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収録作品一覧
らくがき | 武井彩 原作脚本 | 8-72 |
---|---|---|
ウニトローダの恩返し | 上原正三 原作脚本 | 73-138 |
楽園行き | 村井さだゆき 原作脚本 | 139-192 |
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紙の本
社会の闇を覗かせる、大人のSF童話集。
2022/04/08 16:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
初期の怪獣が出てくる『ウルトラQ』ではなく、平成になって深夜枠で放送された『ウルトラQ』の小説。
もともと『ウルトラQ』は怪獣が出てこない、いわゆる『世にも奇妙な物語』のような不思議なSF物語を描く予定だったそうなので、これが当初の円谷プロで考えていた形なんだろうな。
テレビ版も観ましたが、小説の方が捕捉などが入ったり、登場人物の感情描写が細かく入って面白いかも。
(もちろん、テレビ版も面白いですが、また違った面白さがあります)
4編の小説の中でいちばん好きな話は、「落書き」かな。
現代社会に警鐘を鳴らすような作品で、ガンなどで亡くなる人よりも、消息不明になる人の方が多いということに衝撃が走った。
よく「ガンより死亡率が高いのは自殺」とか言われるけれど、この消息不明の中にもきっと自殺者はいるわけで…
でも、もしかしたら、この小説のように違う世界で生きているのかもしれない。
なんだか、いろいろ考えさせられるダークファンタジーでした。