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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.5
  • 出版社: 東京創元社
  • サイズ:20cm/241p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-01298-1

紙の本

スペース (創元クライム・クラブ)

著者 加納 朋子 (著)

クリスマス・イブを駆け抜けた大事件のあと、大晦日に再会した瀬尾さんと駒子。ふたりのキーワードは「謎」。駒子シリーズ第3作。『週刊アスキー』『ミステリーズ!』連載を単行本化...

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スペース (創元クライム・クラブ)

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商品説明

クリスマス・イブを駆け抜けた大事件のあと、大晦日に再会した瀬尾さんと駒子。ふたりのキーワードは「謎」。駒子シリーズ第3作。『週刊アスキー』『ミステリーズ!』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

加納 朋子

略歴
〈加納朋子〉福岡県生まれ。92年「ななつのこ」で第3回鮎川哲也賞受賞、作家デビュー。「ガラスの麒麟」で日本推理作家協会賞受賞。著書に「月曜日の水玉模様」「沙羅は和子の名を呼ぶ」ほか。

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みんなのレビュー63件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

これって北村薫?やさしい視点、ちょっと距離を置いた人間関係、小さな謎、殺人の起きないミステリ、そして緻密な構成。勿論、褒めてます

2004/07/02 21:24

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

創元社のCLIME CLUBといえば、ハードカバー。紙質のせいか、頁数の割にどっしりとした重さを感じて、白い地にデザインがあって、背に黒いマークがと基本形があるのだけれど、加納のこの本は、もし叢書の印がなければ、単発の作品だろうなあと思わせるもの。とくに、そのファンタジックなカバー画は、もう完全に子供向けのホンダよな(いい意味です)と思わせる。

で、この本は『ななつのこ』『魔法飛行』に続く〈駒子〉シリーズの三作目。本の後に出ている作品案内のカバーを見ると、どちらの表紙も同じ雰囲気なので、きっと装画は全て菊池健なのだろう。装幀は柳川貴代+Fragment。この本に関していえば、表紙左下のペンギンと、後ろの右下のシマウマが、可愛い。

で、最初に加納朋子は「私が『ななつのこ』でデビューしたのが一九九二年、その続編が出たのが翌九三年のことですから、「続きはまだ?」というありがたいお声を耳にしつつ、お待たせすること十年以上」という長い期間を置いて出された続編で「できましたら『スペース』単体ではなく、『ななつのこ』『魔法飛行』と順番に読んでいただけたらなあ……と。」と恐縮気味にお願いしているのである。

ウーム、困ったなあ、今さら前の本を読めといわれてもなあ、とは思ったものの「もちろん、本作品だけでも完結したお話としてお読みいただくことはできます。」という言葉に甘えて、独断専行強行突破国民無視尊皇攘夷年金改革保守王国とばかりに、単独で読んでしまった。で、感想は、オモシロカッタ。

作者加納のお願いもこめた「はじめに」があって、小説「スペース」が始まる。もう、これ一本だけの長編だとばかりおもっていたら「バック・スペース」という、ほぼ同じ長さの中編があって、それが実は話の裏表みたいなもので、結局最後に今までのシリーズも含めて丸くなる、といった感じで、それがきっと加納の「おねがい」になったんだろうなあ、と思うのである。

何だか、ちっとも分らないだろう。この作品の内容に関していえば、これ以上のことは書けない。登場人物は、大学生になる入江駒子と、きっと彼女が密かに思いを寄せているのだろう、何でもお見通しというか、謎解きが大好きというフリーターの瀬尾さん、そして駒子に年賀状をだしてきた「はるか」ということになる。

でだ、あえて印象を書く。円紫師匠シリーズからペダンチックな文学臭を消したら、まさにこれではないか、そう思う。そして、いいなあ、うまいなあと感心する。初期の加納の良い読者ではないので、断言はできないけれど、『ガラスの麒麟』以降の、加納の最高傑作ではないだろうか。それが彼女のデビュー作の続編というのも、いかにも加納らしい気がする。

で最後に、私のようにシリーズ前作を読まずに、いきなりこの本を読む、という人にどうしても断っておきたいのが、「スペース」というのは「宇宙」の意味ではなく、だから当然「バック・スペース」というのも「裏宇宙」ではなく、まさにコンピュータのキーボードの「スペース・キー」、意味で言えば「空白」であること。もう、完全に気分はSFだった私は、軌道修正に結構手間取ってしまったので、そこのところよろしく。

