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瑠璃の翼
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 3件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.1
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:20cm/429p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-322520-3

紙の本

瑠璃の翼

著者 山之口 洋 (著)

日ソ両軍が激突した史上最悪の作戦・ノモンハン事件。戦力的に劣りながら、一度も制空権を渡すことなく、凄惨な地上戦を援護した陸軍航空隊「稲妻戦隊」を率いた将校・野口雄二郎と名...

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商品説明

日ソ両軍が激突した史上最悪の作戦・ノモンハン事件。戦力的に劣りながら、一度も制空権を渡すことなく、凄惨な地上戦を援護した陸軍航空隊「稲妻戦隊」を率いた将校・野口雄二郎と名パイロット達の苦闘を描く長篇。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

山之口 洋

略歴
〈山之口洋〉1960年東京都生まれ。東京大学工学部卒業。人工知能関係の研究所に入所、のち家電メーカーにて研究開発に携わる。「オルガニスト」で第10回日本ファンタジーノベル大賞受賞。

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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

隠匿された昭和史「ノモンハン事件」を扱うに気負いなく、身内の英雄を描くのに過剰な高揚なし。その時その場所に発揮された高潔なるサムライ精神を沈着地道に再現した戦記小説。

2004/02/25 20:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小説のなかに実名の人名リストがのっている。全体の5分の1ほど読み進めたところ、登場人物である空中勤務者たちの所属した飛行第十一戦隊の、4つに分かれた中隊の全名簿が掲載されているのだ。48名のリストの筆頭が、戦隊長である野口雄二郎大佐——著者の祖父に当たる人である。相まみえたことのない祖父の人物像をいつかまとめることが、ずっと著者の意識のなかにあったという。
 3ヶ月半つづいたノモンハンの戦闘のなかで、訓練中も含め戦死者が出る。途中その人員を補うために派兵されてくる者もいるが、ほぼこの員数でノモンハンの空中戦が闘い抜かれる。入れ替わりやってきて、しかも戦闘機の機能に改良を加えられたソ連空軍機を530機撃墜するのである。にわかには信じられない戦績だ。

 苗字を眺めながら出身地について考えたり、名前に遣われた「潔」「正義」などという字に目を引かれたりする。大尉、准将、軍曹などといった階級も付記されている。彼らの多くが幼い子どもの父親であったことなどが追い追い知らされる。
 また、さらに進むと、空中勤務者に選ばれること自体が優秀な人材の証しであり、彼らが受ける訓練の激しさも分かってくる。そして、振動など身体にかかる負担の大きさから1日2回の出動が限界とされるところ、4回も5回もの出動を強いられたという事実、ただ国境を侵犯してくる敵機を撃墜するだけという、戦略なき命令に基づく任務の虚しさが明らかにされていく。

 あったことが、交わされたであろう会話が、感傷に流されることなく恬淡とも言える筆致で書かれている。その結果として、空から見たノモンハン事件というものの相貌が浮き彫りにされていく。形が見えてきたところで、戦う意義がどこにあった戦闘なのか、中身の空洞ぶりもまた露わにされる。
 6万近い兵力の2万人近くが損耗、7720人もの戦死が犬死に近いものであったことを露呈させないため、陸軍参謀本部が必死に隠匿工作をして昭和史のなかで葬られた事件だ。司馬遼太郎が取材を重ね、本にまとめることはなかった。取材を共にした半藤一利氏が本にまとめ、注目が集まってきたノモンハンである。

 欧米の文学界を見渡すと、教育の賜物か若い世代がナチの功罪や原爆について言及する作品を出してくる。第二次世界大戦への贖罪は、文学で行っていくのが大きな務めであるという気概で…。日本にも、そのような仕事に挑む40代前半の作家が出てきたことが、非常に価値あることだと実感させられる作品である。
 書くことの重さを引き受けた作家が、感情の乱れなく迷いなく確かな調子で、知られざる情報を提示する。それだけでも十分な気がするが、行間からにじみ出てくる驚嘆が、こちら側にも届いてくる。
——こんなむごい状況で、どうしてそこまで戦えたのか。
それは、確かに「義を貫くサムライ精神」とでも言うしかない。戦略もなく、自分たちの手柄のため無為な命令を繰り返した司令官たちであるが、なぜかサムライ精神という戦意の高揚には成功していたことが不思議でならない。
 奇跡のように発揮された高潔なる士気への敬意と驚嘆が、作者の作業を支えたのだろう。昔、この国にはこういう人たちがいて、逃げることなく支えた人たちがいて…という事実こそが、ただの戦記ではない、本作品の一番大事な小説的現実と受け止めた。



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紙の本

背筋の伸びた男達と、背後から立ち上る組織腐敗の腐臭

2004/03/25 13:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S.MATSU - この投稿者のレビュー一覧を見る

 すごい小説だ。電車の車中で読み進めたのだが、何度も涙を流してしまった。

 日本陸軍が猛悪としか形容しようのない無責任な指揮でソ連陸軍に対して壊滅的な敗北を喫したノモンハン事変、その中で陸軍航空隊は最後まで互角以上の体勢を維持し続けた。その立役者である、戦闘機部隊「稲妻部隊」を隊長の野口雄二郎を中心に描いた作品である。小説といってもほとんどが事実に即しており、小説としての作意は最小限に抑えられている。おそらく、プラモデルで言えば「墨入れした」という程度ではないだろうか。

 野口以下、現場の戦闘機パイロットは、満州国の国境警護という任務のために自らを極限にまで鍛え、戦闘が始まれば死地に飛び込み、任務を忠実に遂行して力の限り戦った。作者はその生き様と死の有り様を必要以上の形容を排した淡々とした文章で描いていく。辻正信を初めとしたノモンハン敗北の原因を作った無責任な者らについては最小限の描写しかしていない。

 しかし、そうやって野口以下「空の侍」としか形容のしようのない男達をくっきりとした輪郭で描くほどに、描かれざる陰画もはっきりと見えてくる。無責任な戦争指導、功名心むき出しの参謀、いがみあう関東軍と東京・三宅坂の陸軍省、そういったものも描かれざるが故にかえってはっきりと姿を現す。

 戦争は勝つことによって国に利益をもたらす経済行為だ。だとするなら、旧日本陸軍はなんと利敵的な性格を持つ組織だったのだろうか。ひとりひとりの戦闘機パイロットの生き方が悲劇的ではあるが背筋の伸びた清々しさを感じさせるほどに、その悲劇の向う側にある絶望的なまでの組織腐敗が見えてくる。

 野口雄二郎は、作者の祖父だという。きっとこの小説は、「何があっても書かねばならぬ」ものだったのだろう。とにかく、あの司馬遼太郎がさんざん調査したあげく結局書けなかった「ノモンハン事変」という題材に食らいつき、最後まで書ききったことに拍手を送りたい。

 野口は、日本に軍事航空が導入された草創期にパイロットを志し、現役の戦闘機パイロットのキャリアをノモンハンで終え、戦後、ソ連に10年抑留されて病死した。技術者として、一つの新しい技術が勃興するその場に居合わせることほど幸福なことはない。戦闘機パイロットも技術者の一種だから、野口の人生は、激動の日々ではあったけれども決して不幸なものではなかったのではないだろうか。そう思う。

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2004/11/10 13:09

投稿元:ブクログ

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