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電車男
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 297件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.10
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/364p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-471501-8
  • 国内送料無料

紙の本

電車男

著者 中野 独人 (著)

電車で酔っ払いから女性を救った青年は、彼女をデートに誘うべくモテない男が集うサイトに助けを求める。この「電車男」を暖かく見守る仲間達。果たして彼は告白できるのか? 100...

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電車男

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商品説明

電車で酔っ払いから女性を救った青年は、彼女をデートに誘うべくモテない男が集うサイトに助けを求める。この「電車男」を暖かく見守る仲間達。果たして彼は告白できるのか? 100万人を感動させた、今世紀最強の純愛物語。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

中野 独人

略歴
〈中野独人〉「インターネットの掲示板に集う独身の人たち」という意味の架空の名前。

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みんなのレビュー297件

みんなの評価3.8

評価内訳

内容紹介

2004/09/16 09:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:新潮社 - この投稿者のレビュー一覧を見る

電車内で絡む酔っ払い爺から女性を助けた、ひとりの秋葉系アニヲタ青年。
彼女いない歴=年齢(22)の彼は、お礼の品を送ってくれた彼女をデートに誘うべく、モテない独身男達が集うネットの掲示板に助けを求める。
 「めし どこか たのむ」
「電車男」と呼ばれるようになった彼は、掲示板の住人たちの励ましや助言に後押しされて、ようやく彼女をデートに誘う。悩み、戸惑う電車男のピュアな気持ちは、仲間達を熱い共感と興奮の渦に巻きこんでいく……。
「電車男」は果たして彼女に告白できるのか?
ネット上で話題騒然、各紙誌絶賛。百万人が感動した今世紀最強のラブストーリー、遂に刊行!!

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ムーミン=中谷美紀?

2004/10/22 21:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポンポコリン - この投稿者のレビュー一覧を見る


話の内容にはあまり触れませんが、
まるで劇を見ているような迫力のある本です。

正直、意味のわからない単語や絵文字も多数ありましたが
電車男や彼を見守るココロあたたかい住人たちの触れ合いに
ついつい惹きこまれてしまいました。
なかには十時間以上もパソコンの前で進展を見守る人もいたみたい…。

クライマックスは圧巻!

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仲間っていいよな〜

2004/10/24 01:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:樹 佳孝 - この投稿者のレビュー一覧を見る

実は未読です。今購入のために検索でこの画面を出しました。
先日ある新聞のネット関連コラムにてこの話が掲載されていました。家族に聞かせたところ、この話の中のネット掲示板をリアルタイムで見守っていたという者がおりました。
顔も知らない。住所も年齢も知らない。性別さえ本当か調べる術もない、そんな暗黙のルールの中のモニタ越しの相手に対して大勢の人が彼一人に向ける応援であり励ましである書き込みの文字は心温まるものだったでしょう。その掲示板を見たいと思いましたが、今はもう掲示板自体が押し流されて見ることが出来ないようです。(定かではありませんが)
この度1冊の書籍として登場するというのでぜひ読みたいと思います。最近の事件では事が公になってからそういえば…などという全て他人事の時代。同じネット仲間というだけでここまでの友情って素敵ではないですか? 一読の価値ありとみました。
未読なので評価の★は4つでごめんなさい。 

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キター!

2004/10/24 23:36

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナカムラマサル - この投稿者のレビュー一覧を見る

「これはあるインターネット掲示板で繰り広げられた、一人の男と彼を支え続けた者たちによる、勇敢な戦いの物語である」という本書の巻頭文は、この本の中身をまさに言い表している。
2ちゃんねるには全く興味がないし、どちらかと言えばあのノリに引き気味…という人にもおすすめしたい本だ。
私もその一人なのだが、この本は一気に読んだ。
「がんばれ」と呟きながら。大爆笑しながら。時に涙を浮かべながら。

電車の中で、酔っ払いに絡まれた女性(エルメスちゃん)を助けたオタク青年(電車男)。
生まれてこのかた彼女のいない電車男は、この出会いをきっかけに、なんとか彼女との中を進展させるべくウェブサイトに助言を求める。
デートの誘い方は? デートの場所は? デートの時の服装は?
電車男の一途な姿と、彼の行動に一喜一憂する住人達が、とにかくとにかく面白い。
電車男を本気で叱咤する者。電車男とエルメスの会話を妄想する者。芸術的とも言える絵文字をよこす者…。
見たことも会ったこともない他人の恋路にこれほど熱くなれるやつ。こういうのを愛すべきバカと呼ぶのだろう。ホント、いいやつら。日本の若者もまだまだ捨てたもんじゃない。
かく言う私も、電車男が勇気をだして告白する場面では、頬を一筋の涙が伝った。
この告白場面は、非常にリアルで(当たり前か)そこらへんの小説よりもよっぽど泣ける。名場面中の名場面!

