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幻夜
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 262件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.1
  • 出版社: 集英社
  • サイズ:20cm/524p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-774668-6

紙の本

幻夜

著者 東野 圭吾 (著)

’95年、西宮。未曾有の大地震の朝、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。彼女は一体誰なのだ…。『週刊プレイボーイ』...

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商品説明

’95年、西宮。未曾有の大地震の朝、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。彼女は一体誰なのだ…。『週刊プレイボーイ』連載に加筆して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

東野 圭吾

略歴
〈東野圭吾〉1958年大阪生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。85年「放課後」で江戸川乱歩賞を受賞。99年「秘密」で日本推理作家協会賞を受賞。著書に「ゲームの名は誘拐」「手紙」など。

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著者/著名人のレビュー

神戸大震災の日に起き...

ジュンク堂

神戸大震災の日に起きた事件を発端に、物語は一気に展開。99年のベストセラー『白夜行』(集英社文庫・1000円)をクロスしながら衝撃的な結末を迎える。

みんなのレビュー262件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

自分の意思と運命最後に勝つのはどちら?

2004/05/21 00:53

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

一九九五年一月十八日、私は東京で、前夜の阪神・淡路大震災のニュースを知った。暫くして連絡が取れた友人や親戚からは、「あんたがこっちにいた頃には、東京でひんぱんに地震があったのに。ちょうど地震を避けて動いとる。本当に、運が良かったねぇ。」と言われた。上京したのは、私の意思だが、地震に遭わなかったのは、運命だ。人生は、意思とそんな運命の巡り合わせが合わさって進んで行く。

本書の主人公・新海美冬と水原雅也の出逢いは、巡り合わせだ。でもその後は、意思が彼等の人生を動かしていく。それも、どちらかといえば美冬の。一体なぜ美冬は、他人を陥れてまでも、高みに上りつめる事にこだわるのか。「これが原因で、世間に復讐したくなったのか?」と一つだけ理由らしきものは出てきたが、それが正しければ「ある人物」に対する美冬の対応が、腑に落ちない。「ある人物」は、むしろ彼女に同情的であったのに、なぜあんな事をしたのか? わかりかけたと思った彼女の輪郭が、またぼやける。そして読者は同時に、美冬が雅也にある嘘をついた事を知る。「あたしらは夜の道を行くしかない。周りは昼のように明るくても、それは偽りの昼」という美冬の言葉から、てっきり二人は一蓮托生の運命だと思っていたのに。雅也だって、きっとそう思ってきたはずだ。

この作品の美冬評はかなり厳しいものが多い。心情が描かれる雅也に対して、彼女の内面は一切描かれないので、共感や同情に結びつく動機も背景も、探り出す術がないのだ。もし彼女が、山本周五郎の「五弁の椿」や松本清張の「霧の旗」のヒロインのようだったら、ここまで反発をくらう事はなかったはずだ。しかし、「白夜行」刊行の際に「テーマに据えているのはズラすこと。恋愛にせよ殺人にせよ。」と述べていた著者は、おそらく確信犯的にこの手法を取っている。

本人が語らないなら、第三者に期待するしかない。だが、「白いドレスの女」のウィリアム・ハートや、「暗くなるまでこの恋を」のジャン=ポール・ベルモンド同様、ファム・ファタールに見入られた雅也では、彼女を探れない。ならばと登場したのが、カリスマ美容師、異臭騒ぎ、ストーカー、運命の巡り合わせによって、世紀末を象徴する、美冬絡みの全ての事件に関わってきた加藤刑事。彼なら、客観的な立場で、職業的勘で、本当の彼女に迫る事ができるはず。そして、「ホワイトナイト」という言葉を聞いて、私が「もしかしたら」と思ったある事についての答えも得られる。そう確信して迎えたエンディング。ああ、やはり。だがその後に、はっと気づく。彼女は雅也にも嘘をついた。では、最後に彼女がそう親しくもない加藤に言った事が、なぜ真実であると証明できる? 張り巡らされた伏線が、全て解けたと思ったのに、それも幻。釈迦の掌の上を走らされた孫悟空の気持ちが、少しわかる。

 「人はいい事をすれば報われ、悪い事をすれば罰を受ける」と教え込まれてきた身からすると、彼女の行く末に頭を悩ませる。やっぱり運命には勝てず、勧善懲悪の結末となって欲しいのか。それとも彼女が自分の意思を通して、ファム・ファタールの王道をこのまま突っ走ってゆくのを望むのか。そう、私はこれで物語が終わるとは思ってない。もう一つの作品が登場する事で、白夜が終わり、幻の夜が消えてゆくと考えている。ただし、消えた先に何があるのかまでは、まだ私にはわからない。

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紙の本

東野圭吾氏の傑作中の傑作です!

