サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 14件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.10
  • 出版社: 角川書店
  • レーベル: 角川oneテーマ21
  • サイズ:18cm/228p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-04-704179-3
新書

紙の本

物語消滅論 キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」 (角川oneテーマ21)

著者 大塚 英志 (著)

物語消滅論 キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」 (角川oneテーマ21)

税込 859 7pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー14件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

僧衣から鎧(よろい)、サブカルから旧左翼

2006/05/04 15:39

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:越知 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最初にあとがきから読んだ方が分かりやすい本だ。近代的言説の擁護、というのが、この本の主題である。
 著者は言う。「新しい歴史教科書をつくる会」の動きが台頭してきた頃から司馬遼太郎の語る歴史像が奇妙に持ち上げられる現象が目立つようになり、自分はそれに違和感を持っていた。マルクス主義的な歴史記述への批判として、「物語」風な歴史記述が肯定されるのは問題ではないか。それは「ハリポタ」などの物語がサブカルとして全世界的に流行している状況や、イスラムを単純に悪ととらえて攻撃をかける米国の態度と軌を一にしている、と。
 そうした世界状況への批判的な視点を回復するために、あえて近代文学を擁護し、その批評性を介して世界の複雑さを見通す目を養うべきだ、というのが本書の主張である。本来こういう言説は近代文学の側からなされるべきなのだが、その様子が見られないので、サブカルの営業マンだった自分がこの本で言ってあげたのだよ、とも。
 何とも笑ってしまう見解なのだが、これは大塚英志ひとりの傾向ではなく、バブルの頃からサブカルにどっぷり浸かってきた、或いは俗流心理学で世間や自分を解説して分かった気になっていた軽チャー文化人に多く見られる言説なので、俎上に載せてみたい。
 まず、この本の一番大きな欠陥は、「物語」概念の限定ぶりである。具体的には、プロップの有名な魔法昔話論から始めて「物語」を規定してゆくのだが、マルクス主義の時間軸にそった発展論的な社会認識に対して、共時的な認識に基づく構造主義が提出した物語論に大塚は依拠しているわけだ。
 しかし、である。ではマルクス主義は「物語」ではないのか? リオタールが「大きな物語は終焉した」と宣告したとき、当然ながらマルクス主義もその中に含まれていたはずだ。つまり事態は、大塚の言うのとは違い、マルクス主義が終わって物語的な世界認識が生じたのではなく、マルクス主義の物語から別の物語に世代交代がなされたに過ぎないのである。
 無論、そうした「物語」的な世界認識の妥当性を問う作業は大いになされるべきだろう。しかしこの本で大塚がやっているのは、文字通りの意味で反動的な作業である。マルクス主義はあくまで「物語」ではなく、「社会を或る立場から正確に認識していく技術と、それを批評していく技術」を兼ねていた、と書く(218ページ)。北朝鮮を日韓併合に絡めて擁護したりもする(224ページ)。まさに僧衣から鎧、サブカルから旧左翼、と言いたくなるではないか。
 断っておくが、私はマルクス主義や左翼だから駄目だ、と言っているのではない。その現代的な意義を説得的に述べているならそれなりに評価する。だが大塚にはそんな能力はない。サブカルにどっぷり浸かっていたから、なぜマルクス主義が破綻したのか、まともに考えたこともないのだろう。「物語」で世界を見ている、という批判に一番良くあてはまるのは、実は大塚自身だと言える。
 また、近代文学の批評性を回復すべきと大塚は主張しつつ、その批評は狭義の文学だけに向けられるものではないとも書いているが、そんなことは当たり前である。小林秀雄が音楽や絵画を含めて芸術全体を扱ったこと、福田恆存が社会批評によってマルクス主義者の「物語性」を撃ったことくらい、46歳にもなってご存じないのだろうか。
 近代文学についてちゃんと勉強してから出直してこい、と言いたくなる本であった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

豊富な話題で評論家と読者に挑戦か?

2004/12/03 20:37

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:T.コージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 バブル時代のニューアカが予想通りアカデミズムではなかった実態を披露(暴露ではない)し、産学協同が必然でもある社会分析の方法論を提示しつつ、自らが電通などともにバブルの演出者だったことを前提に書き進められる現代史の一面を持つ内容は貴重だ。著者がバブル期に注目されるキッカケになった『物語消費論』の発刊が89年。それから15年継続していた問題意識に自らが回答した成果でもある。
 15年間の自問自答の結果というものはそれだけの重味をもっている。感覚的な「左翼嫌い」「サヨ、うぜえ」に対するクールな応答でもあり、その解答そのものが左翼的な方法論においてしか到達できないものであることも明示した点も優れている。いまや左翼が自覚しない左翼のウザささえも大塚は論理的つまりは科学的(つまり左翼的に!)に把握したワケだ。
 本書の感想や書評で「わかんね」「新人類世代内のことジャン」というものが多い。読解力がないものにはそうだろうし、世代を超えて問題を置き換える認識能力の無いものにもそうだろう。そして文芸評論家のたぐいが想像することさえできなかった江藤淳の死へ至る問題さえも大塚はシッカリと解いてみせている。その「問題」がオウム事件やさらには「キャラ萌え」や「多重人格」にも通底することを大塚は説いているのだ。もちろんそのエグザンプルの豊富さが裏目に出たのはマーケティングの失敗?かもしれないけどね。(W

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2007/04/19 20:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/12/12 21:49

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/04/09 22:43

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/02/10 02:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/05/24 19:33

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/02/24 22:16

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/03/13 16:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/04/03 23:37

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/08/12 02:42

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/06/27 03:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/06/03 14:06

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/05/12 11:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。