印象的だったのは、
「10年前初めて心から愛しいと思ったダンナとこれから先もずっと一緒に生きていこうと再確認できた2ヶ月でした」というレス。
この本には、誰かを好きになるときめきを思い出させる力が、確実にある。

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一気にぐっと行こう。

2004/10/26 04:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りんご - この投稿者のレビュー一覧を見る

この話、とある友人の日記にリンクが張られており、気になって読んでみたものです。
最初は普通の、ちょっとしたことだったはずなのに、それが気がつけば多くの人の関心と興味とちょっとだけ妄想を乗せて、リアルとアンリアルの間を揺れながら転がってゆくという、なんだか不思議な記録です。
そう、これは記録なんだよね。お話ではなく、ノンフィクションでもなく、ひとつの事実から始まった、ちょっとした日常の事柄の、記録。
多くの外野と少数のアドバイザーと、もっと多くの観衆の中で、一人の男性が一人の女性と実際の関係を構築するまでの記録。ただそれだけなのに、途中から加速がついて、止まらなくなる。
昔だったら友人や知人に相談していたことを、今はネットで相談する…ということがあたりまえ、になっているということを、改めて実感させられる本のひとつでもあります。そして大変日本的もあるような気がします。
一気にぐっと読んでしまうといいよ。

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2ch文化

2004/10/26 06:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふぉあぁ - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんでもあり巨大ネット掲示板 2ch の とあるスレッド(話題別の掲示板)で、ある男が皆に助けを求める書き込みをした。
「めしどこか たのむ 」
彼は 電車の中で酔っぱらいに絡まれた 女性を助けたことから その女性と食事に行くことになったのだった。
しかし、彼は 真性の秋葉オタク系。 生まれてこのかた 女性と食事なんかしたことがなかった。
そこで、彼は ネット仲間に助けを求めるメッセージを出したのだ。
ネット仲間は、彼=電車男に アドバイスし、 電車男は その女性と…。

物語が進むにつれ 自分も一緒になって電車男を応援していることに ふと気がつきます。

なんとも不思議な物語です。
ネット上の 時系列な やりとりが そのまま本になっています。
普通なら この話題になっていたネット上のやりとりをモチーフに 小説の体裁に整え 本として世の中に出てくるものでしょう。
ネタそのものが 本になってしまったことに 驚き、 本にしてしまった編集者にびっくりし敬意を持ったのでした。

と、ここで重大な勘違いに気がつきました。
なんと この本は 2ch の住人が企画を持ち込み 新潮社が ネット上の独特な表現を守るなど各条件をクリアし版権を確保したとのこと。
うーぬ、 編集は何もしていなのかぁ…。
あらためて、「恐るべし ネット文化」と思ってしまいました。

さて、ここでネットに詳しくない方に一つアドバイス。 (詳しい方は 以下は読み飛ばしてください。)

私も生のスレッドは見ていませんが、2ch上の 実際のやりとりは こんなに優しく さわやかではないハズ。
発言番号の飛んでいる部分には、2ch文化とでもいうべき ちょっとすごい発言もあったハズ。
2chに 行ってみたいなと 思っても、本の奥付にある↓
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Aquarius/7075/index.html
にアクセスして、中の注意書きを よく読んでから挑戦してね。

最後に一言:
新潮社さん、奥付にもっときちんと 注意書きをしておこうよ。
この本が売れたら、2chの住人と 本の読者と 両方から 文句いわれても知らないゾ。

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誰もが一度は経験すること

2004/10/27 22:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かたつむり - この投稿者のレビュー一覧を見る

 好意をもっている異性に初めての電話をかける。電話を見つめてはタメイキをつき、受話器を手にとっては、また置いて、タメイキついて。深呼吸を何度もして受話器をとってやっとの思い出ダイヤルしても、通話音が聞こえる前に受話器を置いてしまう。

 初めての電話ってどきどきしますよね?

