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ブルータワー
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.9
  • 出版社: 徳間書店
  • サイズ:20cm/445p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-19-861918-2
  • 国内送料無料

紙の本

ブルータワー

著者 石田 衣良 (著)

この塔は倒させない! 世界を救うのは、夢見る力! 魂の冒険と愛の発見の物語。心ゆすぶられるヒューマン・ファンタジー。『問題小説』連載に大幅加筆、訂正して単行本化。【「TR...

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ブルータワー

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商品説明

この塔は倒させない! 世界を救うのは、夢見る力! 魂の冒険と愛の発見の物語。心ゆすぶられるヒューマン・ファンタジー。『問題小説』連載に大幅加筆、訂正して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

石田 衣良

略歴
〈石田衣良〉1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール読物推理小説新人賞、2003年「4TEEN」で直木賞を受賞。

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みんなのレビュー148件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

あまりにも近未来として可能性の高いファンタジー。

2004/11/15 17:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:戸隠かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る

あらすじ─末期の脳腫瘍に犯され、硫酸モルヒネを打ちながら死を待つばかりだった瀬野周二。
あるとき。
脳腫瘍が起こす激しい痛みによって、精神だけが200年後の未来へ飛ばされ、そこに生きるセノ・シューという男と入れ替わってしまう。
そこで彼を待っていたものは、
現代から想像する華やかな近未来ではなく、
世界を滅ぼした改良型インフルエンザウィルス黄魔と、
それに怯えて暮らす人間の存在だった。
戦争の兵器として使われたウィルスのワクチン開発もできぬまま、
人々は、黄魔の魔の手を逃れるため、高さ2キロの塔を建て逃げ込んだが、
その限られた空間の中でも貧富の差は激しく、
地上に残された(残った)人々と塔の住人とで争い合うという
最悪な事態となっていた。
そんな夢も希望もない世の中で、地上に住む人々は、
いつかこの世界を救うという救世主言い伝えにかすかな夢を見ていた─。


ファンタジーというにはあまりにも現実的で、
可能性としては、在り得るのではないかと思う。
しかし、テーマが重いわりに読みやすく話の進みがいい。
そのうえ。
主人公の瀬野周二が現代と未来を行き来するわけだが、
時代背景がよくできているせいか、
時間を越えるということにあまり抵抗なく、物語に溶け込むことができる。
そのせいだろう。
いつの間にか自分も瀬野周二とともに頭を悩ませ、心を痛めていることに気づき、笑いを覚えてしまった時があった。


読後。
私の心に波打つ確かなものは、
「他人から受ける信頼と期待、
それは心強く思う反面、ときとして重く圧し掛かったりもする。
しかし。
それを乗り越えたときヒトは成長できるし、
あるいは。
そうなることが、誰かの役に立つことかもしれない」
と思いだ。
自分自身、そうなることを願っているだけに心に残る特別なものとなった。


「小説は無責任だから自由だ。だから何を書いてもいい」
と書いた作者の意図を超えて、
もう無責任とは言わせない、人間が考えねばならない大切なことを生み出したのではないだろうか、と私は思う。

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紙の本

未来の救世主

2004/10/07 22:36

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MTK - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白かったです。
時間さえとれれば一気に読んでしまいたい作品。

現代では肺癌からの転移で脳腫瘍の痛みに苦しむ主人公瀬野。
彼は未来では黄魔という殺人インフルエンザウイルスから
人々を救う伝説の人物として期待される。

現代と過去を激しい頭痛によって行き来する瀬野は
荒廃した未来に悲しみを憶えながらも最前を尽くそうと
必死の努力をする。
一人の男性の成長物語でもあると思う。

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紙の本

伝説で歌われる「嘘つきの王子」が、200年後の未来を変えてゆく石田氏初のSF小説。

2006/02/19 15:14

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:どーなつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

