紙の本
ステキ!
2021/01/24 16:08
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
書斎に死体!「図書館に死体」くらい魅力的!
ありふれた題材という記載がありましたが、私、その手のやつ読んだ記憶がなく、とても新鮮でした。
もちろん犯人もアッと驚きながらもなるほどとうなる納得のラストでした。
紙の本
書斎に死体はよく似合う
2020/10/15 17:10
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ミステリの女王」アガサ・クリスティーには、二人の超有名な探偵がいる。
一人はエルキュール・ポアロ、もう一人がミス・マープル。
それぞれにファンがいるようだが、私はミス・マープルがやや好きかも。
何しろ彼女(ジェーン・マープルというのが本名)はロンドン近郊のセント・メアリ・ミード村に住む独身の老婦人に過ぎなくて、彼女の周りの村の人たちの類型から事件を解決していくのだから、素人探偵ここに極まるという感じだ。
この作品は1942年に発表された、マープル物の長編としては2作めになる。
これには「序文」がついていて、「書斎の死体」というミステリの「おきまりの素材」に挑戦する文章が綴られている。
気合十分のアガサだけあって、この作品はとても面白い。
マープルの友人でもあるバントリー夫妻の書斎からある朝若い女性の死体が見つかる。
疑われるのは当然亭主のバントリー大佐。村ではよからぬ噂が広がっていく。
そこでバントリー夫人はミス・マープルに助けを求める。
殺されていたのは近くのホテルでダンサーとして雇われたいたという女性。
探っていくと、彼女は資産家の男性に気に入られ、近々財産が分与されるところだった。
資産家には亡くなった娘と息子の、元の夫と妻がいて、若いダンサーが亡くなることで二人に与えられる財産が目減りしなくなるという「動機」があった。
そんな中、一人の高校生が焼死体で見つかる。
マープルは事件を解けるだろうか。
犯人らしき人物は途中でわかるかもしれない。
少なくとも、「書斎の死体」の正体は若いダンサーなのだろうかという、疑問がヒントになるのではないだろうか。
紙の本
ある朝目覚めると、書斎に見知らぬ死体が!
2022/03/17 16:32
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投稿者:藍花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
始まりからユーモアたっぷりで、事件は書斎を飛び出し思いもよらない展開に!ミス・マープルの鋭い人間観察力が冴えわたります。
ドリーの夫への愛とマープルとの友情もよかった。
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初マーブル。ドラマを見ていて脚本が変わるたび犯人も変わるという経験を積み、ほんとの犯人は誰やねんと原作を読もうとおもった。
まだ一冊目だけどマーブルばあさんの自画自賛と優越感がとても鼻につく。まったくこまったばあさんだこと。
文章のところどころに出てくる「1.2分考えた」とかいう言葉。会話の途中に1.2分黙られたらいらいらするやろうな。
ドラマを見ていたから時代背景やイギリスらしさにはすんなり入り込めた。
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NHK放映のドラマを先に観たんだけれど、結末まで読んでビックリ。どうして犯人を変える必要があるんだろう? まぁ、原作の犯人の方がありきたりだから、ちょっと工夫してみたのかもしれんが…。(2007-09-30L)
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マープル2作目。朝起きたら、書斎に見知らぬ金髪美人の死体があってびっくりーという小説でしかなそそうな話。わざと類型ぽくしてみた、ということらしいですが。
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映画に触発されてドイルを借りるつもりが、在庫がなかったので初アガサ。
バントリー大佐がおまるをどうしたのか激しく気になる。
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書斎に死体が…!?
村で起きた事件に、ミス・マープルが活躍します。
初期の作品で、ミステリの王道の一つのパターン。
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推理小説のレビューでだいたい高評価を受けている作品なので楽しみに読んだけど、、2章くらいで、中学のころに一度読んだことがあるのに気づいて意気消沈。
20年前に読んだ内容をうろ覚えしていることに驚き。
ただ犯人もトリックもあまり覚えていなかったが、
マープルがとある家を訪れるシーンは明確に心に残っていた。
人には薦められない。
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ある朝、書斎に死体が・・・。裏表紙の読んで即買っちゃいました。意外な展開を見せる後半はやっぱりミステリ好きにはたまらない
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書斎で見つかる死体。始まりはありふれた設定だけど、そこからが違う。見知らぬ女性の死体、まもなく被害者が明らかとなるけど・・・
展開がすごい。まさかこんな展開になるとは・・・犯人の心理を考えると面白い。
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書斎に転がる死体なんて探偵小説の中だけ―が、現実に見知らぬ女性の死体が大佐の書斎で発見された。深まる謎を解くため、ミス・マープルが駆り出され、まもなく被害者と“マジェスティック・ホテル”の関係が明らかになるが…クリスティーが「ありふれた設定」を「意外な展開」でみせる渾身作
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ミスマープルシリーズ2巻。
犯人が全然予想できなくて、結局最後読み終わるまでわからないまま。犯人を最後まで予想できない展開がおもしろくて、また奥深い!ドラマだけじゃなくて、小説もおもしろい( ^ω^ )
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図書館で。ミス・マープルの二作目。
書斎で不審者の死体が見つかった、というありふれた(ありふれているらしい)プロットを使ったお話、ということですが。昔の人物鑑定って確かに杜撰。そりゃあ写真も無い時代だったら人物詐称とか詐欺はさらに横行していたんだろうな、というのも納得できるなぁ…
殺人とそのプロットはさほどびっくりするようなお話ではないのですが人物の造詣とその心情がどのように移っていくか、という辺りが見事。人間は感情の生き物なんだなあ、というのがよくわかるし、そう言う心の機微みたいなものを捉えるのはさすがだなあ。そう言う意味では昔も今も老いも若きも人の考えることはそう大差ないんだろうな、と思ったりもしました。
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ミス・マープルもの。
今回はクリスティーが序文でも書いてあるように“書斎に死体が!”という、ミステリにおいてベタなシチュエーションに敢えて挑んだという、王道ミステリを楽しめる構成となっております。
謎解きだけではなく、マープルさんの鋭い人間観察力が冴えわたるのもお約束。(若干の思い込みがあるような気がしないでもないですが、)
ただ、ちょいと納得いかないのは、ガールガイドの少女が殺されてしまった理由が薄すぎる気がします。いや、可哀そうでしょ!って感じです。
因みにガールガイドって何ぞや?と思ったので調べてみたら、イギリスにおけるガールスカウトのことだそうです。