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- カテゴリ:研究者
- 発行年月:2004.3
- 出版社: 藤原書店
- サイズ:20cm/209p
- 利用対象:研究者
- ISBN:4-89434-380-0
紙の本
哲学宣言
著者 アラン・バディウ (著),黒田 昭信 (訳),遠藤 健太 (訳)
ハイデガーから、ナンシー、ラクー=ラバルト等、ヨーロッパを代表する多くの哲学者たちが陥ったドグマを乗り越え、現代フランス最後の哲学者が、真の哲学を高らかに宣言する。日本語...
哲学宣言
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商品説明
ハイデガーから、ナンシー、ラクー=ラバルト等、ヨーロッパを代表する多くの哲学者たちが陥ったドグマを乗り越え、現代フランス最後の哲学者が、真の哲学を高らかに宣言する。日本語版オリジナル・特別インタビューも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
アラン・バディウ
- 略歴
- 〈バディウ〉1937年モロッコ生まれ。高等師範学校(ユルム校)に学ぶ。高等師範学校哲学科主任教授。哲学者。著書に「存在と出来事」「ドゥルーズ−存在の喧騒」ほか。
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著者/著名人のレビュー
「アウシュヴィッツ以...
ジュンク堂
「アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮だ」とアドルノは言った。だが、実際に身を引いたのは「哲学」だった。後期ハイデガーは、ヘルダーリンをはじめとした詩の解読に向かい、ポスト=モダンは「大きな物語の終焉」を宣言した。
対してバディウは、詩人たちの時代の終焉を銘記し、存在論のために数学素の諸形態を召喚、愛をその真理の機能において考え、政治の一つの始まりへと導く諸々の方途を書き入れることによって、「哲学の再生」を高らかに宣言する。数学素・詩・政治的創意・愛を四条件に、客体なき主体の問題をその中心的問題とするその哲学は、すぐれてプラトン的である。
また、バディウは、「聖なるものへの様々な虚しい郷愁」が哲学を遮る妨げとなっていると見、「非神聖化」こそ、存在及び真理へ到達することが思考に対して開かれるための必要条件である、と言う。
本編よりも、後半部に収められたバディウへのインタビューと、訳者の一人遠藤健太による解説が、わかりやすく、バディウの思想と人となりを生き生きと伝えてくれる。
主著『存在と出来事』の翻訳が、待たれる。