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紙の本
生きるということに価値を見出せる言葉の数々が詰まった一冊。
2004/09/05 01:06
31人中、30人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
病を得て会社を休職した際、図書館で偶然に訳者の近藤千雄氏の本に出あった。
氏の体験に基づく不思議体験が語られていたが、その中にシルバー・バーチについても触れられていた。気になっていたがようやく本書を手にすることができた。
今、本書を手にとり、生きていくという意味を示唆され、こわばっていた気持がゆるゆると溶けていくような気分である。
とりわけ、「暗闇にいる人に光を見出させてあげて、苦しみに疲れた人に力を与え、悲しみの淵にいる人を慰め、病に苦しむ人を治し、無力な動物への虐待行為を阻止することができれば、それがたった一人の人間、一匹の動物であっても、その人の地上生活は十分価値があったことになります」このシルバー・バーチの言葉に感動した。
また、人生において背負いきれない苦労は無いという言葉に気持が安らぐ思いがした。既存の宗教では救われない私というやっかいな存在にどれだけ意味深い言葉を与えてくれたことか。この世には魂の修行に来ていると言われても、こんな苦労などしたくないと思うのが一般の考えであるが、苦労の意味を説明してくれる。
あなたとは何か、なぜ生まれてきたのかなど、ふと立ち止まった時に思い起す疑念について丁寧に説いていってくれる。
健康に見放されたとき、多くの友人たちが真摯に励ましてくれ、勇気づけてくれた。職場に復帰してからも、毎日、昼食に誘ってくれる同僚が居たことがどれほどありがたかったことか。
シルバー・バーチに言わせれば、きっと、この人たちは地上生活における意味を知っているのだと思う。ありがたい存在を私に与えてもらったと感謝している。
生きるということに価値を見出せる言葉の数々が詰まった一冊でした。