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エンジェルエンジェルエンジェル(新潮文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 253件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.3
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/156p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-125335-8
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

エンジェルエンジェルエンジェル (新潮文庫)

著者 梨木 香歩 (著)

エンジェルエンジェルエンジェル (新潮文庫)

432(税込)

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みんなのレビュー253件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

誰もが誰かを赦したいと思っている。そして自分も赦されたいと希っている。

2011/09/08 07:22

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:道楽猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

こんなCMを見たことがある。

お母さんが自分の若い頃の写真を持ってきて
「ほら、これお母さん。昔はこんなに細かったのよ~」
とドヤ顔で我が子に自慢する。
するとそれを聞いた子どもはたったひと言。
「え?お母さんて若い頃あったん?」
お母さん思わずドテッとひっくり返る、みたいな。

そう、もちろん誰にだって若かった頃はある。
シワシワのお婆ちゃんだってある日突然しわくちゃになったわけではなく、ほやほやした赤ん坊の頃がちゃんとあったし、花も恥じらう娘盛りだってあったのだ。
私だって昔から今みたいなヒデヨシ@アタゴオル体型じゃなく、若い頃は…げふんげふん。いやそれはどうでもいい。

家の物置から持ち出した古いサイドテーブルと熱帯魚の水槽から出るモーター音が、ばあちゃんを遠い昔に引き戻す。
ある日突然、自分を「さわちゃんって呼んで」と少女のような顔で孫に告げる。
それは、医学的に見れば単なる痴呆の症状であったかもしれない。

けれど。

思えば私は生まれてからこれまで、色んな場所に想いを残してきた。
小さい頃、母と夢中になってヨモギを摘んだ田舎の畦道。楽しくて楽しくて、帰りたくないもっと遊んでいたいと思ったあの場所。
高校1年の頃、父親の転勤で遠く離れた場所に引っ越すことになり、当時の親友と泣きながら別れたフェリー乗り場。
大好きで夢中になったロックバンドの解散ライブ会場。
もう会えないのなら、ここで死んでもいいと思った。

思い出の場所には、当時の自分が、その頃の姿のまま、今も佇んでいる気がしてならない。

コウちゃんの引っ張り出してきた古いサイドテーブルには、ばあちゃんの強い強い想いが残っていた。
そこに留まっていた想いが、ばあちゃんの魂を、遠い過去に引き戻したのではないかと私は思う。

過去の思い出は、美しいものばかりではない。
あの時ああすればこうしていれば…。
そんな悔恨の念にかられる思い出も、きっとだれにでもあるだろう。

ばあちゃんは、赦されたかった。謝りたかった。
過去の自分の過ちを。
それがきっと今生の最後の願いだったのだろう。
天使のようだと言われたばあちゃんは、けれど自分は悪魔に魂を捧げてしまったのだと長い間苦しんでいた。

間違わない存在などない、と私は思う。
人であれ何であれ。みんな生きるのは初めてで、一瞬先には経験がないから一歩一歩手探りで進むしかない。
だから間違う。傷つく。傷つけてしまう。

誰もが誰かを赦したいと思っている。
そして自分も赦されたいと願っている。

人も動物も、恐れ多くも神様さえも、過ちを赦されたいと希っているのではないかと

読み終えて、はらはらとこぼれ落ちる涙をぬぐうこともなく、ぼんやりと亡き母の写真を眺めていた。

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紙の本

おばあちゃん

2004/04/09 10:23

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:じゅんれん - この投稿者のレビュー一覧を見る

孫であるコウコとおばあちゃんの心の交流がおばあちゃんの娘時代を絡めて丹念に描れています。コウコの自分の心に潜む悪魔との葛藤が初々しく、そして懐かしく感じました。自分の心の中の悪魔を殺して大人になるのか…それとも悪魔の存在に気付かぬ振りをして大人になるのか…大人になりきった今、自分ではわかりませんが、かつて私の悪魔と向かい合った時の苦々しい気持ちを思い出し、胸が締め付けられました。私の少女時代は完全に過去のものになってしまったんだという切なさでしょうか…?

私の祖母にも「私のおばあちゃん」としての顔だけではなく、悩み苦しんだ少女時代があったのだろうなぁと、ふと思いました。そして私もいつかおばあちゃんになり孫の姿を見て自分の少女時代を思い出すのでしょう。梨木さんの作品に出てくるような品と知性と教養とかわいらしさを持ち合わせたおばあちゃんになりたいです。

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紙の本

時を超え、世代を超えて解放されるふたつの心

2006/03/19 21:15

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:永遠のかけら - この投稿者のレビュー一覧を見る

それまで母がやっていた、寝たきりのおばあちゃんの夜のトイレ係をする代わりに、熱帯魚を飼うことを許されたコウコ。しかし、その夜から、なぜかおばあちゃんはコウコの前では活き活きと話をするようになる。自分のことをさわちゃんと呼ぶおばあちゃんとコウコの、不思議な関係。
祖母と孫であり、友達であり、姉妹。
現在と過去を行き来するストーリーの中で、心のもやもやを抱えながら、考え、悩み、傷つくさわちゃんとコウコに、私自身も考えさせられ、癒され、涙した一冊。

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紙の本

おばあちゃんと熱帯魚と天使

2015/08/24 17:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ef - この投稿者のレビュー一覧を見る