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紙の本

スペースから何を読みとるのか

2004/07/30 17:25

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本を閉じてフーッとため息。最近、こんな感じの読後感を味わったような…そうそう「イニシエーション・ラブ」だっけ。あれも恋愛小説なのかミステリーなのか、読み手次第の分類って感じだったけれど、よく似ているなっと。でも、まさしくミステリーです。壮大な罠が仕掛けられたミステリーです。また「2文字」で鳥肌が立ってしまったぞ。

 本書は先に刊行された「ななつのこ」、「魔法飛行」に続く3作目と言うことで、作者も「はじめの言葉」で出来るなら1作目から順番に読んでいただきたいとお願いしています。もちろん単体でも読めると断っていますが。そうなんですよね、これはストーリー的にと云う事じゃなく感動の度合いに大きく影響しているからで、本当は絶対に読んで欲しいと思っている筈です。「カーテン」の重さはポアロの足跡を見続けてきたから味わえる舞台、だからこそクリスティは最後の最後に出して来たわけで、「逃亡者」は片腕のない男を捜し続ける苦難の旅を見てきたからこそ成り立つ物語なのです。始まりと終わりの間のスペースは必要な空間なのですね。

 主人公、駒子が持ち込む謎を天体好きの青年瀬尾が解くストーリーの中でそれぞれが置かれているスペースを読者に知らしめたのが本書とも言えます。本書では「スペース」と「バックスペース」と名付けられた2つのストーリーから成り立っています。「スペース」では駒子が友達に出したと言う手紙のコピーから手紙と織り込まれた謎を解くお話です。「バックスペース」は手紙に記された実写番、つまり手紙にされる前の元ストーリーです。多くは語れませんが、鮮やか過ぎる「スペース」での名推理は曲者だった。ボクはすっかり術中にはまってしまいました。だからこそ感動のラストを迎えられたわけですけど。

 「スペース」は実に多くの意味で使われています。 場所としてのスペース 宇宙のスペース 空間としてのスペース 手紙の行間、などなど。しかし、ストーリーを貫いているのは、親と子、兄弟姉妹、友達、そして恋愛に置いてのそれぞれの位置とその距離を表しています。お互いを尊重し認め、良い関係を保つ為には必要な位置と間隔があるのだと問うています。その上、この位置も距離も必ずしも一定ではなく、その時の状況で変わって行くものだと。全くその通りですね。それが簡単に出来ないから悩み苦しむのです。そんな回答の1つも用意されています。
 ホットドックにはソーセージじゃないけれど、本書に必要だったのは何もトリックの為に用意したわけじゃなく、テーマにこそ必要だったように、さり気なく書かれたストーリーは緻密で一分の隙もな構成されています。10年以上掛かった続編、そりゃ掛かりますって。オマケにもう一つスペース。運転席に後ろ、社員寮の後ろにもスペースが、文字通りバックスペースですけど。ラスト 「正しい場所にいるか」と自問、「ここより他に居場所はない」と自答して締めくくられます。期待を裏切らない「スペース」に惚れ直しましたね。ホントは加納朋子にと言いたいところですが、作家と読者のスペースを侵してしまうので我慢しておきます。

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紙の本

加納さんの《スペース》

2004/07/10 14:41

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『コッペリア』には大いに戸惑った。
デビュー作以来ずっと読んでいたが、今までと明らかに雰囲気が違ったのだ。

1990年以降ミステリ界では、『新本格派』と、それとは別のジャンルが注目を集めた。1989年北村薫さんが『空飛ぶ馬』で登場し、1992年に加納さんが第3回鮎川徹也賞を受賞した『ななつのこ』でデビュー。どちらも「身の回りにも起こりそうな、ちょっと不思議な事」を取り上げた、いわゆる《日常の謎》を扱ったミステリだ。その後このジャンルは、今まで取り上げなかった職業を探偵役に想定するなど様々な工夫によって、これまでミステリを読まなかった人達を購読者層に取り込み、どんどん裾野を広げていった。しかし作家数が多くなると、それぞれの特色を、明確に見分けられなくなった。加納さんも、北村さんの妹格として共に語られる事が多く、私も駒子シリーズ&アリスシリーズと、北村さんの「円紫さんと私」シリーズを「謎を解きつつ成長していくヒロインの物語」としてひとくくりに捉えていた。「似ている」事は「同じ」ではない。でも、加納さんを知らない人に作品を紹介する時、作者にとってはおそらく嬉しくないだろう文句を、私は口にする。
「今どき珍しい素直ないい子がヒロイン。作家でいえば、北村薫さんの書くのに似てる。」
本当は、作家のオリジナリティをちゃんと捉えた言葉が、きっと一番いい誉め言葉になる。でも、各々の謎について深く研究せず、単にエンタテイメントとして楽しみたい私には、二人の明確な区別を言えなかった。もしかしたら、おおかたの読者も私と同じで、それで、加納さんは悩んだのだろうか。「似ている」のではなく、独自の《スペース》を確保するために、彼女は世に『コッペリア』を送り出したのか。

