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環境リスク学 不安の海の羅針盤
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 20件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.9
  • 出版社: 日本評論社
  • サイズ:20cm/251p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-535-58409-5
  • 国内送料無料
専門書

紙の本

環境リスク学 不安の海の羅針盤

著者 中西 準子 (著)

【日経BP・BizTech図書賞(第5回)】【毎日出版文化賞(第59回)】ダイオキシン、環境ホルモン等の環境問題に真摯に取り組んできた著者の航跡をたどる講義録、環境リスク...

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環境リスク学 不安の海の羅針盤

1,944(税込)

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商品説明

【日経BP・BizTech図書賞(第5回)】【毎日出版文化賞(第59回)】ダイオキシン、環境ホルモン等の環境問題に真摯に取り組んできた著者の航跡をたどる講義録、環境リスク学の分野を切り開き、リスク評価の先をも見渡す論考等、中西リスク論の全てを結実。環境にとって大切なものを改めて問う。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

中西 準子

略歴
〈中西準子〉1938年中国大連生まれ。東京大学大学院工学系博士課程修了。産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センター長。著書に「都市の再生と下水道」「環境リスク論」など。

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著者/著名人のレビュー

 ダイオキシン、環境...

ジュンク堂

 ダイオキシン、環境ホルモン、BSEなど、新聞紙上をにぎわす環境問題では、かつての公害のように目に見える被害は非常に少ない。それにもかかわらず、目には見えないが何か悪い影響があるかもしれない、将来何か異変が起こるかもしれないという「不安」だけが大きくなってきている。そうした、多くの人が不安に感じることについて、どの程度心配すべきかを判断し、それをもとに行くべき道を探すことの助けとなるものが「環境リスク学」である。

 著者は、東京都の下水道問題を手始めに環境問題にかかわり、さまざまな軋轢のなか、ファクト(事実)を追い求めてきた。その対象がダイオキシンになっても姿勢は変わらない。真のダイオキシン発生源を突き止めたのである。そして今、ファクトに裏付けられたリスク評価を展開しつつある。相当矛盾を含み、それへの「悩み」「迷い」が赤裸々に語られている。

 現場を見て判断し続けたからこそ言える主張が、本書に満ち溢れ、読みものとしても楽しめる。環境リスク論の入門書としてふさわしい。

出版ダイジェスト:2004年11月
テーマ『地球は警鐘を鳴らしている/環境の過去・現在・未来を考える』より

みんなのレビュー20件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

グレーゾーンの評価

2004/11/01 10:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:後藤和智 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 環境問題は公害問題とは違い、生物にとって有害となるような要因が少しずつ蓄積されて、それがあるレヴェルに達して始めて生物への悪影響が現れる。また、ある設備や施設などを建造し、稼動させる場合も、たとえ短期的には何の影響がなくても、長期的には何らかの影響がある、ということも大いにありえる。
 だから、本来、環境を守るために必要なのは長期的なリスク評価のはずである。ところがわが国では、昨今の環境ホルモンやダイオキシン、そして狂牛病に見られるように、リスク評価という視点が一般市民やマスコミの間ではなおざりにされているように見える。だから、ダイオキシンを減らすためには大型の焼却炉で高温でがんがんゴミを燃やさなくてはならないだとか、外国から牛を輸入するためには全ての牛について狂牛病の検査を行わなければならないだとかの倒錯した論理がはびこってしまう。
 本書は、「環境リスク論」にこだわり続けた著者による環境リスク学の短い歴史の記録である。この著者が環境リスクのことを考え始めたのは、東京大学の大学院で汚水処理に関わり始めたときである。著者は、このことに大きな興味を持ち、汚水処理の分野から環境リスク評価への道を突き進んでいくことになる。
 ところがその道は波乱万丈の道であった。著者が最初に関わった仕事は、1960年代後半当時最先端といわれていた浮間下水処理場であったが、著者はそこから排出されているカドミウムや水銀の量に疑いを持ち、その排出量の統計的な詐術を見抜いた。結果としてその下水処理場を閉鎖させることはできたのだが、著者は東大の他の部署から村八分を食らい、学生や教職員が東大の姿勢に反対するストライキを行うまでに至った。
 それ以外にも、個人下水道・流域下水道の環境リスクや、ダイオキシンの排出量が減少していることなども、特定の団体や行政から無視されたり抽象されたりすることもあったが、数々の紆余曲折を経て、ついに2001年4月には、独立行政法人化学物質リスク管理研究センターが設立された。今でこそ当たり前に使われている「リスク削減コスト」とか「損失余命」とかいった概念も、ファクトにこだわり続けた著者やその協力者の熱心な態度がなければ一般化し得なかっただろう。
 本書の前半は横浜国立大学の最終講義と化学物質リスク管理センターで行われた講演の原稿が元になっており、後半は「新潮45」(98年12月号)と「中央公論」(04年5月号)と中西氏のウェブサイトに掲載された文章で構成されている。さすがに今となっては「新潮45」に掲載されたダイオキシン騒動への批判は当たり前のことばかり書かれているという印象もあるけれど、やはり当時としては著者の立場に立つ人が作家の日垣隆氏しかいなかったということもあって、その目新しさは際立っていたし、どちらが正しいかも明らかになった。
 ウェブサイトの文章が元になっている第5章では、ラドンや騒音によるリスクから、リスク論の批判に対する反論など、興味深い事例が多数提示されている。欲を言えば、もう少し加筆を施して欲しかった。
 本書の中でも、213ページに載っているこの文章には、著者のリスク論に対する情熱が凝縮されているように思える。
 《「新しいリスクを発見できないなら、リスク論を止めろ!」》

