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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2004/02/28
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:21cm/282p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-8340-0586-0
読割 50
紙の本
魔女の宅急便 その4 キキの恋 (福音館創作童話シリーズ)
とんぼさんがかえってくる!ふたりでむかえる夏休み。キキの胸はたのしい計画でいっぱいになりました。そこに送られてきた一通の手紙。その意味は…さあ、本の扉をあけて、キキといっ...
魔女の宅急便 その4 キキの恋 (福音館創作童話シリーズ)
魔女の宅急便 その4
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- 税込価格:10,230円(93pt)
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商品説明
とんぼさんがかえってくる!ふたりでむかえる夏休み。キキの胸はたのしい計画でいっぱいになりました。そこに送られてきた一通の手紙。その意味は…さあ、本の扉をあけて、キキといっしょに17歳の夏の空を飛んでください。小学校中級以上。【「BOOK」データベースの商品解説】
とんぼさんがかえってくる! ふたりでむかえる夏休み。キキの胸はたのしい計画でいっぱいになりました。そこに送られてきた一通の手紙。その意味は…。【「TRC MARC」の商品解説】
キキは17歳になりました。いたずらっ子のヤアくんを預かったり、相変わらずにぎやかな暮らしです。遠く離れた町の学校に行っているとんぼさんからキキのもとに手紙が届きます。夏休みには会えると思っていたのに、雨傘山という山にこもるというのです。キキの17歳の夏はどうなってしまうのでしょう。お互いひとりになって大きな自然と新たな出会いのなかで成長するふたりの物語です。【商品解説】
著者紹介
角野 栄子
- 略歴
- 〈角野栄子〉東京生まれ。絵本、童話の創作を行う。「ズボン船長さんの話」で旺文社児童文学賞、「おおどろぼうブラブラ氏」で産経児童出版文化賞大賞を受賞。1984年には路傍の石文学賞を受賞。
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著者/著名人のレビュー
17歳のキキは、夏休...
ジュンク堂
17歳のキキは、夏休み前にとんぼさんから手紙をもらいました。雨傘山にひとりで入ることにしたというのです。キキはとんぼさんと会えなくなりがっかりしますが、いたずらっこのヤアくんを預かったり、宅急便の仕事で人と出会ったり、時はあわただしく過ぎていきます。二人はそれぞれの場所で違った経験をし、また少し成長していきます。
紙の本
17歳の夏
2009/11/18 00:33
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:marekuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔女の宅急便の第4作です。
本作においてキキは17歳になりました。
キキ17歳の夏。
そこでの出来事を中心に書かれています。
昨今のマンガなどと比較すると
恋に関する描写はかなり控えめな本シリーズ。
それが良いのか悪いのかの判断は読む人によって
異なると思いますが、個人的にはこれで良いと思ってます。
前作でも若干、その雰囲気がありましたが
キキはトンボさんが大好きになっています。
そして、そのトンボさんは離れた街に
勉強のために行ってしまっていて中々会えません。
遠距離恋愛になってしまいます。
そして、トンボさん以外にも素敵な男性が現れます。
肝心のトンボさんは夏休みに帰ってくる予定でしたが
山にこもるという事で帰ってこれなくなります。
当然、キキはおもしろくありません。
悶々と考えます。
本作においてトンボさんが出てくる場面は多くはありません。
もっぱら文通です。
そして、キキの仕事である宅急便もあまり出てきません。
その代わり、心理描写の多さは
シリーズでも1、2を争う本作であります。
魔女の衣装である黒い服に対して劣等感を持つキキ。
このあたりは映画にも出てきました。
そして、一方では魔女であることを特別視され
それに対しても疑問を持つキキ。
そして自分は何者であるかについて悩みます。
前作においても悩み苦しんでいたキキ。
しかし、前作のそれは自分中心であったのに対し
本作では自分と他者について悩みます。
それはトンボさんであったり、年頃の近い
女の子と自分を比較しての悩みだったりします。
お恥ずかしながら評者にも同じような時期があったような
なかったような・・・すでに遠い記憶です。
また、本作のラストの方で、母のコキリさんが
病気になります。
そこで、キキは色々と考えます。そこで考えた事が
次の巻に影響してきます。
そして、本作においてもキキは人との出会いによって
悩み考え、成長します。
黒猫のジジに関しては、本作でもしっかりと登場しますが
ジジも自分の存在について考えます。
キキほどではありませんが、悩む姿も散見されます。
本作のストーリーは前作ほど重苦しい雰囲気がありません。
キキやジジの悩む姿もありますが、どこか悩みの出口が見えてきている
ような安堵感のある本作です。
何となくこれからどのような展開になっていくのか
予想が出来てしまう本作ですが、それでも
まだまだ色々な贈り物をしてくれそうです。
思えば、映画の魔女の宅急便が大好きになり
原作の本作まで読み続け、はじめて映画を見た時は
キキよりも年下だったのに気づけば原作のキキより
大人になっている評者。
大きな憧れと共感をもって眺めていた世界観が
気づけば、そっと見守るように作品世界に接しています。
それは読み手の年齢が上がったことによるものに加えて
この作品の持つ不思議な力によるところが大きいでしょう。
なんだか応援したくなるようなストーリーなのです。
児童書なのでゆっくり読んでも、比較的早くに読み終えてしまいますが
ゆっくりと作品の世界を堪能したい。
そう思わせてくれる本作第4巻でした。
紙の本
著者コメント
2004/01/27 10:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:角野栄子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「贈り物をあけるときのようにわくわくするわ」
そういいながら、あたらしい町でくらしはじめたキキも十七歳になりました。
コリコの町の人たちに愛され、宅急便の仕事も、くしゃみの薬づくりも順調です。
でもこれまでいろいろありました。有頂天になったときも、めちゃめちゃ不安になったときも。
トンボさんという大好きな人もできました。
そして今、キキはもう完全にトンボさんいろに染まっています。
大好き、いつもいっしょよ。
魔女のキキが恋の魔法にかかってしまいました。
だれにもこういうときがやってきます。
だれにもこういうときがありました。
さあ、本の扉をあけて、キキと一緒に十七歳の夏の空を飛んでください。(角野栄子)
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『魔女の宅急便』 角野 栄子作 林 明子画
『魔女の宅急便 その2』 角野 栄子作 広野 多珂子画
『魔女の宅急便 その3』 角野 栄子作 佐竹 美保画