2017/06/28 09:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、東野圭吾氏の傑作中の傑作です。阪神淡路大震災で被災した主人公と一人の謎の女性が登場し、彼らは東京に出て、成功を収めていきます。しかし、その謎の女性には、何か秘密がありそうなのですが、なかなかその謎が見えてきません。そして、いよいよクライマックスで、主人公の男は、いつも一緒に行動してきた謎の女性の本性を知ります。この最後の場面は、本書を飾るとても驚きのものとなっています。

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紙の本

『白夜行』を越えた、ヒロインの生命力の強さ、したたかさ

2004/02/27 18:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タカザワケンジ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大災害がきっかけで、人生の転機が訪れた男と女。光と影のように寄り添いながら進む、二人の道行きをドラマチックに描いた傑作だ。

 雅也は工場の資金繰りに悩んで首を吊った父親の通夜の翌朝、阪神淡路大震災に遭遇する。一瞬にしてがれきの山となった町で、雅也は父の借金の借用書を持っている叔父、俊郎が倒れている姿を発見する。俊郎にはまだ意識があったが、雅也は俊郎の頭の上に石を振り下ろして命を奪い、俊郎の懐から借用書を抜き去った。
 その時、視線を感じて振り返ったその先に1人の女がいた。近所のアパートに住む両親のもとをたまたま訪れていた美冬という女だった。美冬に犯行の現場を見られたのではないかと恐れた雅也だったが、美冬は雅也の犯罪に口をつぐんだだけでなく、いっしょに東京へ行こうと誘う。

 阪神淡路大震災が起きたのは1995年。バブルが弾けて、日本経済に沈滞ムードが漂っていた矢先の出来事だった。戦後、平和の中で繁栄を謳歌していた日本人がほとんど初めて直面した都市部の大規模地震は、多くの人の人生を変えたにちがいない。この物語は阪神淡路大震災という未曾有の災害に「ありえたかもしれない物語」として書き出されている。おびただしい数の死体の中に、もしも殺された死体が混じっていたら? そんなミステリー作家ならではの着想がうかがえる。

 物語の舞台は東京へ。阪神淡路大震災からわずか2カ月後に起こった地下鉄サリン事件の衝撃が収まらない中、銀座の宝飾店「華屋」で異臭事件が発生する。この事件は1人の男性従業員のストーカー行為と関連性があると疑われたが、その渦中にあったのは美冬だった。美冬はその後、美容院の経営に乗り出し成功し、やがて「華屋」の社長夫人の座を射止める。時代を先取りし、事業に成功を続ける美冬は鮮やかにステップアップしていく。しかし、その背後にはいつも雅也の謎めいた行動があった……。

 『幻夜』の姉妹編ともいえる『白夜行』(ストーリーに関連性はない)は、なんといっても精密に組み立てられたストーリーの面白さが魅力だった。『幻夜』もまた、伏線を巧妙に張り、最後までぐいぐいと読者を引っ張っていく。しかし、『白夜行』よりもむしろ優れていると感じたのはヒロインの個性の強さだ。独得の人生哲学を持った彼女の生命力の強さ、したたかさは、際だった存在感を示していて印象的である。震災の街に頼りなげな風情でぽつんと立っていた女性が、頭の回転の速さと美貌を生かして成功の階段をのぼっていく。彼女の発する輝きのおかげで、ほかの男たちは影になってしまう。物語づくりの巧みさではすでに定評のある東野圭吾だが、『幻夜』では強い印象を残すヒロインを作り上げ、新境地へと踏み出した。(タカザワケンジ/bk1エディター)

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紙の本

美と知を武器とした悪の女性がのし上がっていく物語

2004/02/15 17:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:格  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1905年,阪神大震災の前夜から物語は始まる.自殺した父親の通夜を終えた雅也に,生命保険金を目当てに,借金の返却を求める叔父がいる.そして,地震.崩れさった工場の中に叔父が死んだと思った雅也だが,その叔父が動きだしたのを見て,瞬間的に,近くにあった瓦を振りおろし,殺してしまう.そして,それを見ていた女性がいた.その女性,美冬は雅也を攻めることなく,雅也とともに生きていくことを選択する.美冬もまた,この震災で,両親を失ったのだ.