 それが、彼女いない暦=自分の年齢である彼なら、なおのことそうでしょう。「電車男」の少しずつの精一杯の勇気。くじけそうになる彼をちゃかしながらも後押しする、スレッドの住人たち。

 少しだけ他の人と違った趣味やこだわりがあったりすると「変わってる〜」「あいつヘン」。うまく輪の中に入れないと「あいつ暗い」。外見で判断されて「きもい」。はみ出しているがゆえに傷つけられる事が多い人たち。傷ついた彼らの連帯感と仲間意識。そしてそこには確かに存在するバーチャルな友情。ネットの掲示板はとかく匿名の悪意だけが目立ってしまうけど、それだけではない事も教えてくれる一冊です。

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電車男ですら恋愛をしているというのにおまいらときたら…orz

2004/10/28 00:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:犯ってしまったぼく◆KLE6JQy8xE - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「電車男」さんと「エルメス」さんとの恋愛物語は、ひょっとするとどこにでもいるカップルに、ひとつやふたつありそうな、出会いやデート、告白といったイベントに必然的に随伴するエピソードに過ぎないのかもしれません。恋愛小説にありがちな、大仕掛けな悲劇的要素や感動的要素、というものはないのでしょう。
 にもかかわらず、この小説が、そうしたいわゆる恋愛小説とはまったく異なった次元で感動的である、ということが許されるのならば、それはこの物語が、2ちゃんねるという巨大匿名掲示板の中で、不特定多数の監視ないし生暖かい視線の下にさらされて、同時進行して行き、時に助言を得、共感を呼び、そしてまた同時に、おそらくは少なからぬ反発を呼び、一体となってその成り行きに一喜一憂する、ということに求められるのではないでしょうか。
 2ちゃんねるについてある程度の知識があれば、激しく笑えて、そして泣ける話ではあると思われますが、そうでない方にはやや疑問符の付く点も多い小説ではないかと思われます(たとえば常識的に誤字誤用と考えられる表現や当て字、絵文字など)。

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なんでおまいらそんなにいいヤツなんだ…

2004/10/31 08:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Dr.MAD - この投稿者のレビュー一覧を見る

 生まれてこの方女性と付き合ったことがないオタ男が、電車で酔っぱらいに絡まれている女性を助ける。それだけで終わるかと思えた関係が、女性からお礼として送られてきたエルメスのティーカップによって一変する。ひょっとしてこれは脈ありか? 刻々と変化する状況を実況中継する「電車男」を2ちゃんねらーがバックアップ。はたして「エルメス」さんとの運命は。
 2ちゃんねるの中にこれほどピュアな部分があったのかと、便所の落書きと噂される同掲示板の見方が180度かわるノンフィクション。はっきりいって嘘でも良い。本当ならなお良い。匿名掲示板という時事性と公共性の中で生まれた、一つの奇跡であり伝説である。物語であればどれほど無理な展開でも程度展開を読めるし、受け入れることもできる。ところがそれが現実となると、一つ一つの言葉の重みがまるで違ってくる。人に好かれるということは、言葉に気持ちが宿るのね。冷静と情熱の間で2ちゃんねら〜的な描写と間を保ちつつけた「電車男」のエンターテイメント精神と描写力にも惜しみない賞賛を送りたい。どれほど苦しくても、自分を見失わなかったやつこそが勝ちなのだと。
 オレだったらコレをドラマ化する。どうドラマ化するかと言えば、まず「電車男」と「エルメス」は声のみ。ドラマの登場人物として登場するのは、掲示板にかじりついている2ちゃんねら〜。彼らもしゃべらない。ただ掲示板を見ながら笑ったり怒ったりさせて、キーボードを打つシーンを見せる。そしてテキストを読み上げる声。誰がテキストの発言者であるかも判然としない。映像では男がキーを打っているのに、声は女とか。そうやって2ちゃんねら〜の生態を見せる。誰かはオタクの引きこもりであったり、誰かはOLであったり。彼らが笑い怒り泣き喜ぶ姿だけを見せる。全六話だとWOWOWのドラマWとかがぴったりきそう。オレにはそれがどれだけ感動的なものになるか、見える。

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ネ申のヨカーン−−−−−−!!!