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紙の本

高邁な思想、高度な内容、平易な表現。現代社会人必読の書。

2004/10/18 17:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SCORN - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は、我が国において、環境リスク評価という新しい分野を開拓してきた第一人者。本書は、その基本的な考え方をコンパクトにまとめた優れた啓蒙書である。高邁な思想と高度な内容が誰にも理解できる平易な言葉で書かれている。現代社会に生きるすべての人が読む価値がある本である。
全体は5章構成。第1章は、今春、著者が横浜国大を退官する際の最終講義の再録。下水道問題から出発し、水循環の促進という問題意識からリスク研究に踏み込んだ経緯と現在に至るまでの展開が、その時々の具体的事例の説明とともに語られる。我が国の環境リスク学の発展の歴史であると同時に、孤立にも圧力にも負けず、前人のいない世界を切り開き、さらに進み続けようとする一人の学者の歴史でもある。淡々とした記述だが、読んでいて感動を覚える。著者の思想・行動の核となっている個人史にも触れられており興味深い。
第2章は、リスク評価の基本的考え方を解説するQ&A。リスク評価について、その歴史、意義、批判とそれに対する考え方等多角的な観点から、著者の経験と思想に則した説明がなされている。肯定的側面だけではなく、内包する課題も含めて、リスク評価について鳥瞰できる有益な入門編になっている。
第3章は環境ホルモン。1998年に著者が雑誌に発表した論考の再録であるが、発表当時は環境ホルモンをめぐって社会的に大きな騒ぎになっていたことを思い起こすと、当時からその危険性の過大評価を疑問視していた著者の見識の確かさと、その基盤となっているリスク評価思考の有効性が確認できる。
第4章はBSE問題。本章も雑誌に発表した論考の再録だが、発表時点は今春。まさに現在進行形の問題に関する提言。本稿において、著者は全頭検査に対し強い疑問を提起する。著者が提示する「検査率をあげてもリスクは減らない」という結論は、一見すると常識に反するものだが、この結論を導いた思考プロセスは誰にでも検証が可能な形で提示されていることが重要。著者がここで問うているのは、科学的検証の努力が不十分なまま、漠然とした社会不安に漫然と追随する形で過大なコストを要する政策を継続することの合理性の是非である。おりしも、月齢20ヶ月以下の牛を対象とする全頭検査の緩和の議論が行われている中、改めて読まれるべき論考である。
第5章は、著者が自身のサイトに連載している「雑感」から抜粋・加筆したもの。普段意識していないものも含め我々の社会が実に多様なリスクを抱えていることを今更のように思い知らされる。と同時に、新たなリスクを提示された場合にも、リスク評価というツールを用いることにより、過度な不安に陥ることなく、思考・行動に一定の足がかりが得られることが示されている。
本書では、リスク評価には、現時点では多くの課題と限界があることは率直に示されている。しかし、にもかかわらず、リスク評価というツールが、「不安としてのリスク」と「実態としてのリスク」のギャップを埋めるものであり社会的資源の適正な配分に資するものであること、政策決定に際して誰でも参加できる議論の基盤となり得るものであり国民の責任ある社会参画意識の涵養につながるものであること等が強い説得力を持って伝わってくる。換言すれば、リスク評価は、様々な問題の解決に際して必ずしも明確な解答を示してくれるものではないかもしれないが、雑多な情報に振り回されることなく、その時々において各自の思考と行動について大きな方向性を決める手がかりとして強力なツールであり、まさに本書の副題が示すように「不安の海の羅針盤」といえるものであることが理解できるのである。

