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ぶらんこ乗り(新潮文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 499件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.8
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/269p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-106921-2
文庫

紙の本

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

著者 いしい しんじ (著)

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

税込 562 5pt

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みんなのレビュー499件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

「おたがいにいのちがけで手をつなげるのは、ほかでもない、すてきなこととおもうんだよ」

2010/07/26 23:21

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

「もういない、わたしの弟」が、書いたノートが
麻の袋に入って出てきた。

彼が、4歳でノートをもらってから書かれ始めたそのノートには、
彼が当時語らなかったことがすべて残されていた。

彼がその出来事をどのように感じていたのか、捉えていたのか。

「私」は、そのノートを読むことで知ることになる。

当時は知らなかったことをすべて。

4歳の彼が書き始めたノートに書かれているのはひらがなだけだが、
「太字の黒ペンを使ってていねいに」書かれていて、
「字のまちがいはほとんどみあたらない」のである。

彼は「はなしをきくのがうまく」て、
「私がきいたこともないことばや知識を、
形のいい頭のなかにてんこもりで仕入れ」、
そして、お話をつくるようになる。

ノートには、彼がつくったお話が全部残っている。

彼は、6歳で不慮の事故に遭い、声を発することができなくなる。

それ以来、ノートに書かれるお話の質は変わっていく。

彼のところに動物たちが現れ、その語る話を書いているというのだ。

  まいばん、このぶらんこのえだに
  カエルやら白いネコやらいろんなのがきて、
  ぼくにとりとめもなくはなしかける。

  というよりおとをたててみせる。

  なきごえやしぐさから、
  そのどうぶつのみたことやおぼえていることが
  ぼくにはよみとれるんだ。

  まだなれていないから、ぼんやりとだけどね。

  ぼくはいま、それをなんとかことばにして、

  おはなしにできないかどうか、がんばってるとこ

ノートには、「おしくらまんじゅう(としよりのカモメがもくげきしたこうけい)」や
「ローリング(どぶネズミのみたできごと)」などが書かれていく。

弟のお話の中で、本編の中で3度、解説も入れれば4度も引用される部分がある。

「手をにぎろう!」という、弟が事故に遭う前に書いたお話の一部である。

ここでは、さらに地の文をはずして、セリフ部分だけを引用してみる。

これだけでも、強烈な印象を残すのだ。

  「わたしたちはずっと手をにぎってることはできませんのね」

  「ぶらんこのりだからな」

  「ずっとゆれているのがうんめいさ。けどどうだい、すこしでもこうして」

  「おたがいにいのちがけで手をつなげるのは、ほかでもない、すてきなこととおもうんだよ」

このおはなしがつくられた日、家族はサーカスに行っている。

彼は、サーカスに行く前から「サーカスは、この世のはてにたっている」、
「この世とあっちがわとのあいだでゆらゆらとゆれている、くうちゅうぶらんこ」
といったイメージを持っていた。

  サーカスは思ったとおりだった。

  あっちがわとこの世の、ちょうどあいだにある。

  ぼくはなんどもあっちがわにひっぱられそうになった。

  でもずっとおねえちゃんがみていてくれた。

  ぼくにはちゃんとうしろからロープがついていたんだ。

  だからあんしん。

  あんしんしてみるサーカスはひりひりとして、ほんとどきどきだった。

タイトルの『ぶらんこ乗り』は、
サーカスを見た後からぶらんこにのめり込み、
誰よりもぶらんこがうまくなり、
そして、事故の後は、ほとんどをぶらんこの上で過ごすようになった
弟のことを、一義的には指しているだろう。

