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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 7件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.9
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:20cm/345p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-15-208590-8

紙の本

狂気

著者 ハ・ジン (著),立石 光子 (訳)

楊教授が脳卒中で倒れた。愛弟子で、彼の娘・梅梅の婚約者でもあるぼくは教授の付き添いをすることになるが、病床で教授は秘密と憎悪を吐露する…。全米図書賞受賞作家が天安門事件を...

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狂気

税込 2,530 23pt

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商品説明

楊教授が脳卒中で倒れた。愛弟子で、彼の娘・梅梅の婚約者でもあるぼくは教授の付き添いをすることになるが、病床で教授は秘密と憎悪を吐露する…。全米図書賞受賞作家が天安門事件を題材に、非情な現実に抗う人間の姿を描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ハ・ジン

略歴
〈ジン〉1956年中国生まれ。ブランダイス大学で英米文学の博士号取得。「待ち暮らし」で全米図書賞、PEN/フォークナー賞受賞。

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (0件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

看病と受験勉強の両立、恋愛の行方など主人公のあたふたぶりを面白く描く。天安門事件、そして中国のことを英語で書きつつ、亡命作家が志しているのはまさに「中国文学」ではないか。

2004/09/20 16:04

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 The Crazedという原題である。定冠詞と受動形の組み合わせが表す意味は、どうやら邦題『狂気』という名詞よりもはるかに多くの含みがある。天安門事件をきっかけに米国で暮らすことを決意し、英語で書き始めた亡命作家が、この言語のもつ特徴を巧妙に使った印象の強い題名だと、読了して気づかされた。

 物語の支柱となるThe Crazedは、中国の田舎大学で詩学を学ぶ学生「ぼく」が師事する大学教授である。何も気配がなかったのに脳卒中で倒れ、意識が混濁したまま病院のベッドに横たわっている。その楊(ヤン)先生の夫人も娘もほかの土地で暮らしているため、「ぼく」と別の学生が交替で付き添いをすることになった。先生は博識で文学部を背負って立つ人材だったが、病床では寝ても覚めてもうわ言が繰り返される。意外な秘密の生活や周囲への憎悪が飛び出してくる。おまけに歌い出したり叫んだりで、看病する者を始終驚かす。
「ぼく」が看護人に選ばれたのには愛弟子だということもあるが、北京で医学院受験のため勉強中の先生の娘・梅梅(メイメイ)と婚約中だということが大きな理由としてある。梅梅は非常に向上心強い女性で、人生に賭ける過剰な熱意もまたThe Crazedと言えるだろう。
 ほかにも、大学関係者にThe Crazedはちらほら見受けられる。党から学校運営を任され派遣されている書記の策略にしろ、食堂の入口で米帝国主義をラディカルに批判する演説をぶつ頭のいかれた元講師も、楊先生を目の敵にしていた教授も、皆どこか少しずつ歪んでおり、それを「狂い」と呼ぶことに差し支えはなかろう。

 人びとの境遇や属性、そして相互の人間関係がユーモラスに、時にはかなり皮肉な調子でもって書かれている。複雑な設定や箴言めいた抽象的記述で始まらず、いきなり何がどうしてどうなったという叙事でもってテンポよく小説はすべり出していく。だから、終盤になっていよいよ天安門事件が絡んでくるまで、まさか政治的にここまで切り込んでいく内容なのだとは思えなかった。
 終盤のことはさて置き、というかそう語るわけにもいかないだろうからThe Crazedに戻ると、何も登場する人たちの精神がその状態だというばかりではない。この言葉には「予定や運命を狂わされること」という意味もある。「歪み」としての狂気を誰もが持ち合わせているのと同様、予定や運命の「狂い」なるものも、小説の人物だけでなく世間一般に普遍的なことだ。
 さらに、The Crazedは集団ヒステリーのような現象も暗示しながら、事件に象徴された社会の「狂気」の多様性をも描いている。腐敗した体制にも、それに反抗する勢力にも同様に宿るものなのだという多面的な視野がここにはある。

『待ち暮らし』で初めてハ・ジンの本が日本で紹介されたとき、「歴史的・社会的制約を多かれ少なかれ意識しながら、私たちは個人としての意思決定を重ねて生活を営んでいく。そのことの厳しさと難しさ、可能性と不可能を痛烈に書き込んだ〜」と私は書いた。つまり「不条理」ということなのだが、この感想をまるで読んでくれたかのように、ハ・ジンは新作の終盤で、もっと深い考察を読者に促す。それは共産主義を唱える歴史書批判を表明した思い切った意見でもある。
 英米文学の作家として重要な位置を占める作家だという主旨の解説が付されていたが、書く言語はたとえ英語であっても、ハ・ジンという人は「中国」を書くことに相当な覚悟をもってこの本を世に問うたのだなと、深く深く感じ入った。

  

