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第三阿房列車(新潮文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 19件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.7
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/293p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-135635-1
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

第三阿房列車 (新潮文庫)

著者 内田 百間 (著)

第三阿房列車 (新潮文庫)

562(税込)

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みんなのレビュー19件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

旅の形にはいろいろあるが、ただ列車に乗るためだけの旅でもこんなにも楽しいものなのである。

2004/09/23 20:39

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:花月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

百鬼園先生こと内田百間の抱腹絶倒鉄道エッセイ阿房(あほう)列車シリーズの最終巻。
最終巻といっても列車旅行記の最後を飾る華々しい豪華な旅がつづられているかというと特にそういうわけではなく、第一、第二の列車行と変わらずこの巻も珍妙かつ淡々とした語り口の奇妙な鉄道エッセイで充たされている。

確かにこの本は旅行記であるのだが普通の旅行記のように旅先の風景や風物、グルメが描写されているわけでは決してない。
では、一体なにが描かれているのか。
百鬼園先生の名言「行きたい所はないが、列車には乗りたい」に集約されているように車上の出来事が綿々とつづられている。
まさに鉄道マニアによる列車話の元祖とも言うべきエッセイなのである。
ただいわゆる鉄ちゃんの列車蘊蓄話とは一味違う。
百鬼園先生本人から醸し出されるそこはかとないユーモアが小さな逸話の一つ一つに満ち溢れている。
さらに百鬼園先生にいつもお供というか無理矢理供をさせられている国鉄職員のヒマラヤ山系君との道中の会話が、実に珍妙かつちぐはぐで面白い。
知らない町や風物の探訪を全く目的としない、ただ列車に乗ることだけが目的の旅が、こんなにも面白いものかと読み進めるうちに自然と顔がほころんでくるのがなんとも言えずうれしい。

この巻には、巻末におまけとしてグレゴリ青山さんのエッセイマンガが載っているが、これがまた傑作なのである。
なるほど百鬼園先生をマスコットにするとまさにこんな感じなのだろう。
旅のお供に是非百鬼園をお一つとついつい失礼なことを考えてしまう。

現代は、蒸気機関車の時代を遠く置き去りにして、飛行機との競争で速さばかりがもてはやされる新幹線の時代であるが、鉄道ファンならずともこの本を手に取って、目的のない旅行の楽しみの一端を味わった上で、身近なローカル線の小さな旅の中で是非ご自分の阿房列車を実感して欲しいものである。
ただ、惜しむらくは百鬼園先生が非常な楽しみとしていた食堂車なるものが今の鉄道にはほとんど無くなってしまったことだ。
列車の中でテーブルに着いて給仕を受けながら窓の景色や食事やお酒を楽しむ醍醐味は、もはや海外でしか味わうことができない。
長距離寝台特急だけでなく新幹線や昼間の特急車両でも食堂車を復活させてもらいたいものである。

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紙の本

乗鉄万歳!

2012/10/26 10:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆきだるま - この投稿者のレビュー一覧を見る

第三阿房列車で話が終わってしまうのが、悲しい!もっといろいろな阿房列車の旅を語ってほしかった。続きは私がと思うものの文才が無いのがもっと悲しい!

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2016/07/23 11:29

投稿元:ブクログ

阿房列車もとうとう最終列車が出た。この後、百けん先生は何度か鉄道旅行をしているらしいのだが、それが阿房列車シリーズにまとめられることはなく、晩年は身体が衰えて列車での長旅ができなくなったため、結果的にこの第三阿房列車が最終列車となってしまった。まさに「なまけるには体力が必要」であったわけだ。しかし、その遺志は阿川弘之、最近では酒井順子に受け継がれ、今日に至るも阿房列車を走らせる輩は後を断たない。

もともと阿房列車の楽しみは卒意の面白さというか不作意の妙といったところにあった(もっとも、同乗したヒマラヤ山系氏が後に書き記したところによると、当初よりかなりの部分がフィクションだったようだが)のだが、第三阿房列車では「菅田庵の狐」や「列車寝台の猿」などやや "狙った" 作編も含まれている。まあ、それはそれで独特の恐怖感があり、楽しめる。