 以後,二人は東京へでてきて,新しい生活を始める.そして,美冬は,雅也の金属加工の腕などを使い,雅也を影の存在として自由に使いながら,のし上がっていく.雅也には,工場の近くの定食屋の娘というぴったりした女性が現れるにもかかわらず,美冬との夜を信じて,彼女のために,事をなしていく.

 一途なまでの雅也の思いは,愛というようなものとは違う.自分の秘密を握られていることの弱みでも無論違う.決めたことは守る,という男のロマンとしか考えられないのだが,…

 そして美冬は,自分の美しさと知恵を駆使しつつ,のし上がるり,そして,自分の過去に近づこうとする者を排除していく.雅也に見られる多少のゆらぎもまったくない.ただひたすらである.本来なら,破綻しかない物語のはずだが,著者は,またしても,衝撃のラストを用意している.この二人の主人公ならば,このラストも納得するしかないところか.本作の前作とされる『白夜行』も,その主人公の女性も好きになれなかったが,本作自身も,この主人公もどこか,超越したところが感じられる.

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紙の本

『幻夜』と『白夜行』の関係って……?

2004/02/01 18:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひで - この投稿者のレビュー一覧を見る

 始まりは、阪神大震災のその日。すべてが崩壊した街の片隅で人知れず行われた一つの殺人。自殺した父親の葬式の朝、崩れた建物の下敷きになった叔父。叔父のポケットから覗く借金の借用証。水原雅也は、手にした瓦を振り下ろし、自ら叔父の命を奪った。

 そんな衝撃的なシーンから始まる物語は、その殺人を目撃した一人の女、新海美冬との出会いから、一気に加速する。彼女と共に東京へと進出した雅也は、影となり美冬を支える。二人の歩む道は「夜の道」。「たとえ周りは昼のように明るくても、それは偽りの昼」。

 本作は、装幀からも想像できるように『白夜行』を意識した作品である。装幀だけでなく、小説的な構造にも似た点がある。一つは、主人公が男女二人であり、そこに一人の刑事が絡むこと、一つは時系列に沿って物語が進み、そこに現実に起こった事件や社会状況が盛り込まれること。主人公の行動も、どんなことをしてでも勝利しようとする点に重点が置かれており、これらの類似点から本作を『白夜行』の続編として位置づけることもあるかと思う。

 だが、本作を続編として捉えるには、大きく違った点がある。『白夜行』では、その内容もさることながら、それまでの東野作品では見られなかった硬質で乾いた文体が印象的だった。この文体と共に、主人公の二人の行動を客観的に描くことで、人の理解を一切求めず、自分のためだけに生きていくその姿を浮き彫りにしていた。

 一方、本作では、乾いた文体が身を潜め、東野作品の多くに見られる比較的ウェットな文体が戻っている。その上で、雅也に焦点を合わせると、彼の迷いや苦しみという心の動きが主観的に描かれていることに気づく。これは『白夜行』にはなかった登場人物の内面描写であり、大きく違っている点である。

 では、両作品は全く違う作品であるか、といわれるとそうとはいえない。本作では、雅也の内面は描かれるが、一方の主人公・美冬の内面は一切描かれない。彼女の内面は、彼女自身の行動と会話の内容、そして周りの人間の想いから探る他はない。主人公の二人共にその内面が前面に出ず、読者はその行動から心の中を探る他はなかった『白夜行』との共通点がここにもある。

 こういった共通点と、違いという両面から考えると、本作は『白夜行』の続編ではなく、対になる作品と考えるのが正解だろう。本作は『白夜行』と、本質的に同じテーマを扱っている。この本質的なテーマとは、人間の存在意義、そのものであろう。『白夜行』では子供時代の事件によって、『幻夜』では震災と衝動的な殺人によって、それまで積み上げられてきたものがいったんリセットされる。

 ここから再構成される際に、自身の存在意義をどう捉え、そしてどういった方向へと動かすのか。この再構成されるまでを描くために、両作品共に時系列に沿い、再構成に影響を与えるであろう社会的な事象を取り入れているのではないだろうか。その結果、生み出されたのが本作では、雅也の生き方であり、美冬のそれである。

