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商品説明
未来社会論に新鮮な光を当てた「『ゴータ綱領批判』の読み方」と「『資本論』のなかの未来社会論」に加えて、著者の関連研究論考を集成して、より緻密な未来像を明快にする。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
不破 哲三
- 略歴
- 〈不破哲三〉1930年生まれ。日本共産党中央委員会議長。著書に「エンゲルスと『資本論』」「レーニンと『資本論』」など。
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紙の本
分配の「定説」の誤りを正した先に広がる豊かな未来社会
2015/12/31 13:11
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投稿者:このかな - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会主義社会は「労働に応じて受け取る」、共産主義社会は「必要に応じて受け取る」という「定説」は、レーニンがマルクスの「ゴータ綱領批判」を誤読したことによるものでした。この分配の違いによる社会主義社会の二段階発展論は、スターリンらに悪用されるという歴史的経過をたどります。(もちろんレーニンの活動には、今日の「市場経済を経ての社会主義」の理論につながるような成果もあります。)
肝心なのは主な「生産手段の社会化」ということ、合理的な生産活動によって「労働日の短縮」をはかり、自由な時間をつくりだすところにあります。「必然の国」「自由の国」が意味する内容と関係は――難解なマルクスの表現も解明されています。
著者の不破さんは、日本共産党の幹部を歴任し、現在は党社会科学研究所所長を務めています。「はしがき」では、2003~2004年に発表した論文をまとめたものと紹介しています。日本共産党の「綱領」を改定した時期のものです。