なるほど、うまく書いたものです。
 梨木さんの、短編と言って良い位の長さの本作は、巧妙に書かれています。
 主人公のコウコは女子高生。
 有数の進学校に通っており、補習や宿題の多さはシャレになりません。
 コウコも、学校から帰ると疲れ果ててすぐに眠ってしまい、夜中に起き出しては宿題などを片付ける毎日です。
 そのおかげでコーヒーをがぶ飲みし(何と、1日30杯!)、完全にカフェイン中毒になっています。

 このままではいけない。
 何か精神の安定を得られる物を……ということで熱帯魚を飼うことにしました。
 さて、しばらく前から、コウコの家にはおばあちゃんが同居していました。
 おばあちゃんは、ほぼ寝たきりで、認知症にもなっているようです。
 夜中にトイレに起こしてあげなければならないのですが、その世話をしているお母さんもすっかり疲れ切っています。
 たまたまその事を知ったコウコは、どうせ夜中に起きてくるのだから、私がおばあちゃんのトイレの世話をすると宣言します(そのことがあって、熱帯魚を飼うお許しも出たのですが)。

 この作品にはもう一つの視点があります。
 それは、おばあちゃんがまだ若く、女学校に通っていた時代の話です。
 現在のコウコの視点と、おばあちゃんの若い頃の視点が交互に語られるのですね。
 おばあちゃんは、同級生の公子さんに憧れていました。
 公子さんと親しい友人は、公子さんのことを「コウコ」と呼んで親しそうにしていたのですが、おばあちゃんは公子さんとは別のグループに属していたこともあり、うらやましい、自分も「コウコ」と呼びかけたいと思っていながらそれができずにいました。

 ある夜、おばあちゃんは、コウコに対して、自分のことを「さわちゃん」と呼んで欲しいと言い、コウコのことも「コウちゃん」と呼ぶようになります。
 おばあちゃんはぼけているのかなぁとも思うのですが、何となく自然にそのように呼び合うようになるのですね。
 おばあちゃん曰く、二人は姉妹みたいだって。

 さあ、何となくこの作品の巧妙なところが分かってきましたよね。
 この後、熱帯魚を巡ってひと騒動が持ち上がるのですが、その過程でエンジェル・フィッシュのこと、お母さんがぼけてしまったおばあちゃんを「天使みたいだ」って言ったこと、おばあちゃんが若かった頃、さらにそのおばあちゃんから「あなたは教会のステンドグラスの天使のようだ」と言われたこと……。
 そういうエンジェル達が語られます。
 でも、実はエンジェル・フィッシュはエンジェルなんかじゃ無かったのかも知れないのですが……。

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紙の本

真っ白な天使

2004/07/12 22:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちはな - この投稿者のレビュー一覧を見る

寝たきりのおばあちゃんと進学校に通う情緒不安定気味の孫のコウコ。
水槽のモーター音だけが静かに響く真夜中過ぎ、おばあちゃんは「さわちゃん」になり、コウコは水槽の中の世界の「創造主」になる。

「天使」という言葉をキーワードにおばあちゃんの子供時代とコウコの現在がくるくると入れ替わって綴られていく構成は、少しずつ話がつながっていって「なるほどなるほど」と感心しました。

誰もが持つ子供時代の終わりの悲しい思い出。
だけど本当はみんな真っ白な天使で、
そのことに気付いていないだけなのかもしれません。

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紙の本

私とばあちゃんが奏でる話の二重奏。切なくて、涙が出そうになりました。

2004/05/09 03:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る

不安定な気持ちを落ち着かせるために、熱帯魚を飼い始めた私。
なんだかちょっと惚けたようになって、孫の私のことも忘れてしまったばあちゃん。
そんなふたりの気持ちがいつしか不思議にシンクロし始めて、別々の時間が寄り添うように結ばれて行く物語……かな? と、そんな風に感じました。

奇数章が現代仮名遣いで、偶数章が旧仮名遣いで記されています。なんでも単行本では、「普通の黒色の活字とセピア色の活字とを使い分けるという趣向」(巻末解説の神田橋條治さんの文章より)だったのだそうな。この文庫版でも同じ趣向で印字して欲しかった、そのために値段がちょっと高めになってもと、そう思いました。そういう風に文字の色合いを変えて記載したほうが、作品の趣向としてより効果的だったろうと感じたから。

ばあちゃんが心に抱えてきた自責の念、その深かったことにと胸を衝かれました。もはやどうしようもないことかもしれないけれど、自分の心に潜んでいた悪魔をぬぐい去りたい、何か許しのようなものを得て心の傷を癒したい、その思いを感じて切なくなりました。最終章ではじんとくるシーンがあって、あとちょっとで涙が出てくるところでした。

北村薫さんの『リセット』とか、加納朋子さんの『いちばん初めにあった海』に似た味わいがあったかなあ。しみじみと胸に広がり、染みてくるような話の調べ。いい作品ですね。読み終えて、しんと心に満ちてくるものがありました。

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2004/11/01 22:18

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2004/10/21 09:28

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2004/09/29 03:15

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2006/01/03 19:27

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2004/10/24 00:51

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2004/10/21 20:18

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2004/12/08 07:06

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2004/11/27 21:16

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2005/05/05 21:54

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