駒子シリーズ&アリスシリーズでは、読者は駒子やアリスというフィルターを通して様々な出来事を見るので、どんなに酷い事件や人物が出てきても、最後は自分を仮託できるヒロインの視点に戻って来る。だからいずれも読後感は良く、安心して読める。『コッペリア』を読んだ時、「あ、加納さんはフィルターを取ってしまった。」と思った。いずれの登場人物も、むき出しのままこちらにぶつけられ、読んでいてとても痛かった。この先この路線を進んだらどうしようかと、次作を祈るような気持ちで見守っていると、やはり日常の謎を扱った『月曜日の水玉模様』の続編『レインレイン・ボウ』が現れ、今回の『スペース』が刊行された。ああやっぱりこの雰囲気がいい。決して人間を悪いままに捉えて終わらない、ぬくもりが感じられるフィルターの主人公があってこそ、加納さんの作品だ。私は安堵したが、結局従来路線に戻ってきた事になる。加納さんはこれで満足しているのか?と思った。すると、本作品の中に、「これは加納さんのメッセージ?」と思われるものを見つけた。

「回り道だったとは思っていません。あの頃のころを含めて、今まで私の選んできたこと、しでかしたこと、やり遂げたこと、全部が今の私のためには必要だったと思うから」(p237)

加納さんがミステリ界の中で居場所-《スペース》-を得るためにどうしたらいいのかは、私にはよくわからない。第一、それはプロの編集者や、加納さんの方がよく知っている。でも、ただこれだけは言いたい。作家だって成長し続けるわけだから、見るものだって違ってくる。それに、同じものを書いていたって、少しずつ視点や文章だって違ってくるかもしれない。だから、最初に自分が築いた《スペース》から無理に離れてしまうより、そこを起点として縦横に《スペース》を広げていく道を考えるのもいいのではないか。成長するヒロインと同じく、春夏秋冬を経て、加納さんが自分にとってこれだと思える作品・作風に-自分の《スペース》-に必ず辿り着ける事を信じ、今回彼女の投げた作品という名のボールに対して、私はこう返事を返す。

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紙の本

閉じた円環

2004/06/15 11:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひでぼう - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ななつのこ」、「魔法飛行」そして「スペース」。
これで、円環は閉じた。
「スペース」は駒子の裏面史。
そして、駒子と瀬尾との将来をも暗示する。
本格推理小説としての「謎」は全くないのだけれど、
加納朋子がずっと書いてきた「人生の謎」が残った。
そして再読して強く感じたのは、
「ななつのこ」は処女作にして、既に完成していたのだ、ということ。
きっと加納朋子は、ここから再出発するのだろう。
加納朋子の新境地に期待したい。

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紙の本

はじめに

2004/04/19 20:49

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:加納朋子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本を手に取ってくださった皆様、どうもありがとうございます。本作品は、『ななつのこ』『魔法飛行』(共に創元推理文庫)に続くシリーズ第三作目にあたります。私が『ななつのこ』でデビューしたのが一九九二年、その続編が出たのが翌九三年のことですから、「続きはまだ?」というありがたいお声を耳にしつつ、お待たせすること十年以上……もう誰一人待ってくださってなんかいないのでは、と怯えつつ、ようやく『スペース』を上梓することができました。スローテンポにも程があると、我ながら呆れてしまいます。
 そういう、なんとも間延びした間抜けなシリーズなので、この上お願いするのはあまりに厚かましくて気が引けるのですが、できましたら『スペース』単体ではなく、『ななつのこ』『魔法飛行』と順番に読んでいただけたらなあ……と。
 もちろん、本作品だけでも完結したひとつのお話としてお読みいただくことはできます。ですから私のこのお願いは作者の単なるわがまま、もしくは「冷めないうちに食べてね」という、お母さんの台詞のようなものとして、お心に留め置いていただけましたら幸いです。

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2004/10/13 13:26

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