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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2004/10/28
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/221p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-121522-7

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文庫

紙の本

まぶた (新潮文庫)

著者 小川 洋子 (著)

まぶた (新潮文庫)

税込 506 4pt

まぶた(新潮文庫)

税込 506 4pt

まぶた(新潮文庫)

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飛行機で眠るのは難しい 7-29
中国野菜の育て方 31-54
まぶた 55-91

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みんなのレビュー159件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

夢のはざまに鳴るメロディ

2008/10/30 09:34

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タール - この投稿者のレビュー一覧を見る

 軽々と手なずけた悪夢に現実を易々と取り込んで、独特な皮膚感覚を醸し出す小川洋子作品。8編の掌編からなるこの「まぶた」では、ミイラ化したヤモリは命を灯し、光る植物は死を奏でる。朽ちた腕は躍動し、卵巣から生えた髪は癒しをもたらす。そして、切り取られたまぶたが身じろぎをする。

 身体の裏側をぞわぞわとなぞってくるようなこうしたものたちが、不穏感もそのままに日常にスライドし融合する世界で、死の影は命を照らし、暗闇に惹かれる心が普遍をもたらすことを知った気がした。見えない物やありえない事こそが日常を支えているという証明を見たような思いだった。

 小川洋子の描く不穏感は、死を認めて生を見据える力を持って、ヒトという生き物の闇を的確にとらえ、じわじわと効く魔力で悪夢を幻夢に誘引する。

――はざま、あわい、夢うつつ。

「まぶた」の幻夢に吸い込まれ、いくども反すうしていたら、細い葉を何枚も集めて確保した寝場所に繭を張り、その中でじっと眠る青虫を見つけた時のことを思い出した。白く儚げに見える繭は、どんなに葉を揺らしても、破れることも落ちることもなく、命を託して眠る幼虫を守る。
 ほっこりとした綿の中、細長い体を丸くして動かない青虫を見ているうちに、ふいに繭を破り命を引き裂く夢想が湧いて、それは瞬時に破壊されるものこそが自分であるという悪夢に変わった。幻夢の中、わたしは繭に包まれた青虫だった。

 不快な害虫と、聖なる命。儚げな白い繭と、強靭な魂。
 美しい卵型に均整を保つ純白の膜の中の青虫が、わたしの中の闇を照らした。

 小川洋子が見せる幻夢は、破壊と構築を繰り返しながら生と死の連鎖を静かに奏でる。骨董品店の隅からチリチリと聴こえる古いオルゴールの音色に似たそのメロディに吸い寄せられ捉えられれば、もの哀しくて切なくて、ヒトの弱さや命そのものがたまらなく愛しく感じられてくるのだった。

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紙の本

甘い毒。ゆるやかで絶妙なスパイス。

2011/07/17 19:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きゃべつちょうちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙のおどろおどろしさに、ずっと手にとれなかったのだけれど、
『リンデンバウム通りの双子』という話が読みたいがために、
本書を読みだしたら、止まらなくなった。

「まぶた」は8篇の物語がおさめられている。
どれも、ちょっと奇妙で忘れがたいような話である。
どことなく翻訳小説を読んでいるような感じがする。
じっさいに外国を舞台にしていたりもするのだけれど、
まだるっこしかったり、堅苦しかったりする表現はなく、
翻訳小説よりは、するするとなめらかで、読みやすい。
この軽妙な文体と話のおもしろさで、
読む者をずるずると物語の中へ引き込んでいってしまう。

どの話にもそこはかとなく、死がまとい、漂っている。
けれども死は特別なことだととらえられていない。
生のとなりにすぐ存在している死を、ふとした瞬間に見せられる。
死への恐怖が描かれているのではなく、
死をもっとあたりまえのことのように描いているせいかもしれない。
そして、死を意識すればするほど、生への愛着が湧く逆説。

表題作の『まぶた』は、男と少女の危うい関係を描く。
少女は男に会うために島へ出かける。
親にはスイミングスクールへ行ってくると、嘘をついて。
男の部屋にいるのは、病気のためにまぶたを切り取られたハムスター。
目を閉じることができないために常になにかを見つめている。
全体にながれる不穏さと、なにかが淀んでしまっている男、クリアな少女の目。
それらが醸し出す雰囲気は、長篇の「ホテル・アイリス」を思い出させる。

『バック・ストローク』
水泳の選手だった弟は、背泳ぎが得意だった。
中学生で新記録を叩きだした彼は外国の大会へ出場する予定だったが
15歳の誕生日、突然左手を高くあげたままの状態になってしまった。
まるで左腕と左の耳がぴったりと接着剤でくっつけられたように。
誰がどうやっても、彼の左手は下がることなく、
やがて血行が悪くなり、黒ずみ、指先は枯れ枝のようになっていく。
当然外国行きも中止になり、学校へも通わなくなってしまった弟に、
主人公の〈わたし〉が誕生日のプレゼントにお願いしたものとは・・・・・・。

小川洋子はグロテスクなものをさらりと描く。
死と生のコントラストをゆるやかに、でもはっきりと見せてくれる。
朽ちかけていくものを、鮮やかな生命活動の中に置く。
排水溝のごみと、食卓にならべられた料理が、おなじ重さで語られる。
気持ちの悪さと生々しさがていねいにとりのぞかれ、
ストーリーには奇妙さというエッセンスだけが残る。
それは甘い毒気といってもいいものかもしれない。
さらりと読めるが、あっという間に通り過ぎて行ってしまうような話ではない。
また後を深追いしたくなるような、味わいの深さがある。

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紙の本

眠りへのみちしるべ

2016/01/05 13:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

上手く眠れない。そんな時は『とにかく眼を閉じること。暗闇の中に閉じこも』り、『そしてその暗闇に、眠りへ導いてくれる物語を映し出す』(飛行機で眠るのは難しい)『人はそれぞれ自分だけの眠りの召使いを雇って』いて、『それは夜になると主人を訪ね、鼓膜の奥の骨をノック』し、『その合図を聞きながら眠りに落ちる』(詩人の卵巣)ああ、そうだ。眠れない時は眠れない物語を考えて、眠りの召使いが来るのを待てばいいんだね。恐怖を快楽へ持って行こう。見知らぬ男の腕の中で小さくなって死んだ老婆。嫌いじゃないな、こんな人生の終りかた。

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2005/08/10 17:58

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2005/10/27 18:15

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2006/01/18 15:18

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2006/02/04 15:44

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2006/04/19 14:05

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2006/04/23 17:14

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2006/05/11 12:32

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2006/06/02 09:30

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2006/06/14 00:44

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2006/07/30 14:50

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2006/08/19 23:21

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2006/08/18 21:08

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