 本作では、東野作品の特徴である結末の曖昧さが非常にうまく使われ、読了後も読者に様々な想像をさせ、語らせる余地を与えている。ここで作者の考えをぶつけたり、明らかにある方向へと誘導するのではなく、読者の思い次第でどんな方向へも進むことのできるこの形。これもまた、自身の存在意義という重要でありながら、非常に曖昧な問題をテーマとした本作だからこその形だろう。『幻夜』『白夜行』この両作品を改めて対比させながら読んだとき、それはどんな想いを残してくれるだろうか。そんなことも考えながら、改めて両作品を読んでみたい。

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紙の本

夜はいつもミステリー

2004/06/20 22:46

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

「幻夜」東野圭吾。阪神大震災の日は自殺した父親の葬儀の日であった。天災の日の朝、叔父を殺した。同じく両親を亡くした女に殺害現場を見られた。…未曾有の災害の日の朝、二人は出会い新しい運命が始まった。場面は東京に移り、時は経つ。人並み外れた美貌を持つ女は銀座の老舗宝石店、男は金属加工の工場で生き始めた。殺害現場を見られ、救われた男は女の野望の影の支援者となり泥沼に落ちていくのだ。

 阪神大震災の混乱がストーリーの必然性とリアリティーを可能にした。ジャンルから言えばミステリーではくくれない。言うなればスリルとサスペンスに満ちあふれたエンターティメント。仕掛けられた罠も提示させられている。血に染まっていく過程も見る事が出来る。追いかける刑事の足跡も隠されていない。だだ1つ、この野望に満ちあふれた女は誰なのだ? 野望の完成を眺めながら女の正体を知りたいが為にページはめくられて行く。…と、言うわけでページをめくりましたよ、一挙に。休ませない。追い立てられるようにパラパラと。おかげで寝不足だ。ベールが一枚一枚はがされて行く後半は息もつかせないぞ。ラスト前はもう窒息寸前、撃沈されるぞとラスト突入をしたら、急に息が楽になり血圧も下がってきた。ううっ、窒息したかったのにぃぃ。いけず。(^_^;)

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紙の本

あなたの人生の目的は?

2004/06/17 04:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bash - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読み終えたあとに、この最後はありか?とやや怒りを覚え、普段は書かない書評を書いてみることにしました。

阪神・淡路大震災に絡んだ本だということだったため、また東野作品ならではのテーマがあるものと予想していたのですが、それは事件の”きっかけ”に過ぎませんでした。

そこからは予想と全く違う方向へと話が展開し、いつものことながらどんどん物語の世界へと引き込まれていってしまいました。

表現には相変わらずの臨場感があり、さすがだと思います。
阪神・淡路大震災に加え、まだ記憶に新しいサリン事件と当時の世情、
現在は持ち直しつつあるといわれている不況、特にメーカーの人間であれば誰もが経験したであろう苦境の日々を見事に表現しています。

一見したところ、女性の持つ怖さと男性の愚かさを誇張した作品なのかと思ってしまいますが、あの最後を読むとそれだけに終わっていない気がします。

自分の人生に確固たる目的を持ち、その達成に自分の能力全てを注ぎ込み、勝ち取ること。自分にとっての最高の幸せに近づくための最大限の努力。果たして私たちはそういったことにどれだけ貪欲に取り組んでいるのでしょうか。
不況とは言え、贅沢を言わなければそこそこ生活できてしまう現代。活力がないのは、そういった幸せに対する貪欲さが欠けているのかもしれません。

自分の幸せとはなにか、人生の目的とはなにか。それについて自分の持ちうる能力や環境をフル回転させているのか…。

あきらめるにはまだ早い…と言われているような気がしました。
望めば叶う。そんなヒロインが描かれているのかなぁと思います…
少々過激ではありますが(笑)

そうは言っても、あの終わり方は…。
皆さんはどうお感じになるでしょうか。

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紙の本

読みたまえ。

2004/02/14 17:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Blackheart - この投稿者のレビュー一覧を見る