2004/11/01 06:57

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投稿者:なかちん - この投稿者のレビュー一覧を見る

2ch上の話という事は、聞いてはいたが
小説仕立てになっているかと思ってた、漏れが馬鹿だった…
まじ2chのスレのまま。

この本は買うまい買うまいと思いながらも
結局は即効取り寄せてしまった本です。
漏れもへたれかも。

内容なんですが、結論からいうとどこにでもあるような
出会いから告白までのステップ。
でも、何が面白いかというとやはり2ch特有の
香りがぷんぷんするところかな。

普段こういうものを読みなれていない人にとっては
つまらないと思うが、2chヽ(´ー`)ノマンセーの人にとっては
逆に読みやすい本かも。

ご多分に漏れず、私もちゃねらー。
でもまさかちょっと前にこんなに熱くなっていた
スレがあったなんて。

不器用な秋葉系の男子(電車男)と高嶺の花(エルメス子)さんと
の恋の行方は…
それ以上に電車男を支えてくれる住民の熱い声援の方がぐっと来るかも。
滅多にいい評判を聞かない2chだが、編集のうまさもあって
読み応えのある一冊に仕上がっています。

ところどころにちりばめられている、AAも見どころかもしれませんね。

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「負け犬」と「電車男」は同じでは?

2004/11/12 18:26

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SEIYU - この投稿者のレビュー一覧を見る

売れてる理由が「負け犬の遠吠え」と同じだなぁと思う。年頃でモテない(またはモテなかった)人を正当化する物語。

“負け犬”って「結婚できなかった敗北感」からどうしても逃れられない気がする。どんな理由も言い訳に聞こえてしまうし。でも、そんな敗北感は、プライドがあるので人には絶対見せたくない。だから語感が良くて気持ちを隠してくれる“負け犬”という言葉が、共感されてヒットしたんだと思う。

同じように“電車男”は「モテない男でもシンデレラストーリーが待っていることもあるんだ」「だからさえないオタク男でもいいんだよ」というメッセージ。女性からするとモテない男を正当化するなよ〜と思ってしまう。だから「俺はモテないけど、モテるように頑張るぞ!」と思う人は、この本読む必要ナシ。