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2004/10/23 15:29

投稿元:ブクログ

現代社会に生きるすべての人が読む価値がある本である。
著者は環境分野におけるリスク論を牽引してきた第一人者。第一章は、今春、横浜国大を退官する際の最終講義模様の再録。孤立にも圧力にも負けず、前人のいない世界を切り開いてきた学者の姿がここにはある。淡々とした記述だが感動を覚える。第二章は、リスク論の基礎的Q&A。第三章以下はBSEや環境ホルモンなどを具体的な素材を掲げながらリスク論の思考方法について解く。個々の問題に対する評価については必ずしも著者に賛同しない方もいるかもしれない。しかし、ここで重要なのは、リスク論の本質をなす思考方式を理解することである。建設的な議論と自立した判断を行なうための基盤となる有力なツールがリスク論である。高邁な思想と高度内容を誰にも理解できる平易な表現で説いている。強く勧めたい。

2005/02/15 17:53

投稿元:ブクログ

万人必読。不安を煽る「環境屋」に惑わされないために。(正解とは限らないにしても)合理的な判断をするために。専門家に任せず、自分で決めるために。

2012/01/14 21:42

投稿元:ブクログ

昨今特に目にする機会が増えた”リスク”という言葉。自分もなんとなく理解したつもりで使っているが、そもそもどういう意味を表す言葉なのだろうと思い、リスク学の分野で名著と言われている本書を手に取った。
2004年出版の本であるためデータとしてはやや古いものの、身近に存在するリスクの例を挙げ、どのようにしてリスク評価を行うのかという具体例を示している。ここで挙げられているのは主に環境リスクだが、ビジネスにも応用できる考え方だと感じた。
著者のHPによると、現在放射性物質のリスクに関する著作を準備中のようだ。出版が実現すればぜひそちらも読んでみたいと思う。

図書館にて。

2007/11/10 15:53

投稿元:ブクログ

環境問題に、「リスク」の概念を導入して、社会不安をいたずらに煽ることなく、注目されていない重大なリスクを見逃すことなく、バランスの取れた対処ができるよう研究を続けてきた著者の手による良書。
内容は、ダイオキシン、環境ホルモン、BSEなど、最近日本で社会不安を招いたもの。
研究者らしく、データや調査方法を明示し冷静に解説してあるので、マスコミに踊らされてしまった人が読んでも抵抗なく受け入れられるはず。
不安だらけの世の中で生きていくために、ぜひ一度読んでおきたい本。

2007/11/11 11:11

投稿元:ブクログ

リスクの実態がはっきりしない段階で、リスクとそのリスクに対処するリスクとを比較して、どうすれば一番適切なのか考えなくてはいけない、という提起は説得力あり。やたらと危機を煽るメディアも、とにかく全面的に禁止すればいいという当局も、どっちも正しい態度ではない。

2010/04/29 04:52

投稿元:ブクログ

中西準子さんが、「環境リスク学」という新たな学問分野を開拓するまでの過程と、その学問分野についての解説が書かれた本。

私たちの日常生活の中には様々なリスクが潜んでいるが、それらを直接的に認識する機会は少ない。また、そのようなリスクはマスメディアを通して伝えられることが多く、私たちは科学的な裏付け無しにそのリスクを過大、あるいは過小評価してしまいがちである(最近では地球温暖化問題等)。リスクの定量化を目指す環境リスク学は、正しい政策決定が行われ、私たちが快適な日常生活を送っていくために不可欠なものであり、非常に意義ある取り組みのように感じられた。