生まれてからその命の尽きるまで、人はさまざまな起点に何度か立つことがある。いわゆる起点となる分かれ道に立ち、どちらに進むのか、どこへ向かうのかによって、最終的なゴールにたどり着くことになる。
方向性が分からないままに選択肢を選ぶこともあるだろう。また、方向性が分かっているからこそ躊躇なく、他の選択肢に目もくれずに進むこともあるだろう。
主人公の美冬は自分の方向性を確実に見極め、一生に一度たりとて遭遇することも困難な、千載一遇という言葉では表現できないほどの起点に立ち、まるで選択肢がないかのごとく自分の進む道を選んだ。彼女自身がそれを選ぶことのできない場所で、時間で、そして状況で。
美冬にとっては善でも悪でもなく、あくまでも自分が生きるための作業を淡々と片付けて行くようだ。
他人を利用する者はたくさんいるが、彼女はあくまでも自分を利用しているだけで、他人は美冬を利用しながら自らの起点を見失ってしまう。
これは主観ではあるが、この物語の「起点」とされている「白夜行」では主人公の周囲の人々の災いが苦々しく思ったものだが、この物語においては、主人公に肩入れをするような思いで読み終えたのが新鮮な気がした。

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紙の本

残念

2004/11/15 18:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 東野圭吾さんの作品群の中で 私がもっとも優れていると思う作品は白夜行である。そして 今回は同じテーマで挑んだ 続編または対ともいえる作品が幻夜だといえる。読んで最初の感想は「似ている」の一言に尽きる。白夜行を超える作品を期待していただけに 少々残念に思う。もちろんテーマが同じなのはいい 2人の男女が主人公であり 日の光の下を歩けない存在。暗さを含む描写は 私の好みにマッチしていて 勿論この作品も一気に読めた。しかし ラストを含め意外性がないのである。白夜行の時に感じたあの衝撃がない。どこか二番煎じになってしまっているように思えてならない。

 この作品自体は 勿論お勧めで 何の問題もない。
ただ 白夜行を読んだ後に読むと なんだか物足りない。
上質の文章で 読みやすくかつ 惹きつけられるのだが白夜行に比べて勢いがないように思えてならない

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紙の本

これに女は痛快感を覚えるか?男は被虐の喜びを感じるのか?

2004/02/19 17:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

阪神大地震で壊滅した街の瓦礫の中から過去を捨てて一組の男女が再生する。どさくさのさなかに叔父を殺害した男とその現場を目撃し沈黙している女の二人は東京へとむかう。もう一人の目撃者から脅迫される男と脅迫された男を救う女。女のいうがままになる男と男を徹底的に利用する女。無垢な娘に好かれてもこの悪女と別れられない男と男たちを踏み台にして金と地位を我がものにしていく女。破滅する男と成功する女。この女のクライム・サクセスストーリーは単純で読み手の予想通りに、しかしいつ露見するかと心配させられながら、犯行がつぎつぎ展開するから一気に読了できる。

新鮮さはない。この手の犯罪小説は昔好んで読んだ時期があった。日本型ハードボイルドの元祖・大藪春彦の『野獣死すべし』『蘇る金狼』『汚れた英雄』など良家のお嬢様や有閑マダムを恋の虜にして犯罪を積み重ねながら栄光を手にしていく男の話だったような気がするが、大藪の作品は読後の痛快感があったと記憶する。それはヒーローのターゲットが強大な力をもったワルだったからだ。女性の利用方法にも違いがあって、女性はヒーローがいかに性的魅力があるかを印象づけるための小道具であり、すくなくとも女性を犯罪の現行犯にするような卑劣なふるまいはなかった。

ヒロインにまったく魅力がない。肉体だけが取り柄のような女であってこざかしいが実力はないから男性におんぶしだっこされているだけである。逆説的だが、女性をこんな風に描くのは差別だと抗議されるのではないか心配です。女性の完全犯罪ならば宮部みゆき『火車』の主人公に新しい時代の女性の凄み感じます。

この作品、「週刊プレイボーイ」の連載だったのですね。野坂昭如が和製プレイボーイの元祖だなどと自称していたころを思い出します。そのころならばやはり連載犯罪小説は大藪春彦でしょうね。そこを今は男と女を逆の立場にする。女にもて遊ばれた男たちの物語でした。

書評集「よっちゃんの書斎」はこちらです

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2004/09/22 10:14

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2004/10/17 12:32

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2004/12/02 17:49

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2006/01/25 21:32

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2005/02/10 00:06

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