世界を震撼させた9・11テロ。
決して忘れる事のできない映像。今でも目に焼き付いている。あれだけ存在を誇示していた建物が、いともたやすく倒壊してしまう恐怖。あっけなさ。
この作品は、石田氏がこのテロに触発されて書いた、初のSF作品です。
物語の主人公は瀬野周司43歳。妻も居、仕事もあり、高層マンションに住まいもある。
特別何か危機感を感じることのなかった彼に、脳腫瘍という病魔が襲い掛かる。手術もできず、余命いくばくもないという極限の状態で、痛みに意識を失った彼は、未来へタイムスリップしていた。
体がタイムスリップするわけではなく、意識がセノ・シューという男の中に入りこんでしまうのです。
彼の見た200年後の未来は殺伐としたものでした。
インフルエンザを遺伝子改編してつくられた生物兵器「黄魔」によって、地表に人間は住めない環境になっています。「黄魔」はかなり複雑に改編し、治療薬も作れない状況。人々はただ、「黄魔」の恐怖に脅えながら、タワーの中で暮らすしかない。
周司の意識が入り込んだシューは、この世界ではかなり高い地位にいる男で、ブルータワーという塔の頂上近くに住まいをおいている。
このブルータワー、聞けば高さは2キロ以上ということで、容易には想像し難い風景。
けれど、人は高いところが好きな生き物。将来的にこのような建物が建つようになってもおかしくはないでしょうね。単に人口が多くて土地を広げれないから縦に場所をとろう、という事も一理あるのでしょうが、やはり人よりも高いところに立つ、人を見下ろし、街を見下ろし、雲を見下ろし、空へ近づく。
一種の優越感も、人が塔に憧れる要因ではないかと思います。
誰よりも目立つビル。頭1つ分飛びぬけた塔。この街で一番高いビル。この世界で一番高いビル。この世界で一番高い場所。人間の目指すテッペンは本当にキリがないなぁ、と感心してしまいます。
でもその欲求がいい面でも悪い面でも、私達人類が成長していく要素にもなるわけですよね。
で、さっき言った一部タワーで暮らすことのできない人々っていうのが、当然貧しいものたち。やっぱり格差社会は未来でも続いているんですね。
そして今この世界は、地表にいるものもタワーに住まいを、と自由運動が盛んに行なわれ、テロも頻発していて、かなり切羽詰った情勢の最中だったのです。
周司はいつの間にか、この世界の運命に大きくかかわりを持ってくることになります。
伝説で歌われる「嘘つきの王子」。それが直接彼に関わるのかどうかは読んでのお楽しみですが、現実世界では死を待つ一方で無気力になっていた彼が、なんとか最後の力で未来の世界を変えることはできないか、と決心しはじめた頃から、少しづつ現実世界の彼の病気も改善へとむかってくるのです。
この未来の話にしても、病名が脳腫瘍なだけに、痛みから逃避したいが為に楽園を求めて作り上げた幻想という風にも捉えることができるのでしょうが、(原に奥様は全く信用してません)、その彼の話を信じて力を貸してくれる仲間がいます。
痛みが起こる度に、未来へ旅立ち、また現実世界へと戻ってくる。
この繰り返しですが、現実世界での病気が回復に向かうのに従い、周司は未来へといくことが困難になってきます。
未来を変える力。脳腫瘍をわずらった男の戯言。捉え方は人それぞれでしょうが、少なくとも前向きに何かを成し遂げようという活力が、周司の中で普通では考えられない奇跡を起こしたのだと思います。
正直、このタイトルからは想像できない作品の仕上がりに感動してます。
SFは苦手ですが、こういう風に勇気をもらえたり、読んでよかったなぁと思える作品ならば、ジャンジャン読んでいきたいです。
私もココのようなリストバンドが欲しい!

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紙の本

拍子抜けならぬ表紙負けの一冊。これじゃあカバー画の作家である野又穣に失礼だろうが!B級にも及ばぬ内容に著者が自分で酔うなんて、やっちゃあいけないことですぞ

2004/12/10 19:36

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

あれ、この本って文学界?と思わせるカバー装画は野又穣「ROCCO」資生堂所蔵、撮影/小暮徹、装丁/飯田出穂。で、いきなり脱線。野又穣のことである。彼が佐賀町エキジビションスペースで開いたという記念すべき個展を私は見ていない。彼の存在自体を知らなかったのだから無理もないし、私が美術と付き合う以前の話なのである。

私が野又のことを知ったのは、今から15年くらい前だから彼の初個展の直後だろうか。近所の歯科医の待合に置いてあった雑誌の特集で、野又の作品を見た私は愕然としたのである。建築を核に置いた幻想絵画とでもいえばいいのだろうか。空中楼閣ということばがぴたりとくるような、どこか懐かしく心を揺さぶる絵画は、私の目を捉えて離さない。

最後に、看護婦さんに頼み込んで、多分私以外は手にしないであろうその雑誌をもらった少女は、完全に野又穣の虜になったのである。そして、彼の作品が画集としてまとまり、その後、文芸誌の表紙を飾り始めると、私は月刊誌の発売日を待ちわびるようになった、ただ野又の作品を見たいがために。そう、この本は野又穣の「ROCCO」こそが全てである、といったら直木賞作家は怒るだろうか。

現在の物語の主人公は瀬野周司43歳、脳腫瘍であと一年生きることができるか危ぶまれている男である。五年の生存率7%という病に冒された男は、しかし裕福ではある。彼が年下の美貌の妻、美紀と暮らすのは東京は戸山にある新宿ホワイトタワーの55階の住戸である。時価にして数億はする家に住むことができるのは彼が戸山一体の代々の地主だからということになっている。ほかに部下の20代とのみ書かれる武井利奈と彼女の弟和雅、営業企画三課課長・荻原邦夫が絡むことになる。

