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商品説明
ゼンマイという山菜を主人公にして、日本の山地における資源利用の事例から、資源配分の論理を示す。日本では、資源をめぐって紛争に発展しないためにどのような知恵を生み出してきたのか、その答えを出す。【「TRC MARC」の商品解説】
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2008/10/09 11:12
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投稿者:東北大学出版会 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東北日本の日本海側の山間部は、最深積雪2メートルを超える世界でも有数の多雪地帯である。著者は、この多雪地帯で、生業として行われてきたゼンマイ採集の実態を、地元の山菜採りに弟子入りして採集活動に参加することで詳細に観察・記録した。本書の特徴は、緻密なフィールドワークによる山菜採りの生き生きとした描写と、自然資源の持続的な配分を可能とするテリトリー制の動態をポリティカルエコロジーの視点から解明した点にある。環境と人間との関係に関心のある地理学、人類学、社会学などの読者にとって必読の書である。
《目 次》
第1章 自然環境利用型の生業とテリトリー制
第2章 ポリティカルエコロジーの枠組み
第3章 山村における商品経済化と採集経済の成立
第4章 ゼンマイ採集の生態と資源利用―新潟県朝日村三面の事例―
第5章 採集者の環境認知と採集テリトリー
第6章 ゼンマイ採集空間の分割―福島県只見町蒲生の事例―
第7章 結 論
日本地理学会賞(優秀賞)受賞図書