それにしても2004年のヒット本のうち2冊がモテない男と女の物語って、世の中終わってんじゃないかと思うなぁ。

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大量消費される共同幻想

2004/11/16 00:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:黒耀 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「電車男」とは2ちゃんねる内で、ある期間に起きた現象であり、この本はその記録である。
しかし出版社によって無効と思われる発言は削除され、有効な発言のみが抽出されているので厳密には「記録」とは言いがたい。
一冊の本としての役割を考えれば、そこに整理整頓の役割としての編集が入ることは当然だが、書籍としての「電車男」には人々の共感を呼びベストセラーになるという重大な使命がある。
その使命のためには単なる整理のためではなく恣意的な編集が行う必要があったはずだ。
2ちゃんねるを知らない、あるいは2ちゃんねるにネガティヴなイメージを持つ読者にも支持されるための編集が。
2ちゃんねる内のスレッドであれば、必ず見かけられる猥褻な書き込みや、わざと神経を逆撫でする書き込みをして相手を激高させて面白がる「煽り」や「釣り」と呼ばれる書き込み。そして当然割り込んでくる「自分語り」や「広告書き込み」。さらには「コピペ荒らし」と呼ばれる無作為の荒らし投稿。
それらを全て排除したこの本は老若男女誰にでも供することができる安全で清潔で無害な浄化水のようなものである。
内容的には何年かに一度周期的にやってくる純愛ブームを考えれば話題性も充分にあり、売れる勝算は高かった。
これまでに発行された2ちゃんねるのまとめ本(2ちゃんねるの泣ける話、怖い話等、2ちゃんねる内のレスを編集した書籍)と違うのは、「中野独人」が書いた「恋愛小説」という体裁をとったことであろう。
今までこのような演出をしたまとめ本はない。まさに新潮社という大手出版社のなせるわざである。これによって「電車男」は「冬のソナタ」、「世界の中心で愛を叫ぶ」などと同じく、テレビドラマにしても問題ないクリーンさとなった。
「集中した資本主義は、その最も進んだ部門において、『完成品の』時間ユニットの販売に向かう。」(ギー・ドゥボール「スペクタルの社会」)
「出会い」や「会話」でさえも参加費として時間ユニットを組んで販売される資本主義社会において、2ちゃんねるはいまだに参加者に無料でサーヴィスを提供し続けている。
この点においても、本来は大手メディアと2ちゃんねるというコラボレーションは困難であるということが明らかだと思う。
一方的に消費のための恣意的操作を行った情報を流し続けるマスメディア。
それを検証し、茶化し、嘲弄する視聴者・読者・消費者(=2ちゃんねる)。
この愛憎半ばする関係の一方である「視聴者・読者・消費者」は「2ちゃんねる」という場を得るまで発言の場所を持っていないも同然だった。
スレッドの進行上不都合がない限り全員が「名無し」であるというシステムは、ネットにおけるハンドルネームという署名さえも放棄することによって、皮肉にも社会主義的様相を帯びる。そこで自分はエリートだと声高に叫ぼうと、素晴らしい美女だと主張しようと冷ややかな嘲笑が返ってくるに過ぎない。全員が「名無し」である社会でそれらを証明する術などないのだから。
発達した資本主義社会に生きる日本人の集うインターネット最大のコミュニケーションサイトが実に資本主義のアンチテーゼとしての社会主義的システムに拠るという皮肉。
私はそこに「パラレルな形で成功した五月革命」を見る気がする。
かつてフランスの五月革命下において「壁は語る」という言葉が生まれたように、一見落書きにしか見えない言葉や記号の数々は大量消費社会の奴隷化を推し進めるメディアへの反逆であり、メディアによって消去されるのも当然のことであると妄想すればなんとなく象徴的ではないだろうか。
まあ、こんな穿った読み方も一興であろう。

ひとつだけ申し添えておけば「電車男」が「実話」か否かの詮索は無粋なこと。
読んで面白ければそれでよし。
(参考文献 「スペクタクルの社会」ギー・ドゥボールLa societe du spectacle- Guy Debord)

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★★★★★大満足だぁー。電車ありがとう!

2004/11/19 09:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

私はコンピュータ業界にいながら、
2ちゃんねるにアクセスした事がない人間です。
その私が読んで、オモシロイ。
本当にオモシロイ。

買おうとおもって数週間から、
チョクチョク本屋に立ちよったが売ってない。
昨日は山積みになってました。

エルメス女。
エルメスを無理して買ってる女かと思いきやー…。
まさか、あのようなおかただったとわー…。

電車男はまあ、いそうだな。
“おめかしして〜”はかわいいなー。
エルメスさんも、かわいく見えたんだろうー。
これ以上は書けないよね…。

昨日の午後の打ち合わせ前に買って、
電車の中で食い入るように読み(30分)、
お客様との打ち合わせも、本読みたさに、
軽くクリア(はやく読みたくて)。

“絵文字”っていうのでしょうか?
すごいですねぇ。笑えたー。

本でページめくってうまくあわせてるから、
おもしろいのかもね。
スクロールしてたら、また違う感じなのかな?

2ちゃんねるってスクロールするの?
もしかして、私は初心者か?

同じ打ち合わせにでてた会社の人に、
絵文字すごいってみせたら、
“2ちゃんねるではあたりまえ”みたいで
“普通の人は(参加)できない”とかいってましたが…。

どんなところなのだろー。

これから、2ちゃんねるにいってきます。

どんな>がいるのでしょうか?

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まだ感じた事のない想い

2004/11/23 20:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カスタマー - この投稿者のレビュー一覧を見る

