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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 45件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.9
  • 出版社: 国書刊行会
  • サイズ:20cm/369p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-336-04501-1

紙の本

ソラリス (スタニスワフ・レムコレクション)

著者 スタニスワフ・レム (著),沼野 充義 (訳)

地球外の知性体との遭遇について描いた哲学的かつ科学的な小説。広大無辺な宇宙空間において、理解不能な事象と愛の記憶に直面し、人は何をなすべきか。77年刊「ソラリスの陽のもと...

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ソラリス (スタニスワフ・レムコレクション)

税込 2,640 24pt

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セット商品

スタニスワフ・レムコレクション 全6巻 6巻セット

  • 税込価格:17,600160pt
  • 発送可能日:購入できません

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商品説明

地球外の知性体との遭遇について描いた哲学的かつ科学的な小説。広大無辺な宇宙空間において、理解不能な事象と愛の記憶に直面し、人は何をなすべきか。77年刊「ソラリスの陽のもとに」を、ポーランド語原典から新たに訳出。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

スタニスワフ・レム

略歴
〈レム〉1921年ポーランド生まれ。ヤギェウォ大学で医学を学ぶ。「金星応答なし」で作家デビュー。最高のSF作家の名をほしいままにする。著書に「ソラリスの陽のもとに」など。

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みんなのレビュー45件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

ラブストーリーの裏にある「完全なる虚無」・・・。

2010/02/15 22:19

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:反形而上学者 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある日の朝、睡眠から起きてみると、かつて「悪夢」でみた「怪物」が目の前にいた・・・としたら、あなたはどうするだろうか。本書を一言でいうとすると、まさにそういうことを書いているのだ。
舞台は地球から遠く離れた「ソラリス」という惑星での出来事であるが、この惑星の軌道上に宇宙ステーションを作り、不可解な惑星「ソラリス」の研究が続けられていた。しかしこの惑星の宇宙ステーションでは実に奇妙なことが起きる。ステーションに滞在して研究している人間の深層意識から、実に「恣意的」に選択し、「それ」を物象化してしまうのだ。
中には、最初に書いたように「悪夢の怪物」が突然出現してしまった者もいた。そして、主人公である新任研究者のクリス・ケルビンも最初の睡眠から目覚めたときに、この「ソラリスの洗礼」を受けることになる。クリスがソラリスの海から贈られた「もの」は、かつて些細なことで自殺してしまった、奥さんのハリーであった。
2度の映画化をされている小説であるし、本書に関してはこの程度の導入を話しても読書の楽しみは全く奪われはしないであろう。
映画では、このクリスとハリー(もどき?)にばかり焦点が当てられて、非常に感傷的な映画となっているが、本書をよく読んでいくと、そういうことはストーリーの一部に過ぎないことが理解出来るであろう。
この非常に高度な知性を持つとみられる、「ソラリスの海」による「贈りもの」は、研究者たちからは「客」という隠語で呼ばれている。困ったことにこの「客」であるハリーは意識を持っているし、意思も持っている。まるでかつて存在していたハリーそのものなのである。
クリスも含めた研究者たちは、その「客」たちに翻弄されながら、人間の持つ「倫理観」や「存在意義」自体も大きく揺り動かされてしまう。
ソラリスの海は、何の意図でこういう「客」を送り込んでくるのか?
我々読者は、『ソラリス』を読んでいると、大きく「情動」を動かされるし、それが「架空の架空」を描いた小説であることに気づくであろう。
著者のレムはこうした「多層構造の無」を描くことによって、我々が日常的に当たり前だと思っている物事を、根底からひっくり返し、不安にさせる。
これが多分、スタニスワフ・レムという稀代の大作家による、目的の中心なのであろう。

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紙の本

待望の新訳。不思議な魅力を持つ名作。

2004/10/19 20:05

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GG - この投稿者のレビュー一覧を見る

A.タルコフスキー監督『惑星ソラリス』(1972、ソ連)は、ハイブロウなSF映画の傑作としてよく知られている。原作は、ポーランドの作家スタニスワフ・レムによる本書『ソラリス』(1960)。日本では飯田規和訳『ソラリスの陽のもとに』(ハヤカワ文庫SF)が、1965年の初訳から長年読み継がれてきた。

この伝説的作品の新訳がようやく刊行された。もともと2002年に映画『ソラリス』がアメリカでリメイクされたときに、タイミングを合わせて出版されることが予告されていたから、2年あまり待たされたことになる。

沼野充義による新訳は、名盤とされる古いLPがリマスタリングでクリアになり、今までは聞こえなかった細かなハーモニーも聞き取れるようになった印象である。従来の版に親しんだ者もこの機会に再読する価値が十分にある。訳者による巻末解説も充実している。

もともと『ソラリス』は、主人公の心理学者ケルヴィンとその自殺した恋人ハリーとの再会の物語として多く語られてきた。ソラリスの海によって、ケルヴィンへの《お客さん》としてハリーが送られてくる。そのハリーをめぐるケルヴィンの葛藤が最大の読みどころとされてきた。心理小説としての側面に焦点が当てられてきたのである。

