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篠田真由美の小説は、どうにも女流作家の悪いとこばっかり目立つというか、耽美系というか。
男性は現実離れした、パターンを踏んだ「キャラクター」なのに、女性が妙に現実っぽいつまんない人物というか生きてないというか。
建築探偵シリーズは建築物へのこだわりが面白くて読んでるので、脇役の薬師寺香澄こと蒼(大体このニックネーム自体が嫌)関係の外伝シリーズは読んでないんですけれど。関係もないのにやたら蒼とその友人とのエピソードを引っ張ってくるのがうっとおしい。コアな「篠田ワールド」のファンには嬉しいでしょうけども、それだと女性読者しかつかないんじゃないですかね?
それとも、もともと「そっち系」な作家だから問題ないのかしら。
ミーハーなキャラクターノベルはどうでもいいから、ミステリをしっかり読ませてよ。
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建築探偵・桜井京介もの最新刊。
最近まとめ読みしたので登場人物の関係もばっちりだし、楽しく読めました。
ただ、登場人物の関係が他の巻より細かいので、建築探偵を始めて読む人には不向きかも。
このシリーズも随分長くなったけど
後どれくらい続くやら。。。?
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建築探偵シリーズ最新作(のはず)です。
東京を舞台に連続爆弾事件が起こるという筋なのですが……作中で爆弾をしかけられるとある場所が、私にとってたいへん馴染みのある場所でして、情景がリアルに想像できるのが楽しいような怖いような複雑な気分でありました。
それにしてもこのシリーズ読むたびに、同人ウケしそうだなあと思ってしまう……(汗)(2004/12/24)
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【ストーリー】
建築探偵シリーズ第二部完結作。旧朋潤会による関東大震災後に建築されたアパートが取り壊されるので、さよなら会として蒼が裏方を手伝う小劇団が演劇を行う段取りが進むが、主宰者が行方をくらます。一方、神代の元を訪れた工藤刑事は、自分の探し人の少年が東京の街を脅かす連続爆弾テロに関わっているらしいと相談に・・・・。
【感想】
いつもより、建築に関係あるかな?硬めのテーマです。最後の京介が、ちょっといい感じ。最後ちょっと泣けました。
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久々の建築シリーズの本編です。
やはり好きなキャラクターなので楽しくて仕方ありません。
今回はあまり京介がでしゃばってません。控えめです。
神代さんが主役のようですね。
京介と蒼がじゃれあいすぎてるのはあまり好きではないので今回くらいがちょうどいいくらいです。
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建築探偵10/15作。待ってましたよ! 第二部完結。
東京の街に現れた爆弾魔。玉石混交のネット情報の中から、京介は本物の犯行声明を見つけ出し、爆弾魔を追い詰めることができるのか。世界を終わらせる真の方法とは一体・・・?
以下ネタバレ。
京介が直接に爆弾魔を追い詰めていくわけではないのですが。
素直にとても面白かったです。京介の心の動きがとてもよく見える。その意味で非常に興味深かった。「桜井京介」がまた少し形をなしたなーー、形を変えたなーーー、というのが一番の感想。
ミズキとイズミが同一人物、っつーのは半分にならないくらいで分かりました。あと、まさかソブエが彼女だとは思わなかったんですが、祖父江さんじゃないな、とも思っていました。
だけどトガシにはびっくりした。っていうか、そうだよね、もう彼しか残ってないもんなーー!