だが、それだけではない。

誰もがひとりきりで、
それぞれのぶらんこに乗っている存在なのかもしれない。

もしも、それぞれのぶらんこが止まったまんまだったら、
生きては行かれないように思う。

同じぶらんこにふたりで座って、
生涯手をにぎりあっていることはできない。

だが、ぶらんこをゆらして、
ほんの一瞬でも誰かとつながれることが信じられるのなら、
ぶらんこに乗るのはひとりきりでも生きていかれる。

「わかるものじゃないから、わからなくてもいいが、
受け止めなくっちゃならないもの」がある。

でも、それを受け止めるためには、
「信じられる物語」が必要なことがある。

本書は、そんな物語の力を教えてくれた。

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紙の本

「癒し系」はもういいよ、という人にこそ。

2004/08/05 23:43

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ここ数年だけの傾向ではないのかもしれないけど、あざといくらいに感傷的な演出、これみよがしの安直なストーリー展開、などのユーザーの程度を低く見積もったような作品がばかすか売れる、などという風潮が一部にあって、例えば「癒し系」などという呼称も、この手の文脈のなかでやはり「安直に」使用されることが多い(ような気がする)。そもそも、「泣けます」とか「純愛!」みたいなコマーシャリズムまたはイメージ先入型のカテゴライズないしはレッテルは、対象作品の内実を忠実に反映しているとは限らず、逆に、あまりにも模糊蒙昧でいい加減な印象を与えがちであり、「堅実な読者」ほど、実はキャッチーな惹句にには適度な警戒心を持っていたりする。
 とどのつまり、いしいしんじの読者になるような人、というのは、ブック・デザインとか全部ひらがなの筆名とか、あるいはどことなく童話風の作風とかから類推するに、のかなりの割合の人が、いわゆる「癒し系」みたいなキャッチーなコピーに飛びつくような方々ではないのか、などと偏見に満ちた邪推をしてしまうわけですが、でもそれって、とってももったいないことだと思いますわよ。
 わたしもね、いしいしんじの作品は、この文庫ではじめて触れたわけれど、当初想像していたやりは、コツンコツンと硬質な手応えを感じることが多かった。
 現在高校生の「私」が、ひょんなことから出てきた「弟」が昔書いた「おはなし」とか「手紙」を読み返しながら、自分たちが小学生だった当時の出来事を回想する、という構成で、時間軸的にみても「現在」、「現在からみた往事(小学生時代)」、「往事(小学生時代)に見聞した事柄と、現在の思考力を駆使して想像してみる両親やおばあちゃんの挿話」などをいったりきたり、しかも、前述のように、所々に(というか、分量的にいえば、全体の半分くらいはあるのか?)小学校時代に「弟」が書いた、ひらがな書きの「おはなし」とか、後半になってくると、両親から届いた手紙、なんかが挿入されていく。こんだけ雑多な要素をザッピングしながら進行していく割に、読み口自体はかなりスムーズで、読了後の印象も、かなりクリア。というか、「シンプルだなあ」とか、思ってしまう。
 単純なことを複雑に書くのには技量は要求されないが、複雑な事物をシンプルに読ませるのには、相応の技量が必要なのである。つまり、いしいしんじは、かなり「うまい」。
 あと、最初のほうで触れた「癒し系」云々についてもう少し補足すると、語り手である「私」の視点で素直に読むと、やはり「癒し系」といっていいかと。でも、「私」が語る主たる対象である「弟」の心情を想像しながら読むと、実はこれがけっこう硬派なテーマ性を備えた物語であることに気づく、という仕掛けになっている。
 すなおに「私」の語りに身を委ね、「やわらかい物語」にひたるもよし、その語りから逆照射される「弟」の行く末に思いを馳せるもよし。この物語、短いながらもなかなか手応えのある作品なのでございます。

酩酊亭亭主

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紙の本

不思議

2016/01/17 14:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:れん - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんだか読みおわったあとに、不思議な感覚になります。
素敵な作品です(^^)

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紙の本

感想

2015/07/28 03:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かいちょー - この投稿者のレビュー一覧を見る

不思議で、あったかくて、本をひらくと本のなかにいるような感じがする本です。どくとくの言葉遣いと、世界観が良いです。童話のような世界観なのに切なくて、もう一度読みたくなります。

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紙の本

月のような夢

2007/07/10 22:03

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

私にとって「家族」というのは、月みたいなものです。すごく憧れていて、欲しいと思うけれど、自分のものには絶対にならない存在。
 だから、ファミリー物には弱いです。両親がいて子どもがいて……そんな、どこかの大臣が言うような健全な家庭であるかどうかは、どうでもいいことで、血縁関係も年齢も性別も、出会ってからの年月も関係ない。
 ただ、これは恋愛でも友情でも同士でもなく、「家族」を描いているのだというジャンルはあるのです。児童文学でもミステリーでも、ハードボイルドでもファンタジーでも、ボーイズラブでも歴史小説でも、純文学でも漫画でも、ファミリー物が自分のツボということは、ずっと前から気づいていました。


 さて、「ぶらんこ乗り」は思い切り、このファミリー物でした。語り手「私」の語り口調が不自然に感じられたり、家族にふりかかる事件があまりにも現実離れし過ぎていたり、ケチのつけようは幾らでもあるのですが、読んで良かった一冊です。
 「私」の家族は、夢のような存在でした。家族の誰も完璧な人間ではなくて、齟齬も失望もあり、それぞれに孤独も感じるのだけれど、互いを愛おしく思い、支えあおうとしています。「私」をはじめとして、とても魅力的だけど、とても風変わりな弟を、受け止めることができた家族は、稀有な存在だったと思うのです。


 物語は「私」が、今はもういない弟が残した古いノートを手にするところから始まります。ぶらんこが上手だった弟は、物語を作る天才でした。声を失っても、動物と話が出来ました。「私」が手にしたノートには、彼が作った物語や会話が残されていました。この物語も、一つ一つが味わい深く、とても短いのですが、くっきりと絵が浮かんできました。特に作品のテーマを凝縮したような「手をにぎろう!」は、シャガールの絵が合いそうです。
 そして、ノートに残されていた大切な真実。
 この隠されていた真実も含め、ちょっとひんやりとしていて切ない物語です。運命の残酷さや、人の儚さ、この世とあちら側の狭間の脆さを感じます。それだけに、大切な人の手は離してはいけないのだと思いました。
 かけがえのない弟を失った「私」の、これから先の人生が希望に満ちたものであるように、そっと祈りつつ本を閉じました。

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紙の本

暖かい 優しい 悲しい 切ない

2017/06/07 22:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

綺麗な感情が溶けあって出来た結晶のような作品です。人の思いを純化し続けて寂しく美しく出来上がった物語。

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紙の本

いしいさんの個性があふれている

2017/03/09 09:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あんみつこむすめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めていしいしんじさんの小説を読みました。
読み終えて思ったのは、
すごく個性の強い作家さんだということです。
だから、好みも分かれるかもしれません。
読みにくいというわけではないけれど、
小説というよりは、抽象画の絵画のようだなぁと私は思いました。
読後感に爽やかさはなく、少し暗い気持ちになってしまいました。

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2004/09/27 16:04

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2015/03/08 09:07

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2006/01/03 18:43

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2004/11/14 18:18

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2007/03/12 22:01

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2005/12/01 21:25

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2010/05/01 22:15

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2005/11/13 14:13

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