えー、私は25歳で、恋人いない暦25年です。
そんな私ですが、非常に楽しい読書体験をさせて頂きました。
そして、読み終わった後、こんな恋してーねぁと思ったり。でも、この本での出来事はそれほど凄い事ではなく、日常的に起こる事で、誰しも一度は体験する事だそうな…、僕はした事ない!
この本、基本的には恋愛ドラマなのですが、目新しいのがやはり、インターネットという媒体でしょうか。私はデートとかした事ないのですが、やはりそういう時は、何らかの媒体(たとえばホットドックという雑誌)とかを読んで、オシャレな格好をして行くのでしょう。そんな情報を、インターネットに求めた電車男。その問いに、見事に応えたインターネット。そして、この本の舞台が京浜東北…、実は僕も少し前まで乗っていました。でも、僕には電車男さんのような体験話はありません。何が違うのでしょうか。運でしょうか? 本を読み終えた今思うのは、電車男さんの言うとおり、勇気でしょうか。何かを動かす勇気。たとえば、電話をかける勇気。よっぱらいの男を注意する勇気。デートに誘う勇気、そして、告白する勇気。そんな一つ一つの勇気が、電車男さんにあったから、この本が生まれたのだと思います。もちろん、インターネットの存在があった事、それも忘れてはいけませんが。で、私事になりますが、この本を読み終えた後、心のどこかがムズムズとしました。下がムズムズする事はあっても、心がムズムズするのは珍しい。そう、私は、恋をしたくなってしまったのです。25年間ずっと平坦だった私の恋愛道。もしかしたら、今までの人生にも、小さな分岐点があったのかもしれません。でも、その分岐点を曲がる勇気が私には、無かった。どうせ、自分はダメなんだと逃げてきたから。でも、本当にこの本のような体験をしたいと思った時、必要な物は何なのか、それを教えて頂いたような気がします。
この本は、そんな本です。

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「リアルタイム」な恋物語

2004/11/28 17:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:祐樹一依 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 巨大なネット上の掲示板、2ちゃんねるにて繰り広げられた、リアルタイムの恋物語。主人公は冴えない一介の青年。ほんの些細なことから始まった男女の繋がりは、彼一人では絶対的に手繰ることは不可能だった…、しかし。その小さな話が掲示板の上に持ち出されたとき、小さな奇跡は始まったのです。まさかあのような始まりからあのような結末を迎えることになるとは、発端時には誰が予想出来ただろうか…。「掲示板の書き込み」だけで構築された「恋愛物語」が成立すること自体が驚きですが、その内容の「純愛さ」には、今日、むやみに大量生産される「純愛」の薄っぺらい看板を打ち砕く感動に等しい興奮と、リアルな威力がありました。

 インターネット、そして2ちゃんねるの特性として一番に上げられるのは「匿名性」だと思われます。つまり、掲示板への発言のみで世界が作られることから、その発言自体に明確な信憑性と責任性を求めてはならない、というのが、ネット使用者の胸に留めなければならない鉄則。無論、そうであるからこそ、発言者本人が嘘でない書き込みをしたときにはその信頼性が浮き立って見えるものなのです。それは本書の一番の特徴でもあり、全登場人物…、言い換えれば掲示板参加者が匿名である、ということが最大の強みになっているように思われます。「電車男」の一連の物語は、彼本人が記述する「出来事の進展」によってのみ移り変わるので、何処から何処までが現実世界で起こったことなのかが曖昧なまま展開する。けれども、その真偽を問うのは野暮なのです。これは掲示板のテーマに即したネタなのだ、いや事実だ、と議論することは、創作であることが最初から分かっている多くの「恋愛物語」の存在を否定するに等しいことだから。
 これは「電車男」本人にとって真実の物語であれば、それ以上の意味付けは必要のないもの。それ以外の掲示板参加者、そして更にその周囲の存在である本書の読者にとってとなると、創作であろうと現実であろうと、「ある男の恋物語」を聞く、という姿勢に何の違いもないのだということは想像するに難くないでしょう。だからこそリアルタイムで情勢が変わる媒体を用いて展開することになったこの物語、恋愛をする青年をこれほど応援してあげたくなる臨場感にはそう恵まれるものではないでしょう。

 本書「電車男」は、先述のように掲示板のログ(書き込み)を編集したものであり、本来のスレッドから、本筋には関連性の薄いと思われるものの多くが削除された形になっており、とても読みやすいものになっています(とはいえ、2ちゃんねる発祥の変え字、当て字もあるので、少々の勉強は必要か)。これもまた、この「物語」の「綺麗さ」を押し出すことになっていますが、それはそれ。「電車男とその仲間たち」の言葉はどれもとても現実味を帯びていて、「感動する」という一言で表すには惜しいばかりの笑いと涙をもたらしてくれると確信します。

(初出:CANARYCAGE)

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