犯人の立場に立って、腐った街を破壊する衝動を口にするくだりは、まぁ京介ってこういうこと真剣に思ってるんだろうなーー、でも動くことすら面倒でやらないだけなんだろうなーー、っていうのがとても自然に伝わってきましたね。実際に行動に移さないだけで、考えていることは爆弾魔と同じなんだ、という京介の告白は、本当に彼らしいと思いました。
ただ、普段は隠している暗い一面を読み手が意識できるというのは、逆に言えば、彼が他の人との関りの中でいい方向に変わっていっているからなんじゃないかと思うわけですよ。
だって、最初の頃の彼に同じセリフを言わせたら、そのセリフの上に京介が成立するだけで、京介の中の陰を印象付けることは難しかったんじゃないかと思うんですよね。
今の京介だからこそ、あの告白に意義がある、とでも言いましょうか。
きっと京介って、幸せに生きることを自ら望んで放棄してるんですよね。でも蒼や深春や神代先生との関係の中で少しずつ変わってきていて、それが自分でとても苦しいんだと思います。
・・・って、こうやって改めて書いてみると本当につくづく不幸そうな人だよなーー。
明らかに変わり始めている京介。第三部ではどうなるのかとても楽しみ。
というか、篠田先生の中での京介も、若干ではあるものの変わっているんじゃないかなーーと思います。目指す結末は同じでも、そこに至る過程が違う、っていうのかな。
うん、いずれにせよ、今後が本当に楽しみです。
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・桜井さんの心の狭さは、私の心の狭さでもある。なぜって私も基本的には自分の大好きな人たちの幸せしか願っていないから。
・幼稚な現代人は、一方で魂が老けている、というのもごもっとも。体験を伴わない知識ばかりが増えて、精神的に成長できないわたしたち。仮に体験してみても、どこかで見てきたようなことばかりで感動が薄い。それはなんとも不幸なことだなあー。日々の感動震えたい……。
・感嘆符を持って強調する朔太郎の詩が強烈。効果的に使われていました。
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2001年4月東京
安宅さんと北詰さんの軋轢と和解に涙を誘われてしまった
桜井京介が非常に人情的
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作品内容とは別件:
「失楽の街」ではアイテム・ヒットしないのでおかしいなあと
思ったら、タイトル入力が間違ってますなあ!\(^o^)/
「失楽の町」じゃないってば!!\(^o^)/
◎街 → ×町
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2008.8.26記 (8/17ごろ実家にて読書)
住宅公団とか三菱重工爆弾事件とか萩原朔太郎の詩とか...
Aha!なウンチクを楽しめました!
そうそう、それと、作者(篠田先生)の本音?ともいえる?
「火刑法廷」の犯行宣言文には、この電車通勤地獄の凡人
オヤジも胸がスッとしましたわい!!\(^o^)/ (p.167)
--メモ・リンク--
虹作戦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%B9%E4%BD%9C%E6%88%A6
三菱重工爆破事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E9%87%8D%E5%B7%A5%E6%A5%AD%E7%88%86%E7%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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連続爆破犯の声なき慟哭を京介は捉えられるか!?
建築探偵第二部、ついに完結!!
インターネットの海にひそかに書き込まれた犯行宣言。あでやかに桜咲く2001年4月、巨大都市東京を爆弾魔が跳梁する。転々する犯行現場を繋ぐミッシング・リンクはなにか。怒りと悲しみに突き動かされて漂泊する犯人を、桜井京介は捉えることが出来るのか。失われゆく古き東京への挽歌とともに、建築探偵第二部完結!!
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建築探偵シリーズの2部の終了だそうで…。最後に京介が○○を○○したのが、終りってこと? あとがきで作者が書くのがしんどかったみたいにあったけど、読むのもしんどかったよ(苦笑) いつものメンバーが揃ってても、ほとんど活躍してないからな。なのに、へんに腐女子を刺激するようなことをちりばめてるし。やっぱ、そういうのは違うと思うんだが…。
といいつつ、続きは気になるので次が出たら、間違いなく買うんだけどさ(苦笑) ということは、「もう買わん」ってほど。面白くなかったという訳ではないのか。つか、それなりに楽しかった…らしい。
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ずいぶん前に読んだ本。
取り壊しが決まったモダンなアパート。
最後のイベントで上演予定の劇なのに主催のグラン・パが行方不明。
同時期、東京中を震撼させる連続爆破事件。
そして蒼と翳が被害にあう。
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建築探偵第二部完結作品。
シリーズ自体は今冬完結しましたが、未読があったので図書館で借りて読みました。
インターネット掲示板で予告、爆弾魔、過去の事件、
なんだかいろんな要素が散りばめられていたような感じ。
ミステリという雰囲気はあまりないかな?
主要キャラクターはそれぞれ出てくるけど、
たいした役目もなく。。。
ちょっと間延びしてしまった感じです。
ただ、物語はサクサクと進みあっという間に読み終わります。
勢いでミステリ読みたい時とかによいかも。
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インターネットの海にひそかに書き込まれた犯行宣言。あでやかに桜咲く2001年4月、巨大都市東京を爆弾魔が跳梁する。転々する犯行現場を繋ぐミッシング・リンクはなにか。怒りと悲しみに突き動かされて漂泊する犯人を、桜井京介は捉えることが出来るのか。失われゆく古き東京への挽歌とともに、建築探偵第二部完結。
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壮大な建築ともいえる東京都
その要に鎮座マシマスあの××××(伏字)
インターネット・過激派・公安
そして、京介逮捕!
跳梁跋扈する爆弾魔と歴史的なアパートメント
いくつものモノガタリが交差して事件が終息
このシリーズがスゴイのは登場する主役達が
傍観者じゃなくて「目いっぱい」関わっちゃう
のが良いです