしていきます。
そして、そのゼウスを、身内であるガイアが巨大怪物に命じて痛めつける闘いは、まさにスペクタクルものでした。
一方、ヨーロッパやアジアの語源、タイフーンの語源、鶏が何故早朝に鳴くのか、黒人は何故肌が黒いのか等々、小ネタに事欠かないところもギリシャ神話の大きな魅力です。各章のこぼれ話や解説は役に立ちます。