2005/11/28 20:34

投稿元:ブクログ

鉄道に乗ることが目的という旅。そんな旅は今はもう出来ないんだろうな。スピードが速いと味わえない楽しみがある。

2016/02/12 21:27

投稿元:ブクログ

房総以外の行き先が長崎、四国、熊本、興津、松江と、すべて東海道を西に向かう行程。「泊まったら起きなくてはいけない、それが面倒くさい。」という百閒先生と稀代の雨男ヒマラヤ山系の、ただ移動するだけの道中記第三弾。解説にある「こだま阿房列車」、読んでみたかったなあ。

2007/06/25 12:41

投稿元:ブクログ

岡山市出身の先生は、東京へ出てからも度々帰省していたようだ。
阿呆列車には宇野線が登場する。
宇野線は岡山と四国連絡の宇野桟橋を結ぶ総延長30キロ余りの支線だが、昭和の後半には四国連絡の役目を担い相当に栄えた。東京直通の寝台列車、大阪からの特急、急行列車が頻繁に出入りし、しかも多くの列車には展望車、1等車、食堂車等、まだ小さかった僕には立ち入ることすらままならない雲の上の車両が連結されていた。
百鬼園先生が訪れた宇野線は、まだそのような栄華に至る前の盲腸線だったようである。盲腸線ゆえ先生の好きなオサケは出る幕もなく、淡々とした短時間の乗車である。
現在の宇野線は瀬戸大橋の完成に伴う宇高連絡船の廃止によりもとの盲腸線に戻っている。

2008/05/02 22:07

投稿元:ブクログ

第三弾まであったんだ!といそいそと買って参りました。
百?先生のああした、こうした、と言う話を周りに大分触れて回っているので周囲は大分辟易してきたご様子。でも面白いんだもの〜 百?先生は呼び捨てではなく、お名前を言うときは『百?先生』、とまるで知っているかのように語っております。
まず表紙。この見事に曲がったへの字口。今時(の人ではないですが)子供でもこんな仏頂面はしないと思われます。ここからして、ああ、と苦笑を誘うのです。

自分は貧乏性で人間が卑しいので旅に出るとか言うとあれもコレも見て回りたい、著名な史跡、風光明媚な景観はなるたけ見て帰りたい、なんて思う人間でして。
百?先生のようにただ宿屋で贅沢に何もしない時間を費やしてみたり、名所に行かずそこいらに生えている植物を見て色々思ったり、そういう贅沢な時間を使えずに居るのです。いつかはやってみたいけれども年々せっかちになっていく気がするので夢の又夢、と言う気もしないではありません。

とりあえず犬房崎、は勉強になりました。銚子のはずれだから犬吠崎、か。趣があるではありませんか。

2008/09/02 20:47

投稿元:ブクログ

http://blog.livedoor.jp/masahino123/archives/65138828.html

2013/06/16 21:43

投稿元:ブクログ

百閒先生のこの絵に描いたようなへの字口と、いかにも偏屈そうなしかめっ面が好きなんだよなぁ。
この顔まんまのテンションで、こんなにとぼけた作品を書くとは。

2011/09/23 09:04

投稿元:ブクログ

百閒先生の狐や猿の話を読んで、晩年の父が話していた「クイズに正解しないと料理が食べられないレストラン」を思い出した。そんなことを考えながら夜中に読み終えたせいか、久しぶりに眠りが浅かった。

2014/11/18 13:57

投稿元:ブクログ

目的地に用もなく、ただ単に列車に乗るということをくり返す、作者:内田百聞。列車が手段でなく、目的と化している。これは飛行機マイル修行を行っている身としては、十分共感できる。

2010/09/18 14:20

投稿元:ブクログ

内田百閒の阿房列車のシリーズはこれが最後です。
「第三阿房列車」には「長崎阿房列車」「房総阿房列車」「四国阿房列車」「松江阿房列車」「興津阿房列車」「不知火阿房列車」が掲載されています。
四国阿房列車では、風邪をひいて高熱を出し「なまけるにも体力が必要」だという真理を発見した内田百閒・・アルプス山系君との迷コンビで、汽車に乗ってはあっちへこっちへ・・我が侭で偏屈で、結構気を使っているくせに気を使うのが下手な愛すべき老人です。

