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商品説明
誰もいない星、ふたごの星、野球少年の星、孤独な少女の星…。いろいろな星を訪ねて宇宙を旅する玉子さまと愛犬ジュペリの物語。ミステリィ作家が自ら描いた絵本。親子で、恋人と、4倍楽しめる解説付。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
森 博嗣
- 略歴
- 〈森博嗣〉1957年生まれ。工学博士。某国立大学工学部建築学科助教授。「すべてがFになる」でメフィスト賞を受賞し、小説家としてデビュー。著書に「女王の百年密室」「スカイ・クロラ」など。
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紙の本
真っ先に、2歳の姪と一緒に読みたいと思いました。
2004/12/17 19:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:purple28 - この投稿者のレビュー一覧を見る
森博嗣の描く絵本、ということで手にしてみました。帯には“親子で、恋人と4倍楽しめる”なんて言葉も踊ってますが、4倍どころじゃないと思います。自分の成長に合わせて何度でも、繰り返し楽しめ、その度ごとに違ったことを感じることができるでしょう。
実は私、森博嗣は人間愛を語れない、なんてことを思っていたのです(笑)。しかーし、その考えはすぐに壊されましたね。秒殺でした。なんてハートフルなのでしょう。なんて深い愛なんでしょう。そして、やっぱりユーモアにも溢れていました。
森博嗣は理系の香りがして苦手、という方には、「スカイ・クロラ」よりも、まずこっちを紹介すべきかも。絵本なのですぐ読み終わるし、ちょっとでも興味があるなら、ぜひ。
紫微の乱読部屋
紙の本
何度も読んで欲しい
2004/11/14 23:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こいのみず - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の作品で、絵本は今まで読んだことがなかった。
しかし、「少しでも沢山の人に読んでもらいたい」といつもとは違うお薦めコメントを読み、無性に気になって本書を読んでみた。
まず、絵に魅かれた。そして1ページずつの物語に夢中になってしまった。
しかし、一度読んだだけでは自分の中に入ってこなかったので、また読み返す。すると、自分に照らし合わせられる物語も見つけられた。
著者の伝えたかったことが、私の中では少しだけだが理解できた気がする。
これはすごく素敵な物語だ。著者はロマンがある。
そういう所がこの「STAR EGG 星の玉子さま」に反映されているのだろう。
紙の本
森博嗣氏らしい無機質さを感じさせつつ優しさと温もり、そして淋しさを含んだ絵本です。30〜40代の男性に特にオススメですね。
2005/02/14 20:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛犬のジュペリーと一緒に小さな星の1つに住んでいる玉子さまはおじいさんが造ってくれたロケットで色々な星に出かけてみるのが好きなのです。
まずですね、この玉子さまとジュペリーの絵がすごく可愛いんです。
ページを開いたとたんにメロメロになりそうな可愛らしさなんですよ。
しかもどうやってこんな小さい星からロケットに乗り込むのやら?と不思議な部分もまた良いです。(ちゃーんとその部分は解説で語ってますのでご安心を)
ページを捲ると左側に1つの星が書かれていて右側がその星について語っています。
全てを語るわけではなく、問い掛けてみたり、謎があったり…。
絵本なので「あっ」という間に読み終わってしまうのですが、ここからが普通の絵本と違います、何と森氏は1つ1つの星に対して解説しているのです。
解説を読んでからもう一度最初から見るとまた違う味わいがありますし、4倍楽しめるというのは嘘ではありません、上下左右を変えてページを捲るとあら不思議、今まで見えなかった部分に目が届くのです。一枚の絵なのに方向によって違う景色が見えてくるから不思議ですよね。
そして絵本らしく最後の部分はとても深く語りかけています。
絵本なので答えは勿論1つではなく、何度繰り返して読んでもまた違う味わいがあると思います。また読む人によって解釈は色々だと思います。
無機質な部分は森氏ならではですし、優しいだけでもなく、また寂しいだけでもない、感想という感想は思い浮かばないのですが取敢えず「ダイスキ!」といいたくなる絵本なんですよ。
眺めているだけで幸せになった1冊。
紙の本
孤独が隠すものは
2004/11/04 22:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:祐樹一依 - この投稿者のレビュー一覧を見る
森氏が自ら絵を描き、文章を書き、出版される際には「多くの人に読んで欲しい」とコメントした本です。少しだけ硬質で、少しだけ冷ややかで、けれども何処か柔らかく温かい、本。空気のない宇宙の中にも、空気のある星があるように、素っ気無く提出された物語の中に、密やかな微笑みを見つけ出すことは、決して難しくありません。
宇宙には沢山の星があり、沢山の物があり、沢山の者がおり、そして沢山の孤独がある…、時折、森氏の著作に現れるテーマ、「孤独」。様々な形で表現される言葉ですが、極限的に開かれた世界である宇宙で用いされるその言葉は、何故か物悲しいばかりのものではないような響きをもたらします。それは、無限にある孤独と同じくらい、宇宙には夢が満ちているからではないだろうか、この本を読むと、そう説かれるように思います。
色々な星で、色々な者が、色々な生き方をしている。それは勿論、全体が宇宙であると定義づけることなく、地球の中の世界のことであると読み替えることも出来ます。「孤独」というものは、ただそれが漠然とあるものではないのです。孤独を感じることが出来るのは、自分が「孤独である」ことを知っている者だから。最初から「孤独である」ことを感じる者などいない、ということを知ることは、大事なことなのかもしれませんね。
巻末の解説は、本編の後に読むこと! 楽しさが半減してしまいますよ。
(初出:CANARYCAGE)
紙の本
内容紹介
2004/10/14 11:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なにもない星。たった一人だけの星。ビリヤードの星。四面体の星。ふたごの星。なわとびする子どものいる星。野球少年の星。孤独な少女の星。お墓だけの星。クリスマスツリーの星・・・。
小さな星を訪ねて旅を続ける玉子さまと愛犬ジュペリは、宇宙の片隅でどのような星に出会うのだろうか。
かつて同人漫画家「森むく」として愛好家を熱狂させた人気ミステリィ作家森博嗣が、作家デビュー後はじめて絵筆をとり、抒情感あふれる絵本を書きおろしました。