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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.2
  • 出版社: 白水社
  • サイズ:20cm/287,11p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-560-02849-4
  • 国内送料無料

紙の本

本棚の歴史

著者 ヘンリー・ペトロスキー (著),池田 栄一 (訳)

名著「鉛筆と人間」の著者が、古代ギリシアから現在まで、書物の歴史と肩を並べて発展してきた本棚という道具の知られざる歴史をたどる興味深い読み物。【「TRC MARC」の商品...

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本棚の歴史

税込 3,300 30pt

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商品説明

名著「鉛筆と人間」の著者が、古代ギリシアから現在まで、書物の歴史と肩を並べて発展してきた本棚という道具の知られざる歴史をたどる興味深い読み物。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ヘンリー・ペトロスキー

略歴
〈ペトロスキー〉デューク大学土木環境工学・建築土木史教授。著書に「鉛筆と人間」「フォークの歯はなぜ四本になったか」など。

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評価内訳

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紙の本

本棚から『本のある世界』を照らし出す

2004/03/11 15:56

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:御手洗陽 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 技術への深い理解をもつことで、周囲の世界と新たなかたちで接触することができる。そう指摘する著者は、これまでにも『鉛筆と人間』や『フォークの歯はなぜ四本になったのか』など、ちょっと不思議で、しかし刺激的な著作を生み出してきた。本書でもふだんの私たちの感覚からすれば地味な本棚に注目することで、私たちの「本のある世界」への考察に新たな知見をつけ加えている。

 本棚は歴史を通じて本と深く関わってきた。本が巻物として存在していた紀元前のギリシアでは、棚の上に並べるか、帽子箱に似た容器に収めるかが、主な保管のやり方であった。しかし中世ヨーロッパの修道院では、活版印刷術が登場するよりも早く、冊子状の写本の整理と収納がすでに懸案となっていた。それまでは鍵付きの保管箱や扉付きの戸棚に収納されていたが、新たに設けられた図書室のなかで、書見台の上に置かれるようになった。

 このときにじつは奇妙なことが起きている。まずひとつは本が鎖で結びつけられたことである。もともとは写本が貴重であったために書見台へと結びつけられたわけだが、その後もある種の習慣として残存し、今度は本棚へと結びつけられた。本棚そのものは本がさらに増加したことを受けて、書見台の上で読み書きする際に、いらない本を避けておく付属の棚として現れた。その後書見台や机から次第に独立して「本棚」らしくなっていくが、この棚の前面には相変わらずそれぞれの本から鎖が、まるですだれのように垂れ下がっていた。

 またもうひとつ不思議に思われるのが、本棚に並べられた本が、いずれも背を棚の奥の方に向けていた点である。ページをめくるときに手前に来るいわゆる前小口が、なぜか正面に向けられている。著者によると、このような独特の並べ方にはそれなりの理由があった。まずは美的な観点からみて、いわば蝶番にすぎない背の部分は隠されるのが望ましかった。また鎖が前小口側の表紙に結びつけられていたために、本棚の前面に向けておけば、からまって装丁を傷つけたりしないという利点もあった。さらに当時の本の背表紙には題名も著者名も表記されていないために、小口に施された装飾が本の識別に役立ってもいた。

 このように本書では、現在では忘れられている、奇妙な本棚と本の関係が復元されている。またその部分のほうが印象に残りやすいのだが、しかし、その奇妙な見かけの直接の背後には、現在を用意した関わり方も生まれている。私たちの「本のある世界」の成立を理解する重要な手がかりになるので、最後に著者の指摘を一歩だけ敷衍して確認しておこう。

 中世後期に本棚を仕切る縦板が導入されている。それは本の荷重によって棚が沈み込むのを防ぐものであったが、偶然にもブックエンドの機能を果たし、本を垂直に立てることを可能にした。そのために読者は他の本や鎖を乱すことなく、本を出し入れすることができるようになった。また棚の仕切りが細かくなったのに合わせて、本の分類も以前よりはるかに細かくすることができた。このような本棚のデザインは今ではありふれているけれども、本の側でそれより早く始まっていた冊子状のデザインと共に、情報への自在な接近とより高度な知の秩序を支えることで、私たちの「本のある世界」を用意してきたのである。
(御手洗陽/メディア論)

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