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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2004.9
- 出版社: 以文社
- サイズ:20cm/177p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-7531-0237-8
紙の本
西洋が西洋について見ないでいること 法・言語・イメージ 日本講演集
フランス法制史の泰斗ルジャンドルの2003年秋の来日講演集。「西洋が西洋について見ないでいること」「話す動物とは何か−人間の組立てについての考察」「人間のドグマ的な次元に...
西洋が西洋について見ないでいること 法・言語・イメージ 日本講演集
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商品説明
フランス法制史の泰斗ルジャンドルの2003年秋の来日講演集。「西洋が西洋について見ないでいること」「話す動物とは何か−人間の組立てについての考察」「人間のドグマ的な次元についてのいくつかの考察」の3講演を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
西洋は本当に地理的な概念にすぎないのだろうか | 3-24 | |
---|---|---|
西洋が西洋について見ないでいること | 27-68 | |
話す動物とは何か | 69-108 |
著者紹介
ピエール・ルジャンドル
- 略歴
- 〈ルジャンドル〉1930年フランス生まれ。精神分析家、法学博士。西洋法制史の研究と精神分析をベースにした「ドグマ人類学」を提唱。著書に「ロルティ伍長の犯罪」など。
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紙の本
久々にヨーロッパの根幹を理解するための快著
2004/09/13 18:26
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投稿者:以文社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はフランス法制史の碩学ピエール・ルジャンドルの来日公演集である。法制史といっても、ここで語られていることはすべてが<法とは何か>という端的な一点を巡ってであり、それが言語やイメージ、主体、アイデンティティなど重層的な構造を持つことが力説されている。さらに重要な点は、このような理解が西洋社会にどっぷり漬かっていては見えてこず、いわば<西洋を人類学する>視点をもたないと見えてこない、ということである。
本書の視点は以上のように深く、多岐に渡るが、それだけに法学(この分野とて法科大学が乱立しようとする現在、法学者にはぜひとも読んでほしいが)のみならず、自民族中心主義が語られて以来、西洋近代とは何か?という関心は読者の深奥に強く刻み込まれており、そして何より今日的な<自らとは何か>を問う比較文化論への視座の新しい案内としても、読者に訴えてほしいと思っている。
西谷修による本書の解題「旅の荷物」は必読!