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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 13件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2004/03/10
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/317p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-731607-2
文庫

紙の本

遊動亭円木 (文春文庫)

著者 辻原 登 (著)

【谷崎潤一郎賞(第36回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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遊動亭円木 (文春文庫)

税込 704 6pt

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みんなのレビュー13件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

粋人の堂に入ったお座敷遊びを眺めているような、小説の玄人のための小説。視力を失った噺家をめぐる人情ばなしに幻想風味もある谷崎潤一郎賞。

2004/04/25 15:37

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 なじみの店の敷居を決まった歩数のところですいっとまたぐように、あるいは幽霊が暖簾を揺らすことなく通り抜けていくかのように、この連作短篇は始まる。
 最初に掲げられた「遊動亭円木」こそが物語の主人公の名、二つ目で真打ちもそのうちというところ糖尿病から目をやられてしまった。師匠から見放され、目下、妹夫婦が所有するマンションの一室に居候中——という具合の身上話はおいおい明らかになっていくのだが、
——円木におもいがけない、むかしのひいき筋から大相撲の招待状が送られてきた。どこでどうやっていまの住所がわかったのか。先に電話までくれて、
「円木さん、なつかしい。わずらいの話はききました。でもくじけちゃいけません。あたしもようやっと債鬼のやつらをみんな死刑にして、……」(9P)
 鉢のなかでぴちゃぴちゃ音を立てる元気ものの金魚のごとく、話がいきなり跳ね始める。「まずはさておき経歴紹介」「まずはさておき作者の思弁開示」という、いちげんの客には門構えが圧迫的な文学作品とは異なる。そのような気易さもある反面…。

 遊び慣れしているのは何も出だしだけではない。「ボタン・コーポ」といういかにも下町らしい牡丹の鉢がいっぱいのマンションに寄った人たちの金魚を介したご縁やら、近隣の養殖池にからむ人脈、それらから派生していく旅先での人間模様やらといった展開の多彩さにも見受けられる。
 インテリの不動産業者、不法滞在の中国人、町長選の立候補者にその娘、茶館の経営者などのユニークな登場人物をめぐって、落語はもちろんのこと相撲、中国茶、観光地縁起、金魚、地震などについての薀蓄から、土地開発、地方自治、蛇頭による不法入国といった社会問題にまで目配せが行き届いている。

「村の名前」という芥川賞作品以来、辻原氏の書く小説は一定の質から決して落ちることなく、安定した信頼のおける文学作品の書き手として文壇でも読書子にも認知されていると思う。それを下支えしているのが『熱い読書冷たい読書』(マガジンハウス)で明らかにされている豊富な読書量であり、選書眼の鋭さだろう。
 だから、しゃんとした居ずまい、物の道理をわきまえながら温厚な雰囲気を周囲に漂わせ、いい女たちが隅には置いておかない円木も、回りの女たちの風情にチェーホフの描いた女性を重ね合わせたり、この世で5番目に好きな小説にカルヴィーノ『木のぼり男爵』を挙げたり、デュマ『鉄仮面』を朗読テープで聴いたりする。

「小説読み」や「小説書き」という小説の玄人とも呼ぶべき一群の人びとがいて、自分も最近そういうところの端にひっつかかっているのかな…という自覚が少しあるのだが、それでいて、それはよくない兆候だという気もするのではあるが、この小説にはそういう人たちのツボをぐっと押すような作品という印象がある。
「浮世のうつせ身」を意識しながらも、何のために小説を読んだり書いたりしているのかと思いつつ、長くなじんだ癖で小説から離れられない体質の人がいて、同じ浮世のうつせ身たる登場人物に自分を重ねる。これは、そういう人たちの常用薬のように作用する小説なのだろう。

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紙の本

水棲の盲人、虚実の狭間を泳ぐ。

2004/03/28 18:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この連作短編集を読んでいる間中、どうにも形容しがたい心地よさに包まれていた。主要な舞台となるボタン・コーポは東小松場川と設定されていて、その近辺の地理やら鉄道の乗り降りやらが比較的身近で耳覚えのある地名でしめられているのも一因であろう。こちとらは葛飾で江戸川とはすこし距離はあるが、JR新小岩近辺に所用があることも多く、そのあたりには多少の土地勘もある。しかし同時に、主人公の円木さんは目が不自由でありながら、呼ばれた、あるいは、ふとおもいたって、などといっては気軽に外出したりする。それは、大相撲の枡席だったり、塩原の宿だったり、象潟に父親墓参りにったり、江ノ島の旅館だったりする。その半分くらいについは、まったく土地勘もなければ地名に聞き覚えもない。それでも、やはり一種の安心感、は、感じるのである。円木さんは、そのフットワークの軽さと同じくらい軽快に、古今東西の虚構と現実とを往き来する。元落語家の盲人、という設定のおかけではやり落語ネタが多いのだが、それ以外にもカルヴィーノ、チェーホフ、デュマ、シュイクスピアなどがひょいとさり気なく引用される。フィクション故のご都合とはいえ、円木さん自身も、円木さんを取り巻く人々も、なかなか教養豊かな人たちばかりである。いったい、「オフィーリア」といってたちどころにその役所についてピンとくる市井の人がどれほどいるだろうか? しかし、仲間内で仮装大会を催すことになったとき、円木さんが「オフィーリアの扮装をしたい」というと、円木さんの妹の由紀さんも円木さんの妻の寧々さんも、たちどころに了解する。そもそも、連作中で「金魚」の果たす役割はかなり大きいものだし、巻頭の作品、表題作の「遊動亭円木」では、円木さんが誤解から金魚池に突き落とされるところで終わる。そのときに、「あおみどろの水を通した」視界を得たことが、後々の円木さんにとっても大きな転機となる。それに、温泉、川、酒、海、池……。この作品には、「水」に関連した事柄が、これ見よがしに散りばめられている。金魚池に突き落とされることでなにごとかに開眼した円木さんが、やはり同じ水棲の人、「オフィーリア」に扮したがるのは、当然のことなのかも知れない。

酩酊亭亭主

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2009/09/24 15:54

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2008/07/26 03:02

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2016/10/21 00:30

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2009/11/08 19:40

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2012/09/13 10:10

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2016/11/15 22:06

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2010/03/17 23:30

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2016/11/15 23:15

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2019/03/17 11:10

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2007/01/11 00:00

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2020/06/24 08:06

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