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紙の本
20世紀後半でもっとも影響力のある歴史書のひとつ
2016/01/21 16:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原題を『フェリペ2世時代の地中海と地中海世界』といい、16世紀スペイン国王フェリペ2世の絶頂期にあって、地中海世界がどのように構成されていたかを分析しています。その第3分冊。帝国、社会、文明、戦争の諸形態、変動局面と経済情勢、について論じています。循環的景気回復の背景に構造的危機が潜んでいるのではないかというブローデル的分析には今日的説得力があります。