そして激しい頭痛とともに瀬野がタイムスリップする200年後の世界の主人公がセノ・シューである。といっても意識は現在の瀬野周司を引き継いでいるから、名前だけが変わったと思ってもらえばいい。妻キミ27歳、オギワラ・トウイチ、16歳の娼婦 猛威離遺南(タケイリーナ)が登場する、とくれば誰でも気付くだろう、ここは現代をそのまま未来に投影したパラレルワールドといったほうがいいと。ま、違うのはリーナの弟が死厨汚魅シズオミと大きく違うことくらいだろうか。

200年後の世界、といっても野又穣の「ROCCO」の足許にも及ばない貧困なイメージの青の塔、高さ2000Mの高層建築だけが際立つほかは全く現代の投影でしかない。その巨大な塔は構造的に5層に大きく分けられ、それがそのまま住民の階級を示す。第一層の人口は1万人、支配階級である。以下第二層3万人は官僚やテクノクラート、芸術家で、この二層で青の塔の全資産の83%を所有するという。第五層の人口密度は上層部の三倍。最下層には50万を越える人が居住する。その半分が地の民と呼ばれ、塔の内部ではなく地表で暮らす。人々が塔で暮らすようになった原因が黄魔である。中国によって使用された遺伝子操作を受けたインフルエンザウィルス、究極の生物兵器。

内容紹介はここまで。あとがきで、石田は9.11のWTCへのテロがこの小説を書くきっかけになった、というがフーンである。ここまでプアな未来世界を見せられて、はいそうですかと肯くわけにはいかない。いままでハリウッドの映画になったB級映画とどこが違うのか。しかもである、文章が悪い。これでは真幻魔大戦の平井和正、刻迷宮の高橋克彦と変わるとことが全く無い。

著者が自分の虚構世界によってしまったらお終いである。それに安っぽい不倫劇が絡むとなったら。これではカバー画を描いた野又穣に失礼ではないか、そう思う。これならハリー・ポッターのほうがマシである。ここまで読者に言われて平気か、直木賞作家!と久しぶりに期待はずれの怒りであった。

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2004/10/06 22:43

投稿元:ブクログ

石田衣良初のサイエンスフィクション。
面白い設定と展開だった。
ただ、セリフなど、ちょっとクサいシーンが多すぎるのが残念。
そういう部分でつどつど読んでて冷めた。
淡々と描写した方がよりリアルさが表現出来た部分も多かったと思う。
買って損したと思う程ではないけれど。

2004/12/19 21:56

投稿元:ブクログ

石田衣良さんの小説です。ファンタジー小説です。異世界と現実を意識が行き来する話です。ライブラリアンが欲しくなりました。

2004/12/25 20:18

投稿元:ブクログ

脳腫瘍で余命わずかという主人公の出だしで、続きを読もうか断念しようか迷ったが、読み続けた。腫瘍のための頭痛によって未来へと精神がワープする主人公。その未来の世界では階層差別が激しく、強烈なインフルエンザウイルスが蔓延していた。人類を救うため戦う主人公。SF&ファンタジー。

2004/10/13 13:40

投稿元:ブクログ

石田 衣良初のSF小説です
そこは都内の中心にそびえ立つ超高層マンションの最上階の一室、
瀬野周司は悪性の脳腫瘍によって余命幾場もない命だった
絶望の淵に立たされた周司は、ある日突然衝撃的な頭痛により気を失う
気が付いたそこは200年後の世界
生物兵器として改良されたインフルエンザ「黄魔」が猛威を振るい、
地上から人の住む場所を奪っていた
周司が目を覚ました場所は「青の塔」と呼ばれる全長2キロにも及ぶ巨大なタワーの最上階
その世界に存在するはずの無い彼は「セノ・シュー」と呼ばれていた

えーと、エンターティンメントにこだわったというだけあってか
映画化しても良さそうな作品です
で、石田さんらしいスタイリッシュで都会派、貧乏臭さが全くナシで小奇麗なのは相変らずです
ちょっとパターン化しすぎてて、多少飽きてきた感はありますが、まぁそれも期待どおりで良しとして

作品自体は話の構成やスピード感のある展開が飽きずにスラスラといけます

ただ、オチは「エー・・・オイオイオイ」みたいな
読み終わった後に気付いたら「アレ?アイツは?なんだったんだ??」とか
ラストのエピローグもちょっと消化不良感が・・・
これはいったいどう評価したものか・・・
とりあえず、期待における裏切りとして低めにしておきました

