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商品説明
気鋭のプログラマー各務は、なぜ殺されたのか? 尊敬する先輩の死の謎を解くため、ネット上に構築された電脳空間「惑星ペルセポネ」にログインした来栖。犯人探しを開始した来栖を虚実の世界を往来する巨大な悪意が襲う。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
黒田 研二
- 略歴
- 〈黒田研二〉1969年三重県生まれ。信州大学経済学部卒業。出版社勤務を経て、2000年「ウェディング・ドレス」で第16回メフィスト賞を受賞。他の著書に「クレイジー・クレーマー」など。
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紙の本
ヴァーチャル空間での出来事と、現実がクロスする面白さ
2005/01/28 09:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yumikoit - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヴァーチャルリアリティをテーマにした推理小説というと、私が一番最初に読んだのは岡嶋二人の「クラインの壺」だったなぁ。
こちらはヴァーチャルリアリティというよりはネット界のヴァーチャルコミュニティが舞台。
ゲームのような感覚で、ネット界にいる色々な人たちとおしゃべりする。RPGのような画面で、自分の作ったアバターが歩き回る。
パソコンやネットが舞台、というと何でもトリックありあり、みたいな印象があるけれどもこれは違う。プログラムの作成や、ネット界での成りすまし。二重に登場してくること。別の名前でのログイン。もろもろ。
ちゃんと基本を押さえながら、それでいてきっちりとミステリになっている。
ちょっと物足りないというか、出来すぎているのは、ヴァーチャル空間に出てきた殆どの登場人物が、現実社会で主人公の周りにいた人物であったということ。普通はもっと、世界各国(日本語ベースのサイトでも、せめて国内全域)に散らばってるもんじゃない?
まぁこれはこのヴァーチャル空間が、テスト運用というかかなり限定されたものであるという設定上の制限が効いているんだろうけど。
それでも十分に楽しめたミステリーでした。うんうん。
しかしなぁ。こんなの本格的に始めたら、ホントただでさえパソコンの時間が長い私はパソコンの前から動かなくなるのが目に見えてる。危ない危ない(^_^;)
紙の本
内容紹介
2004/08/31 15:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒデ兄ちゃんが死んだ−。気鋭のプログラマーとして将来を嘱望されていた兄ちゃんが、なぜ突然自殺したのか? 鍵はどうやらインターネット上の仮想世界(ヴァーチャル・プラネット)にあるらしい…。
人の死までも表現できる精緻な電脳仮想世界で連続殺人が勃発。同じ頃、仮想世界に参加している現実の人間も謎の死を遂げていた。現実世界と仮想世界の双方で繰り広げられる推理合戦の果てに明らかになる驚愕の真相。新進気鋭の実力派が放つ、渾身の電脳青春本格ミステリ。
黒田研二
1969年三重県生まれ。信州大学経済学部卒業。出版社勤務を経て「ウェディング・ドレス」で第16回メフィスト賞を受賞。「硝子細工のマトリョーシカ」で2002年本格ミステリ・ベスト10の第5位。