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紙の本
難しかった~…
2015/10/05 18:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
発売された頃は「NEXTダヴィンチ・コード」的な謳い文句で手に取ったのですが、
題材が私には難しかったなと思った記憶が(苦笑)
本書で「女性の文化と歴史」と書かれている『ヒュプネロトマキア・ポリフィリ』。
むしろこっちが気になって、ページが進まなかった(’_`;)
根っからミステリ好きではないのを思い知った一冊。
ダヴィンチ読めたなら、いけそうですけどね^^;
紙の本
彼と彼女との符合
2012/03/20 19:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:拾得 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書については、ここbk1ですでに適確なレビューがついており、付け加えることは
ほとんどないので、ごく個人的な印象まで。
「ダヴィンチ・コード」の余勢をかって、手にとられた方も多いかもしれない。ただ、本書の「謎解き」の中核となる古書とその背景となる歴史をあまりよく知らないと、「何がなんだか」という思いに、しばしばとらわれた。このような古典読解ミステリー(?)を読むのであれば、「おたから蜜姫」のように、「竹取物語」など日本人に身近なもののほうが、入り込みやすいのではないだろうか。
それでも本書を手繰る手がとまらなかったのは、謎解きそのものよりも、主人公の彼女ケイティーの存在だった。時に、陰鬱な雰囲気さえ漂わせる謎解きの中で、主人公をとりまく学園生活と彼女の存在は、まばゆい輝きを放っていた。謎解きの深みにはまってしまう主人公と、現実に引き戻そうとする彼女との、この2人の関係がどうなるのか、どうもならないのか、そんな思いで物語を読み進めることになった。
これがハリウッド映画であれば、「彼女」は常に主人公のそばにいるものだが、現実ではえてしてそうではない。本書でも、彼女は謎解きそのものに深く関わるわけではないし、時に主人公は疎ましくも感じているようにさえ思える。しかし、この物語で欠くべからざる存在であることを確認して、本書を閉じることができた。