2012/06/27 15:32

投稿元:ブクログ

ただひとこと、阿房列車が好きです、とだけいいたい。
「なんにも用事はないけれど、汽車にのつて大阪へ行つて来ようと思ふ」と発車した阿房列車は、お世話役のヒマラヤ山系氏をお供に、津々浦々の列車旅。
これ以降は同様に列車旅はしたものの続編執筆はなさらなかったそうで、これにて阿房列車は終着。

百閒先生の周囲の人たちはみな、非常に趣があって魅力的に描かれている。匿名だしどこからが脚色かどうかは別にして。そのため作中の再会シーンは読んでるこっちも懐かしくなってしまう。
毎度鞄を貸してくれる交趾氏や鉄道局の甘木氏など百閒先生の友人はもちろん、一献に招いた人びとや、旅館の女中、列車の職員など、硬い文章の中で慎ましくそれでいてすごく生き生きしていて、その様子が目に浮かんで、思わずにやりです。

旅先の風景、旅館の様子は、情趣豊かな映画を見てるように想像出来る。
けれど、ぽろっとこぼす感想や、山形氏との会話に、しんみりと旅情に浸ってるところを邪魔される。小気味よい。それが『阿房列車』の魅力だと思う。うまく言えないけど、独特のユーモアと言われる部分。

やっぱり、例えば山形氏との会話。
山形氏は希代の雨男と描かれてます。
九州・八代の帰り道、大雨によりダイヤの乱れがあった急行「きりしま」での会話。
抜粋 [P281]:
「何だか普通に走って行くじゃないか」
「どうもそうらしいです」
「すると一件は駄目だね」
「何です」
「東京駅の払い戻しさ」
「ああ、あんな事はいいです」
「大分の金額だぜ貴君」
「するする走るから仕方ありません」
「もっと降らせなさい」
「いったん払ったものはそれでいいです」
絶妙なバランスが心地よいです。

ヒマラヤ山系氏という謎な人物は、先生の教え子だそうで彼も小説家です。今度は山形氏の著書も読んでみたいです。

2012/02/25 16:56

投稿元:ブクログ

第二阿房列車の解説を高橋義孝先生が書かれておりました。
初版時の昭和30年の解説です。
その高橋義孝先生は『随筆内田百閒』の中で、次のように百閒さんを評していると、山口瞳先生は『内田百閒小論』の中に残しています。
「けだし先生は頭が少しわるかいらである」
「つまり頭のはたらきが常人より少しのろいのである」
ここだけを引用すると誤解をまねくかも知れませぬが、正に百閒さん(或いはその著作)を言い得ていると思います。

芸術院会員に推され、それを辞退するときに「イヤダカラ、イヤダ」と仰ったとされる百閒さん、その偏屈爺ぶりが本作にもいかんなく発揮され、第一、第二に続き楽しく読めました。

2013/01/11 22:11

投稿元:ブクログ

ご存じ百閒先生の「旅をするための旅」「列車に乗るための旅」も,本巻で終わりを迎えるのである.第一の頃は何しに付いてきているのかサッパリわからなかったヒマラヤ山系さんも段々キャラが立ってきたが,若干マンネリの感もあり.第二が一番良かったかな?

旅先で出会う予定の古い知り合いについて,「一緒に行ってご案内するなぞと云い出されては,事が複雑になる.旅先でどこかへ出掛けるには,人に黙っているに限る.」あいかわらず,この人は,僕の生まれ変わりではないかと思ってしまう(逆か).

旅館で飲み過ぎた次の朝,「寝不足と宿酔の為に,体を動かすのも気持ちが悪い.だからじっとしている.何の因果でこんな目を見なければならないのかと思う.用もない旅に出掛けてきて,....(以下略)」 そりゃ,用もないのに旅に出て,夜中3時まで騒ぐからですって! 

そういえば,東京日記の「長春香」はフィクション風小説だと思い込んでいたが,実話であるらしいことが本書の中で言及されている.

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