「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「戦争」という視角から、国家と政治、アメリカやソ連の現代史を振り返る。また、総力戦体制が生み出した社会変化の様相にも着目し、20世紀の戦争を再検討する。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
近・現代世界と戦争 | 木畑洋一 著 | 15-24 |
---|---|---|
近代国民国家と戦争 | 伊藤定良 著 | 25-64 |
総力戦としての二つの世界大戦 | 木畑洋一 著 | 65-106 |
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
著者/著名人のレビュー
20世紀の戦争は総力...
ジュンク堂
20世紀の戦争は総力戦の時代といわれる。この時代の戦争が世界にもたらした変化がどのようなものであったかを多方面から捉え直し、21世紀の今なお絶えない戦争の原因を考察する。「戦争」に着目して現代世界を読み解こうという試みである「講座 戦争と現代」の第2巻。
紙の本
戦争の視点から
2004/02/11 06:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:未来自由 - この投稿者のレビュー一覧を見る
20世紀の戦争、いわゆる近代国家になって以来の戦争が、それ以前とは違う質と規模になったことをフランス・ドイツなどの検証から分析。
第一次世界大戦、第二次世界大戦が、国家のみならず国民すべてを巻き込んだ総力戦としての戦争になったことを指摘している。
第一次世界大戦での死者は900万人、第二次世界大戦では死者が5100万人という規模になったと推測される。
本書は、第二次大戦までの戦争だけでなく、冷戦時代といわれる時期に行われた朝鮮戦争、ベトナム戦争の実態も検証する。
歴史的な検証のため、歴史に興味のない者には退屈な内容が多々ある。私もやはり少々退屈しながら読み進めた。
しかし、読み終わると、ひとつのことに気がついた。現在のアメリカによる戦争は、過去の戦争とは違うということである。
過去の戦争は、国家とその国民を巻き込んだ総力戦的様相であるが、今日の戦争はアメリカによって一方的に攻撃される戦争だということである。そして、始める前から結果はみえていることである。
アフガニスタンでも、イラクでも、アメリカによる一方的な空爆によって、拠点への攻撃がなされ、瞬く間に制圧されている。
よく考えると、こんなものを戦争というのか? ただ単にアメリカが攻撃し、制圧しているだけではないのか?
退屈な内容ではあったが、今日の戦争が見えてきたような気がした。これは大きな収穫かもしれない。