もう一つ本書で詳細に描かれていることは、新しい学問分野を切り開く際に直面する数々の障害や苦しみ、悩みである。特に学界における新しい取り組みが、どのような困難に直面することになるかが描かれているため、学者を志す方にも参考になると思う。

中西さんが新しい分野を切り開くに当たって、最も重要だったことはデータに基づく強い信念であったことは言うまでも無い。ただ、少数ではあったものの、一部の方々からの力強い支えがあったということも見逃せない。自分自身も、そのような取り組みを行う人間、あるいはそれを支えることが出来るような人間を目指したい。

2009/01/23 00:29

投稿元:ブクログ

環境が与える目に見えない影響の大きさや性質を、目に見える形にする「環境リスク評価」で話題になった本。

人からおススメされて読んだが、いったいなぜ名著なのか…。

根っからの文系人間の自分には全然読みやすくなく、
論調も、人から何を言われようと自分はこうやって地道に頑張って成果出しました、のような、
「人と違って自分がすごい」という姿勢が見え隠れし、イラッとしてしまった。

学問的価値は素晴らしいのかもしれないが、全くの素人の自分には全然ダメな一冊でした。

2006/05/29 01:00

投稿元:ブクログ

健康、安全に迷わず飛びつき、危険と聞くとよく見もせずに放り出すのはやめた方がいいんじゃないか。何だって、良い部分もあれば悪い部分もある。そろそろそんな当たり前のバランス感覚に生きる術を僕らは学ぶべきじゃないだろうか。

2013/03/03 21:44

投稿元:ブクログ

現代科学に依存した生活であれ自然の中での生活であれ、人は環境からのリスクとともに生きていかなくてはいけない。
3.11以降、みんなが原発の危険を意識するようになったわけだが、それだって存在するリスクにどう対応するかということに還元される。xx万ベクレルの放射性物質を検出xxミリシーベルトの放射線を測定という情報に単純反応して怖がってるだけの危険厨も、その反応を笑う安全厨も、リスクときちんと向きあっていないという点においてさして違いはない。
リスクと付き合っていくためには、事象の機序を理解し、リスクを洗い出し、測定し、そして評価する、というごく当たり前で地味なプロセスの積み重ねしかない。そしてそれは調査し発信する側だけでなく、受け取る側においても求められる姿勢でもある。
とはいえ、震災後の原発をめぐる狂騒の多くは義務教育レベルでの知識すらほとんどの人には理解されていなかったことに起因するわけで、僕らがリスクと適切に向き合うための道のりはまだまだ遠い。

2012/02/05 13:53

投稿元:ブクログ

"私は、最初の勝負は数値の確かさだ、そこで生き残れるか否かが決まる、ということをこの経験で知りました。そして以後、データの正確さについては非常に神経質になりました。"



"ファクト(事実)へのこだわり、これが私の三十五年に及ぶ大学での研究生活を支えた背骨のようなものです。それはたぶん、言葉への不信感、言葉の無力さ、思想というものへの強い不信感か来ていると思います。"



"日本の反対運動とか市民運動には、自分たちが治める場合どうするかという発想がないのです。お上に逆らえなかったという歴史的なものもあるとは思いますが、考え方を変えていかないといけないと思います。"




"ここで重要なのは、自分たちで決定するということです。自分たちで決定しなければならないのだという意識、習慣、これまでの経験、そういうものが欠けていることが問題でしょう。"






"生活の質を考える?それはいいことだ。生きている間も苦しいのだからと多くの方が言います。しかし、実は私はQOLの研究をすること、および、それを使ってリスク評価することを研究室の院生やCRESTの研究員に長い間禁止してきました。
(中略)
QOLのようなあいまいな特性をいかに取り扱うかということは、これからのリスク研究の大きな課題の一つだと思います。ぜひ、いろいろな分野の研究者が入ってきてほしいところです。"





"車はなぜ許されるの?携帯はなぜいいの?ユビキタスコンピューティングなんて、いいの?という問題はある。しかし、市民はずるいから、これらの商品の魅力が大きいためにリスクに今は言及しない、考えないことにしているだけであって、もう少し落ち着けば、問題は過去の分まで含めて出てくるのである。"





