- カテゴリ:一般
- 発行年月:2004.10
- 出版社: 新書館
- レーベル: 新書館ディアプラス文庫
- サイズ:16cm/266p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-403-52094-5
何でやねん! 2 (新書館ディアプラス文庫)
何でやねん!(2)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:4,972円(45pt)
- 発送可能日:購入できません
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紙の本
お笑い芸人さんを見る目が変わります!
2009/08/06 17:32
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えどがり - この投稿者のレビュー一覧を見る
「なんでやねん!2」…というからには、もちろん「なんでやねん!1」があるわけですが。
このお話だけでも充分楽しめますし、私はもういっそ、どっちを先に読んでも良いんじゃないかと思います。
順序通り 1→2 と読んでもいいですが、 2→1→2 と読んでもきっと面白い。
どっちを先に読んでも、必ず二冊目を読み終わった後もう一度一冊目を手にしてしまうこと請け合いです!
主人公は若い漫才師の土屋と相川です。
1は高校生の二人が知り合い、コンビを組み、夢に向かって進路を決めるまでの話(ざっくり要約しすぎですが…)。
そして2は、二人が芸能界で売れっ子お笑いコンビとして活躍しているところから始まります。
もちろん順風満帆だったわけではなく、つらく苦しい下積み時代があったようですが、その辺はさらりと。
で、2で二人が迎える新たな試練が、二人の関係を大きく変えます。
この「試練」の発端が、実は1で乗り越えた相川のトラウマなのですが、1の最後に二人が交わした「約束」が、再び確かめ合うことで今まで以上に大切な意味を持ちます。
やっぱり最後に相川を救うのは土屋をはじめとする相川を大切に思う人たちです。
このお話で相川や土屋がたくさんの人に支えられているのは、それだけたくさんの人を大切にしているから、というのがヒシヒシと伝わってくるのです。
なんでやねん!1を読み終えたときには、これが二人の関係の完成形だと思っていましたが、2を読めばもっと深くなって。
このさきもこの二人はドンドン進化していくんだろうなぁ…と感じることが出来ました。
どっちかというと仕事にも恋にも行き詰ったお話だし、テーマも決して軽くないのに、何故だかスカッと爽快です。
若い日の二人をを知ってるからかな?
それにしても……久我さんは、ホントこういうテンポの良いお話がお上手です。
本を開いて最初の数行で、もう一気に作品に引き込まれ、後は止めどころもわからないまま最後まで一気に読んでしまいます。
軽いけど軽くない。重いけど重くない。
後にじわりのあったかいものの残るお話ばかりで、この方の作品は本当にいつも大好きなのですが、この「なんでやねん!」こそ久我さんの真骨頂!という気がしました。
それから、これはまったくの余談ですが、この二人はこの後、芸能界の中でカリスマ的で絶対的な立場を確立します。
この後の久我さんのお話で「月も星もない」というお話と「月よ笑ってくれ」というお話があり、どちらも芸人を夢見る若者のお話なのですが、この中で、芸能界に圧倒的な存在感で君臨する40歳前の土屋と相川の姿を見ることが出来ます。
事務所の先輩ということでちょいちょいゲスト出演(笑)するのですが、若手にも温かく、いろんな人に慕われ、決して偉ぶらず、そして馬鹿みたいにラブラブ…な姿が描かれています。
「なんでやねん!」を読んでいると、「あんな風にお互いや周りを大切にしていた二人だから、今がこうなんだな…」と感慨深くなります。
続けて読むことをオススメします!
紙の本
シリーズその2
2012/12/04 23:03
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
仁が土屋とコンビを組んで九年。
今やビジュアル系若手お笑いコンビとして名を馳せた「バンデージ」は、テレビに舞台に大忙し。
ゴールデンタイムの番組も決定し、充実した日々を送っていました。
でも漫才で認められる前にルックスで人気が出てしまったためか、やっかみ半分の嫌がらせも多いのです。
それでも土屋がそばにいれば乗り越えられる。そう思っていた仁なのですが・・・と、続きます。
順風満帆かと思いきや、なかなかつらい下積み生活を送っていた二人です。
社会に出るといろいろなしがらみがあるんですよねぇ。
そんな中、やっと認められたと思った矢先、仁のあるトラウマが爆発。
二人とも相手を思うあまり、言いたいことも言わずに自分ひとりで解決しようと七転八倒。
もう、とにかく読んでて胸が痛かった。
お話だからとなんでもえいやっ!と解決してしまわないのがさすが、久我さん。
このお話もしっかり読ませてくれました。
脇キャラも健在です。
新田兄弟や桜子も元気でやってるんだぁ、とほほえましく読むことが出来ます。
関連作に「月も星もない」があります。
紙の本
タイトル、「好きやねん!」でええんちゃう?
2016/07/22 22:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
土屋にお笑いやろうと持ち掛けられる相川→「なんでやねん!」
土屋→「好きやねん!」がこの巻のテーマではないのか?
1が高校生時代。2でいよいよ「学生芸人」から社会人芸人になってます。相川視点の話なのに、土屋の愛があふれんばかりです。
別にお笑いに興味はなくても楽しめました!ってかお笑いをみたくなりました。ということで見てみたら、この二人のようなイケメンコンビは
いませんでした。当たり前か。
今読み返しても面白かったです。
紙の本
芸人シリーズ二作目
2016/02/15 13:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
コンビ結成して10年の二人の話になります。
この二人は基本はヘタレ攻め×オトコマエ受けなんですが
攻めは本当は頼りがいの有る男で、
受けにもわずかに脆いところがあります。
不足がないもの同士の対等ではなく、
二人がうまく相補う感じで対等な関係になってるところがすごく良い。
二人ともめちゃくちゃルックス良いのに、
出会ったのが高校入学時ですから童貞攻め×童貞受けで、
以来お互いに飽きる事なく
ずっとラブラブというのもベタだけど萌えます。
巻末のSSは本編のさらに二年後の話。
久我さんはSSでCPの数年後を書くことが多いんですよね。
相変わらずのラブラブぶりに頬が緩みっぱなしでした。
紙の本
芸人シリーズ
2016/10/26 19:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。
1巻は高校生時代のお話で、2巻はプロになってからのお話でした。
バンテージは、後々の芸人シリーズでは皆の憧れの存在として度々出てきますね。
彼らも色んなことを乗り越えて、頑張っていたんだなと実感してしまいました。
受けは男前受けだし、攻めも懐が深くて言うことなしです。