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紙の本

漱石とカズオ・イシグロ

2004/11/28 17:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カワイルカ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説の面白さをどう伝えたらいいだろうか。天安門事件の頃の中国を舞台にしているが、体制を批判的に書いただけの小説ではない。
 大学院生の「ぼく」は脳卒中で倒れた指導教授の付き添いを命じられる。「ぼく」と教授の関係は漱石の『こころ』の主人公と先生の関係を思い起こさせる。「ぼく」は尊敬する教授の影響を受け、学者を志していたのだ。が、教授は病気のためかうわごとを発するようになる。教授の口から、若い女との不倫や妻への嫉妬などを聞いた「ぼく」は驚く。
 教授のうわごとはどこまでが妄想でどこまでが真実なのかわからないが、主人公はそれをまともに受け取って悩んでしまう。よくいえば純粋なのだが、あまりにもナイーブで世間知らずなのだ。同級生の班平(バンピン)が図太く、したたかなのとは対照的である。婚約者の梅梅(メイメイ)のほうがはるかに現実的だ。
 中国の知識人は「事務屋」にすぎない、という教授の言葉を聞いた「ぼく」は進路を変えてしまうが、現実を理解していないために思ったように事は運ばない。
 「ぼく」は語り手でもあるが、彼の理解している現実と事実の間にはずれがある。「ぼく」はカズオ・イシグロの小説によく出てくる「信頼できない語り手」である。
 主人公は最後にすべてを失ってしまうが、それでも作者は彼に愛着を感じているように思う。彼が愚かだから失敗したのではなく、中国で生きるにはまともすぎたのだろう。彼のまわりの人間はみなどこか狂っているのだ(原題のThe Crazedには「狂気」の他に「狂った人々」という意味がある)。
 終盤まで、主人公は大学の寮と病院を行き来しているだけだが、少しも退屈しない。主人公と教授、婚約者、大学関係者とのやりとりのなかで、当時の中国の知識人の置かれた状況を描き出しているのはさすがだ。しかも、主人公や登場人物の姿には普遍性がある。特殊な世界を描きながら違和感なくすんなり入ってゆけるのはそのためだろう。

Dolphin Kick 2004

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紙の本

狂気は真実をあぶりだす

2004/11/08 20:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:野沢菜子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

学問一筋で、その学識の高さが海外でも評価されている山寧大学の詩学の教授が脳卒中で倒れ、教授の娘の婚約者でもある愛弟子が病床に付き添う。
ちょうど天安門事件の起こる寸前。北京のざわめきが、遠く離れた田舎の大学にも伝わってくる。だが、語り手である愛弟子は、敬愛する教授と同じく学問の道を究める覚悟で、愛しい婚約者と北京で暮す日を夢見つつ北京大学の大学院入試を目指して猛勉強中。
大学内の派閥争い。無学な党書記が教授連の命運を握る不条理。農村の唖然とするような貧困。そんな中で生きる人々の抜け目のなさ。共産主義政権下ではお馴染みの光景を背に、脳卒中の後遺症で頭の状態がおかしくなった教授は弟子に本音をぶちまけ始める。
教授は、文革を生き延びた世代である。命より大事な蔵書を焼かれ、下放されて長い年月労働を課せられた経験を持っている。そのあいだにどうやら妻には男ができたらしい。教授自身、若い女性相手に不倫の経験があるようだ。裏切った妻への呪詛。好色なヒヒ爺のような言動。党へのへつらい。愛弟子が耳を覆いたくなるような「真実」を、教授はさらけ出す。なにより弟子の心を貫くのは、学問の道を歩んでもただの「事務屋」になるだけだ、この国では、学者などまな板の上の肉と同じ、好き勝手に切り刻まれるだけだ、という教授の言葉だ。
将来の道に疑問を持ち始めた弟子が懊悩する一方、時代は天安門へと突き進む。

狂気に駆り立てられた教授の真実の言葉が、社会の狂気を、時代の狂気をあぶりだす。鋭い言葉で丹念に描き出された中国の現状。だがそのうち、ふと思えてくる。これは中国だけじゃないぞ、と。組織というもののおぞましさ、いやらしさ。そこで生き抜こうとする人間の下劣さ。そんな中で学問を目指す人間が俎上の肉塊と成り果ててしまうのは、なにも共産主義政権下だけの話ではないのかもしれない、と。
教授の吐く狂人の真実の言葉を辿るうちに、「学問」ってなんだろう、という気さえしてくる。芸術至上主義と現実との間の深みが見事にあぶりだされていて、鳥肌が立つ。ハ・ジン、恐るべし。

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紙の本

あらすじ&著者略歴

2004/09/21 19:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:早川書房 - この投稿者のレビュー一覧を見る

〈あらすじ〉
山寧大学の楊教授が、脳卒中で倒れた。夫人はチベットに赴任中、娘の梅梅は北京で医学院受験に追われている。愛弟子で梅梅の婚約者でもあるぼくは、教授の付き添いをすることになった。病床で教授は、高潔で尊敬を集める人とは思えぬうわ言を口走り、ぼくは驚いた。経費の問題、不倫の疑い、何者かにゆすられている節もあった。意識の混濁する教授に翻弄され、迫る大学院入試の準備もできず、ぼくの苛立ちは募る。
どんなに学問を究めても役人より格下でしかないと、学者の人生を悔いる教授の姿を目にするうちに、ぼくは自分の進路に疑問を抱く。そんなぼくを梅梅はなじり、去っていく。折りしも北京では自由を求める学生が続々と天安門広場に集まっていた。すべてを失ったぼくは北京へ向かうが……。

〈ハ・ジン Ha Jin〉
1956年、中国遼寧省生まれ。人民解放軍に6年間在役。1985年に渡米、ブランダイス大学で英米文学の博士号を取得。ボストン大学でも創作を学ぶ。英語で書くようになって10年あまりで書いた『待ち暮らし』で1999年の全米図書賞、2000年のPEN/フォークナー賞に輝くという快挙を遂げ、同書は世界的ベストセラーとなった。著書に、2冊の詩集Between Silences(1990)とFacing Shadows(1996)がある。短篇小説集では、Under the Red Flag(1997)でフラナリー・オコナー賞、Ocean of Words(1998)でPEN/ヘミングウェイ賞、The Bridegroom(2000)でアジア・アメリカ文学賞を受賞している。長篇小説は、本書のほかにIn the Pond(1998)がある。現在はボストン大学で英文学の教鞭を執るかたわら、旺盛に執筆活動をつづけている。

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2013/02/10 00:46

投稿元:ブクログ

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2012/12/05 08:49

投稿元:ブクログ

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2013/09/04 17:22

投稿元:ブクログ

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