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すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた(ハヤカワ文庫 FT)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 15件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.11
  • 出版社: 早川書房
  • レーベル: ハヤカワ文庫 FT
  • サイズ:16cm/191p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-020373-3
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた (ハヤカワ文庫 FT)

著者 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア (著),浅倉 久志 (訳)

すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた (ハヤカワ文庫 FT)

605(税込)

ポイント :5pt

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みんなのレビュー15件

みんなの評価3.6

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

弱きおまえも海に消えよ

2005/07/28 23:20

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

カリブ海に面したユカタン半島のマヤ族の居住地で、今は米国のリゾート地として開発の進むキンタナ・ローの海岸地帯。歴史の怨念が漂うだろうこの海に、時おり現代人を引きずり込もうとするように幻影が現れては消える。
長期滞在中のグリンゴ(米国人)がいて、観光客ではないとはいえ、かのA.ビアすのように、米国を逃れてこの地を選んだ者には違いない。そこを訪れる者が目にした幻影を語る、聞き手役になっている。結局また聞きの物語になっていて、本当にあったことなのかどうかは実に頼りない次第。ただ聞いただけの話であって、真実味が薄れるようでもあり、「ここだけの話」をされているようでもある。
幻想の彼らは失われた歴史であったり、環境汚染への恨み節であったりに見えるが、世捨人たるグリンゴにだけそっと囁かれるのは、強く訴えるのでなしに、自ら消えてゆく運命を知っているのか。はかなさばかりが残ってやるせない読後感だ。
米国にとって中南米は喉に刺さったトゲのようなもの、いかに欧州やアジアに向けて正義を主張しても、自らそれを裏切ってきた土地だ。そこに入り込んだグリンゴゆえの控え目さをこの構成には感じるが、表面的にどうあれ、したたかさでは随一のティプトリであれば、あらゆる効果を計算しつくしてのことだろう。現代文明への告発、消え行く者の悲しみ、単なる幽霊譚、いかように読むのも正しい。
こういう土地にこそ敢えて目を向けるのが文学者というものかもしれず、中南米を舞台にした米国産幻想作品としては、やはり80年代に書かれた、L.シェパード「ジャガーハンター」「戦時生活」、L.シャイナー「うち捨てられし心の都」などが思いつく。いつか現実との接点がぼやけてマジックリアリズム的になるのは、熱帯ジャングルの混沌がそうさせるのか。
それでもティプトリの場合、語り部は現実に足をつけて離さず、態度は静かだ。自分がキンタナ・ローを訪れたときの印象が序文として記されているが、その土地にどんなに共感しても自分を見失うことは無いのが、ティプトリの強さなのかもしれない。それはたしかに、世界にとって必要な強さだった。理性では分かっても読んでいれば叙情に溺れて、繋がれた命綱が切れたように、海の底に沈んでいってしまった。

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紙の本

カリブ海果つるメキシコのユカタン半島、密林におおわれた海岸、サンゴ礁の広がる場所に立ち現れる亡霊と幻獣の生々しい物語3篇。世界幻想文学大賞。

2004/11/11 12:19

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 海辺は、古代から途切れることなく寄せては返してきた波を見ているだけで時の感覚を麻痺させられる場所。そのようなものを眺めながら人が亡霊や幻獣のイメージを膨らませるのはとても自然なことだろう。海辺に残された昔話や言い伝えにも、多くの「まぼろし」がある。
「まぼろし」ははかなく、時を経ず眼前から立ち消えてしまうものゆえに美しく妖しいのだが、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアがここで描いている亡霊や幻獣は、ちょっと違う気がする。
 シュペルヴィエルの短篇集『海の上の少女』(みすず書房)の表題作のように、ほうと溜息をつきたくなる視覚的な美を追求するものでもなく、『山猫』を残したランペドゥーサが描いた「リゲーア」(『現代イタリア幻想短篇集』国書刊行会)のように官能に働きかけてくるものでもなく、あるいはエドガー・アラン・ポー「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」「妖精の島」のように日常の平衡を奪い、遠くに連れ去ろうとするものではない。

「わたし」という年配の米国人の語り手がいる。職業は心理学者であることが、最初の1篇で明らかにされる。展開されていく物語は、すべて情報提供者たちから伝え聞いたもので、彼が滞在する地に永らく住んできたアメリカ先住民マヤ族に関係する話もあるが、幻想物語がよくよりどころとする民族や土地の神話性というものを極力抑えているようにも思えなくもない。
 神話性という説得力はないのだが、「まぼろし」は妙に生々しい。もしかすると、その「伝え聞き」という距離の取り方が、「まぼろし」をかえって生々しくお膳立てしているのかもしれない。作者は、「まぼろし」を体験した人を紹介した上で「まぼろし」を語らせる。この人物なら、いかにもかく体験もあっただろうと思わせる、日常から超然としてしまった旅人であり、船長であり、ダイバーである。
 亡霊や幻獣がどのようなものであったか、もちろん正体が明らかにされないからこそ、まぼろしはまほろしなのだが——それについては書くわけにはいかない。しかし、読み終わってみると、いずれも「美しく妖しい」類型ではなく、どこか奇妙な亡霊や幻獣である。その奇妙さについていろいろ考えてみようとすると、詩的に叙情的に流されることなく、「まぼろし」までをも知的に叙事的に書こうとするスタイルがくっきりしてきて、「まぼろし」の正体よりもむしろ、やはりこの作家の正体の方を云々したくなってきてしまう。

 ラテンアメリカ文学研究者・越川芳明氏の解説が巻末に添えられている。男名を語って長らく覆面作家として活躍していた彼女が創設時のCIAスタッフだったという事実を挙げ、CIAとマヤ族の政治的関係を説明しながら、彼女の内面の葛藤を「怪物」を生むきっかけと推察している。さらに、男性の覆面をつけることで家父長的男性支配への視点を読者に促し、「支配−被支配」の問題を投げかけているという指摘があり、情報としては興味深い。けれども、この奇譚のユニークさを享受するための読み解きとしては、違う方向ではないかという気もする。
 むしろ彼女の母親が書いた『ジャングルの国のアリス』(未知谷)にある、お供200人を引き連れた一家のサファリ体験が、この物語集につながってくる。自然の生気あふれる暖かな空気、密林の強烈なみどり、太古からの暮らしを変えない部族たち。そのような環境をキンタナ・ローで追体験したなかで、作家は、文明の届かないところに在る「まぼろし」の確かな息づかいを引き寄せ、そして波の間に間に見送ったように私には思える。

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2005/01/07 10:42

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2005/05/17 08:37

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2013/10/26 21:31

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2009/08/05 15:35

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2009/05/18 00:33

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2011/02/10 12:17

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2011/07/26 23:42

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2017/05/18 23:33

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2007/10/29 00:00

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2013/06/07 11:45

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2012/10/28 22:26

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2013/10/21 16:49

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2015/06/22 23:42

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