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紙の本
日常が毎日楽しいそう
2013/03/12 11:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アオバト - この投稿者のレビュー一覧を見る
全巻持っていますが、hontoさんのフイルムコートサービスに惹かれ
全巻、フイルムコートしてもらい、再度注文しました。
ただ、よつばと!の場合は、表紙カバーをとった表紙も工夫がなされているので
保存版としてです。
とても綺麗な仕上がりで、大切な本は、フイルムコートをお勧めします!
よつばと!は日常漫画として、サザエさんを超える作品になれば良いなと
思います。
これからも、長く続いて欲しい唯一の漫画ですね。
(≧ο≦)人(≧V≦)ノ
紙の本
最高!
2014/03/09 22:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:noribunny - この投稿者のレビュー一覧を見る
よつばという女の子の日常なんですけど、これがなんでかとてもおもしろい。特別に変わったことを書いているわけではないのだけれどすごく楽しい。読んでると幸せな気分になります。
紙の本
究極の癒し系
2007/01/20 21:34
14人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:考える人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏休み。どこにでもあるような住宅街に引っ越してきた幼い女の子、よつばの日常を描いた物語。
といっても子供とその親が、やりたくなくても必ず経験する役所や病院や学校での煩雑な手続きなどは、決して描かれません。育児マンガのようなリアリティは欠如しています。
ここにあるのは小さな女の子と同居したい独身男性の夢の世界です。彼を本当に不快にさせたりウンザリさせたりするような、でも子供がやりがちな行動ってあるんですが、そこは巧妙に避けられています。
悪意のある見方をすると、よつばは「男に都合のいい女」の子供版であるといえるでしょう。脇役たちは服装などの点でかなり作りこまれたキャラクターであるのに、主人公のよつばと父ちゃんはそういった意味での個性が薄く、読者が自分の理想像を投影しやすくなっていると思いますね。
彼らの日常は至って平凡なものです。だれもが普段いくような場所、だれでも経験するような出来事、だれの身近にも存在するような普通の人々。まさにありふれた風景です。
ただそれだけのことが、日本での生活が浅くて好奇心旺盛な子供のポジティブな目を通して描くだけで、こんなにも新鮮で美しいものになってしまうのかという驚き!
本当に驚くほど綺麗に丁寧に描かれています。生活に必要な味気ない道具だの、どこでもみられるような風景だの街角だのが。いうまでもなくキャラクターも素晴らしい。細部にまで気を配って描かれている完成度の高い作品で、しかもその密度を感じさせない控えめなテンションが貫かれています。
ストーリーなどあってないようなものです。登場人物たちが試練に遭遇してそれを乗り越え成長するような物語ではないです。そういったものを求める人には退屈な作品だと思います。そのぶん気力や集中力がなくても読める、ストレスの少ない本です。
日々の暮らしに疲れた読者が、「自分の生活も視点を変えればそう悪くないはず」と再発見して癒される、そんな作品です。