しかし、新訳の再読で、それは本来は違っていることを確認した。

巻末の解説にもある通り、作者レムの狙いはソラリスという絶対的な他者とのコミュニケーションの不可能性という思弁にこそある。つまり、SFという形式を使ってしかできない思考実験を十二分に行うことが、この小説のメインテーマなのだ。相当な紙数を費やして描かれるソラリス学に関する描写や、第8章「怪物たち」での海の作り出す様々な模様の説明がその証拠といえる。さらに架空の書物であるギーゼ『ソラリス研究の10年』の詳細が、著者ギーゼの性格描写とともに二十数頁にもわたって記述されていることなどに、思弁SFとしての質がはっきり現われている(183〜206頁)。

この思弁の部分は、実のところ、十分説得的な議論を展開しているとはいえない気もする。表面的な用語の難しさのわりに、実質的内容がないようにも感じられるのだ。しかし、にも関わらず、ある種の哲学書のもつオーラを本書も持っている。よくわからないけど、魅力があるのだ。

そして、全体としての難解さ(とそれに伴う読みにくさ)にもかかわらず『ソラリス』は甘いラブ・ロマンスでもある。ハードSF『ソラリス』のなかで、実はサイド・ストーリーでしかないハリーとケルヴィンの再会に、何故こんなにも魅せられるのか。何度も繰り返されてきたこの問に、また私もとらわれる結果となった。不思議な魅力をもった名作である。

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紙の本

ヒューマニズムに頼る人間讃歌でなく、「未知なるもの」と対峙する人間存在の思弁を追究したことで到達し得た「理性」の肯定。温かく美しい、だが極北の小説。

2004/11/02 14:20

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 太古から人類は、安全と食べ物を求めて旅をしてきた。農耕という術を得て定住を可能としたのち宗教という概念がもたらされ、旅は生命維持とは異なる性格を帯びるようになっていった。すなわち巡礼であり冒険であり、より良き暮らしを求めての侵略である。自分たちの世界を広げるため、未知の世界を認識上ででも我がものとするための目的が設定されるようになった。
 しかし、多くの物語が残されているように、そのほとんどは諸々の限界に突き当たっての挫折の繰り返しである。長い航海に出て難破し、水も糧食も尽きた船内で乗組員が正気を失っていく。荒野を開拓する一族に降りかかる次から次への受難で、神経が蝕まれていく。閉鎖的状況下で狂気を帯びてくる人びとのゴシック物語は、狂気を潜ませて正気を生きる人間たちをなぜか惹きつけてやまないものだ。

 21世紀を迎えた今の科学技術をもってしても、とても到達できない遠い宇宙の先に、赤色と青色の2つの太陽のまわりを巡るソラリスという惑星がある。その星はゼリー状の深い海に覆われ、灼熱の暑さと凍てつく冷気にさらされている。
 2つの太陽の影響下で軌道が不安定なはずのこの星は、どうやら有機的な形成物である「海」の力でもって、その軌道を安定に保っているらしい。海は生きているのか、いや、それ以上の存在なのか——「とてつもなく大きなものを読まされているのだな」と読んでいて興奮が絶えない小説だった。作者レムがこの「海」に注ぎ込んだ、可能性としての性質ほどスリリングな未知もなかろう。

 未知が未知のままであっても、こちらへ危害を加えてこなければ旅人は正気を保っていられる。だが、謎の性質を解くべく観測基地に辿り着いた研究者たちの脳に、ソラリスという未知は、平衡を失わせるような揺さぶりをかけてくるのだ。
 巻末に所収されたレム自身による解説で、「人間よりも強力な存在であり、決して人間が持っている概念やイメージには還元できない」(368P)——そのような何者かとの人間の出会いのヴィジョンを創出することをもくろんだと明らかにされている。「人間よりも強力な存在」——それは、人間が測れないものゆえ、打撃に遭ってもやり返すという戦闘すら成り立ちはしない。闘争はむしろ、研究者たちが内部ですべきものとして仕向けられる。自らの記憶や価値が呼び寄せるところの夢魔のようなものと闘うよう、ソラリスは力を発動してくるのである。

 タルコフスキー監督作品「惑星ソラリス」——あれはあれで、すすり泣くような映画であり夢中で観たものである。けれども、こうして原作に触れると、監督が「道徳」というものを読みとって映像化を実現したことには違和感がある。モラルを保つ正気に働きかけてくるものこそがソラリスという未知だからだ。
 では、登場人物たちが閉鎖的ステーションで狂気を帯びてくるようになるからゴシックかといえば、それもまったく見当違いなのである。地球から観測基地の異変を確かめにやって来た心理学者ケルヴィンは、ゴシック的なものにはねじ伏せられない。彼は科学者のひとりとして、現実か幻想かを判定するための実験を行い、「知」と「未知」の境界を見極めていこうとする。ケルヴィンが五感で認知するソラリスがきめ細やかに、読み手の体温に響いてくるような筆致で書かれている。愛する者たちへの思いに揺れる内面にも覚えがある。
 血が通い感情をもった旅人が未知をどう知ろうとしていくのか——対象へ謙虚に向かって行くその姿勢の根底が、「限界」と「可能性」のバランスを取る正気、すなわち理性である。レムが重視したのは、人類のその資質なのかもしれない。

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2006/05/04 01:20

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2006/05/23 18:38

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2006/07/28 17:35

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2006/07/19 05:34

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2007/03/14 15:35

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2009/02/08 19:49

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2009/11/12 22:10

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2010/05/10 18:40

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2010/05/11 03:08

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2010/06/26 11:28

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2010/08/20 16:20

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