2007/10/21 15:50

投稿元:ブクログ

すごくよかった。           脳腫瘍で余命宣告された主人公。ある日頭痛の発作と同時に200年後の未来へ。そこは、兵器化された致死性のインフルエンザで生き残った人々が高さ2kmのタワーの中、厳しい階級下で生活している世界。 っていうSFなんですけど、夢中になって読んでしまった。SFって好きだわ。

2004/11/11 16:46

投稿元:ブクログ

著者初のSF。現在と未来との精神だけの跳躍、塔という限定された空間に集約された不平等な社会構造、科学の粋を集めても克服できない致死的なウィルスといった設定にはどこか既視感はありはするものの、物語の構造は明確で、著者のストーリーテラーとしての力量も手伝って非常に読みやすい。残念なのは、状況設定のヘビーさに比べて、登場人物のキャラクター設定が弱いこと。キャラが立っていない感じ。さらにいうとやや甘すぎる。この甘さが読みやすさにつながっている面もあるのだが、それにしても...、という部分はある。あと基本設定にちょっと納得いかない点もある。全体としてジュブナイル風の仕上がり。きらいではないが、個人的好みからいえば、もう少し硬質でも良かったと思う。

2004/10/20 03:29

投稿元:ブクログ

石田衣良初のSFファンタジー。200年の時を行き来し、滅びゆく世界を救済しようとするヒーローの話。とはいえ、この主人公、元は棺桶に片足突っ込んだしょぼくれオヤジ。それが、いざ戦いの中に身を置くと生きてる実感をビンビンに感じてしまい、危険を顧みず正義の為に命を賭けちゃうのだ。
ジェットコースターのような展開にグイグイ引き込まれ一気に読んでしまった。それだけ面白かったわけだが、瀬野周二→セノシューとかネーミングセンスがいただけない。石田センセイちょっと熱すぎだどー。

2005/01/05 15:46

投稿元:ブクログ

「池袋ウエストゲートパーク」
「4TEEN」など「今」を舞台にした優れたエンターテインメント作品を世に送り出してきた石田衣良氏が初の長編SFに挑戦した。

悪性の脳腫瘍、膠芽種によって残り少ない命となった主人公、瀬野周司は激しい頭痛によって200年後の世界に飛ばされる。そこは戦争によってばらまかれた殺人ウィルス「黄魔」が世界中に蔓延し、人類は外界の空気を遮断したコロニーのような巨大な塔のなかでしか生活していくことができない世界だった。そんな絶望的な世界を変えることができる「伝説の嘘つき王子」が自分かも知れないと知った周司は未来の世界を救うべく立ち上がる。

舞台の大半がが未来の世界なので、リアルな現在の東京の街を舞台にしている石田氏の作品を読んできた人には少し違和感を感じるかも知れないが、舞台が現在から未来に変わってもスリリングなストーリー展開は健在である。

あえて言わせてもらえれば、主人公が短い命だからなのだろうか、やたらとポジティブで「オレが世界を救うんだー」的なやや森田健作っぽいオーラを漂わせていたのでイマイチ自分と主人公をシンクロさせることができなかった。あと、最終章のタイトル「愛のメモリー」ははいかがなものかと・・・。あの顔の黒いワイルドな男性歌手を思い出してしまった・・・。

2004/12/13 17:16

投稿元:ブクログ

SFってなんか苦手なんだけど、これはそんなことなかった。現在と未来を精神って行ったり来たりできるのかな。200年後、って遠いようで実は近い。

2004/11/28 11:26

投稿元:ブクログ

あの9・11を目の当たりにして 書かずにいられなかった、とあとがきに書かれているとおり、天に聳える塔の存亡に関わる物語である。
しかしここで言う<塔>とは 単なる高い建物としての<塔>とは 大分様子が違う。
現代と200年後を結ぶ救世主とも言うべき主人公・瀬野周司の魂と一緒に想像力を200年後に飛ばしながら読者は読み進むことになる。
だが、想像力はあっという間に壁に突き当たる。そこでは、想像を絶することが起こっているのだ。

 人の価値を決めるのは、生まれた標高でも
 居住空間の広さでもない。
 結局はすべてを奪われ裸にされたとき、
 自分からすすんでなにをするかなのだ。

 全力で誰かのために働くことが、実は自分自身を救うことなんだ

という瀬野の想いが胸にせまる。

2005/04/02 10:46

投稿元:ブクログ

最近中途半端なSFしか当たらなかったので、久しぶりにちゃんとしたものを読んだ。この作者のはずれの作品を読んだことが無いので、今回も期待して読んだんですが、間違いなかったです。SFが苦手な人は面白く無いみたいですが、免疫がある方は是非読んでみてください。

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