引用したい言葉がいっぱいwwww
中西さんパネェっすwwwww
でも今まで生きてきて、もっとも思想に共感できる女性です。

2013/05/28 03:06

投稿元:ブクログ

 先日、うちのマンションに中学生が深夜忍び込み、屋上でたばこを吸っていたという事件があった。そのため、「二度とこんなことがないように」何十万か払って非常口を鉄扉で檻のように覆う工事をした。ほんとうに、それだけ払って見合うだけものだったのか……なかなか正解は見えにくい。いちマンションのことならまだしも、環境全体にかかわることならなおさらだ。でも、その判断を助けてくれるものがある。それが「環境リスク学」だ。

 「安全第一」という標語がある。でも、あれは「リスクをゼロにする」ということとしてとらえてはいけないんだという。どんなに安全そうに見えても、危険はゼロにはならない。必要なのは、費用と効果をにらみながら対策することだ、というしごくまっとうな考え方。ところが、「絶対安全と言えるか?」という脅迫や、「ゼロじゃない」ことに対する不安が、その「まっとうさ」を押しのけてしまう。たとえば、この本に載っていた例でいえば……
・ダイオキシンの主役は、焼却炉ではなく、魚だった。
・ダイオキシン類によるリスクは、受動喫煙による虚血性心疾患のリスクのおよそ1/100。
・BSEのリスクを削減するために、全頭検査をするのは、ほぼ意味がない。
 ……などなど。
 ようするに、あれだけ騒いだ環境ホルモンも、まだ禁輸が続いているBSEも、まともな常識というより、「ヒステリー状態」で対策されているんだなぁということ。
 この「環境リスク学」の考え方が、今後ますますまっとうな「常識」として考えられるようになると、すこしは世の中、ましになると思うんだが。
 とにもかくにも。今年読んだ科学啓蒙書のなかで、いちばん刺激的で、いちばん意外な知識を得られて、いちばん読み物としておもしろかった。とくに第1章、この著者の「最終講義」は、痛快さと、人情と、教訓にあふれ、まるで講談のようなおもしろさ。ぜひご一読を。
(以上2004年に読んだあとのレビューを転載、でもいまでもかわらぬ名著です。)

2011/01/09 14:22

投稿元:ブクログ

友人に進められて読んだ。ナカナカ興味深い内容であった。

1970年代当時、工場排水は自治体で処理するのが普通であった

人間は1人の生死が問題、生物は種の絶滅をリスク評価

時と場所を得た人が知りえた事実を明らかにする
思想の違いを超えて認めることの出来る「事実」が大事

米国では高リスクの仕事は給料が高い、日本はこの傾向がはっきり出ない

住民運動(市民運動)は粉砕するだけではダメ、自分たちの安全を守るためへの「提案」が必要
リスク予測を自分たちの責任で行う

1970年代半ばまで使われていた水田除草剤の不純物がいまだ(1998年ころかな?)に東京湾の底質に残っている

リスク論;リスクの大きさを比較して小さい方を選ぶ。リスク回避にはお金がかかる。つまりリスクマネージメント(リスク管理)が必要になる。

2012/03/14 15:37

投稿元:ブクログ

普通の大学の研究は,社会との兼合いがそれほど強いものではない.でも,中西先生がやっているような環境,それも社会や人間に及ぼすリスクを考える,というテーマは,社会の短期的な損得に思いっきりぶつかる話である.だからこそ,本の中にあるように,国や会社や他の学者,マスコミなどと戦いながら,自分の信じるものを突き詰めてきた.その難しさは,同じカテゴリで仕事をしている自分にとって,想像もつかないものである.だからこそ,この本を読みながら,自分のやっていることがそれほど社会に影響を及ぼさないことを残念に思いつつも,心のどこかで安堵してしまう.

この本は,環境のリスクということを知るにもよい本だけど,「研究をしていく」ということの意味を知るためにも読んで欲しい本である.それと,この出版には起こっていなかった福島の事故について,中西先生がどのように考えるのか,環境へのリスクをどう考え,どうアプローチするのだろうか.興味があるテーマだと思う.

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