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商品説明
いま注目の「朝の読書」に最適の読書入門。読んでおきたい名作・傑作を学年別に10編収録。本巻では、別役実、川端康成、水上勉、三遊亭円窓、井伏鱒二、木下順二、芥川竜之介らの作品を収める。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
アーニャの道 | 森絵都 著 | 5-10 |
---|---|---|
夢見小僧 | 木下順二 著 | 11-22 |
親切屋甚兵衛 | 別役実 著 | 23-36 |
著者紹介
西本 鶏介
- 略歴
- 〈西本鶏介〉1934年奈良県生まれ。昭和女子大学文学部教授。評論家、民話研究家、童話作家として幅広く活躍。著書に「童話が育てる子どもの心」ほか多数。
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紙の本
芥川龍之介の『蜜柑』を読むために借りた、一冊!
2012/02/23 15:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
芥川龍之介著『蜜柑』の全文が読みたいと思い、図書館で探したところ、この本に行きあたりました。タイトルは読書の時間に読む本。対象は中学一年生でした。
大学の教授であり、民話研究家、童話作家の西本鶏介 さんが選んだ短編が10作。その中に『蜜柑』がありました。ちょっとあらすじを紹介すると…。
冬の日暮れ時、偶然にも列車に乗り合わせた男と少女の物語。
最初は貧しい身なりの少女を見て、あまり好ましくない気持ちを持った男は、しかしその少女の唐突とも言える行動を目の当たりにして、「ある得体の知れないほがらかな心もちがわきあがってくるのを意識した。」ほんのわずかな時間の共有、互いに話すこともなく、その後の人生でも再び会う事はないだろうこの二人。少女の行動がそのまま映像がくっきり浮かぶような芥川龍之介の筆さばきが実にすばらしくて、泣けました。
ほかには、水上勉著『母一夜』、井伏鱒二著『山椒魚』、川端康成著『雨傘』、森絵都著『アーニャの道』、星新一著『ねらった金庫』なども。こんなにも魅力ある短編が詰まった一冊に、中学生の多感な時期に出合うのは、それ以後の人生にも大きな意味を持ちますね、きっと。(●^o^●)(●^o^●)