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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.3 112件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.11
  • 出版社: 集英社
  • サイズ:20cm/268p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-774729-4

紙の本

アイムソーリー、ママ

著者 桐野 夏生 (著)

人はどこまで堕ちられるか。児童保育施設の保育士だった女性が25歳年下の夫と焼死した。背後に施設出身の女の存在が浮かんだ時、更なる惨劇が起こる! 『小説すばる』掲載に加筆。...

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アイムソーリー、ママ

税込 1,540 14pt

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商品説明

人はどこまで堕ちられるか。児童保育施設の保育士だった女性が25歳年下の夫と焼死した。背後に施設出身の女の存在が浮かんだ時、更なる惨劇が起こる! 『小説すばる』掲載に加筆。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

桐野 夏生

略歴
〈桐野夏生〉1951年石川県生まれ。「顔に降りかかる雨」で江戸川乱歩賞、「OUT」で日本推理作家協会賞、「柔らかな頰」で直木賞、「グロテスク」で泉鏡花文学賞、「残虐記」で柴田錬三郎賞を受賞。

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みんなのレビュー112件

みんなの評価3.3

評価内訳

紙の本

突破してください

2007/02/17 19:05

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:石曽根康一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

まあ、僕にとってはバイブル的な小説です。
著者の筆致がとてもいい。
三文小説のような筋も混ざっており、
もう、
純文学かエンターテイメントか
なんて枠組みけんけーねーよ、
という感じで最高。
自らの毒を自覚すべし。
自らの殺人者を、
自らの放火者を、
自らの虐待者を。

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紙の本

最初から迫ってくる惨劇に耐えられますか??

2005/06/29 23:53

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけくん - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語は福祉施設「星の子学園」の保育士であった美佐江とその教え
子であった稔との異色(?)な夫婦が、焼肉屋で食事をする場面か
ら始まる。さーてどんな物語?と思うやいなや登場した松島アイ子
という女が、彼女もまた「星の子学園」の出身であるというアイ子
が、この物語を引き締めてしまうかの如く読者を引き付ける!!!
世の中には自分達の生活レベルとははるかに異なる世界で生活する
人達がいるという事を再認識する様な物語だ。
ともすると、周囲も自分達と同様の考え方や行動をしていると思っ
てしまいがちであるが、虫の類を踏みつけるかの様に人間を殺す事
が出来る人もいる。またそうする事でしか自分の人生を切り開けな
い人もいるんだ。我々はそういう人達と一緒に生活しているんだ、
という事を改めて認識した。
ストーリーは、非情な描写もあるため表現としては適当ではないが、
とても「軽快」に流れていく。登場人物については丁寧に説明がさ
れているためとても読みやすい。
個人的にはラストに物足りなさを感じたが、この世の中を見つめ直
すという意味ではとても印象的な本でした。

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紙の本

なんて悪意に満ちた平和なんだろう

2005/01/26 17:27

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナカムラマサル - この投稿者のレビュー一覧を見る

「グロテスク」「残虐記」そしてこの「I’m sorry, mama」を「グロテスク三部作」と著者は呼んでいるらしい。
その中で、最も読みやすいのが本書だ。
少なくとも、“何が真実なのか分からない、真実なんてものはこの世には存在しないのか”と頭の中が飽和状態に陥るようなことはない。ある意味、後味がいい。

本書は、12章から成る連作短編集と言っていいだろう。
中心人物は、不細工で小太りな松島アイ子という中年女。
泥棒、殺人、逃亡を繰り返す悪魔のようなアイ子の半生が、面白くて実に読ませる。
と言っても、アイ子の生い立ちは「面白い」などと言っては不謹慎かもしれないほど悲惨極まりない。
怪物のような女がどうやって出来上がったか、そして何を思って生きているのか。
こういう話を書かせたら桐野夏生は強い。
魁皇の右の上手と言ったところか。必ず決まる。

特に、「新しいノート」のくだりが秀逸だ。
「真新しいノートがふんだんにあって、消しゴムで消さなくてもいいのだったら、自分が書いたことや勉強したことが残って、積もり積もって、別の人間になれるかもしれない」
この描写で、アイ子という魔物の魅力が数段増すのだ。

桐野の著書を読むと、人間の醜い部分ばかりが目に入り、生きていくのがつらくなるほどだ。
だが桐野は、その醜さの中にある滑稽さをも巧みに描いてみせる。
ここまでくると、この人は相当意地悪な人だなぁ、と冷めた目で鑑賞することができる。
読み終わった後は、現実世界の平和さが眩しく見える。
だが、それは読む前に感じていたそれとは質を異にする。
「なんて悪意に満ちた平和なんだろう」という曲があるが、そのタイトルが桐野の世界に浸った後の気分にぴったりだと思った。


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紙の本

いやあ、おっそろしい女性を描きました。もう『OUT』の比じゃあない。なんたって理屈がないんだから、怖い。ま、主人公への共感と言う点では『OUT』のほうが絶対上、比べちゃあいけない

2005/03/18 18:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

カバー写真 森山大道「ヨコスカ」、装丁 木村裕治・後藤洋介(木村デザイン事務所)。この、少女が駆け出していく、多分、敗戦直後の日本、ヨコスカの一光景を切り取ったかのような写真を撮ったのは、竹橋の近代美術館によれば常設展作品を見ることのできるドキュメント写真(この分類は私が勝手にしたもので、写真史の上ではもっと立派なものがあるだろう)の大家、森山である。さすが有名な人の写真は違うもので、職場でこの本を置いておくだけで見た人が声をかけてくるほどのもの。

話は67歳になる美佐江と25歳年下の夫、稔の外食の場面から始まる。普通で行けば、これだけ歳の離れた夫婦で、しかも妻が元保育士で年下の夫がその園生で、美佐江44歳、稔18歳の時に男と女の関係が始まった、と聞けば、この夫婦の間の関係こそが物語の中心にある、と誰もが思うはずである。

しかし、だ。2004年にいくつもの問題作、快作を立て続けに出した絶好調桐野夏生は、全12章の僅か1章、最初の「愛の船に乗った子供たち」だけで、この二人に引導を渡してしまうのである。これはバーカー『アバラット』も真っ青で、読んでいるこっちも唖然とする。

で、その大逆転というか、話を大きく変えていくことになるのも当然、第1章で、これは読んでもらうしかない。人の好意というものが、ある時には極めて厚かましいものであり、一人の思い込みでしかないということに私たちは気づいていいのかもしれない。そうすれば、小学校に乗り込んで教師を殺してしまった17歳の青年(少年ではないだろう)の心の内だって、もっと理解しやすく、いや、理解などでは測れないものだということが分かるはずだ。

いやいや、冒頭から横道にそれた、軌道修正をしよう。ともかく、この話は『OUT』を思わせるのだ。しかも、その冷酷無軌道ぶりときたら、読んでいて思わず「近寄るな、傍に来させるな、避けろ、よけろ、かわせ、逃げろ」そういいたくなる。しかも、と再び奈良の公園並みに、しかも、が続くのだけれど、この主人公、『OUT』のときの主婦のような知性を感じさせることは全くない。

まさに、本能のままである。憎くなれば、殺す。ムカつけば火をつける。いや、単に金が欲しい、というのでもない。薄汚い格好をすることも、物を拾うことも少しも厭わないのだ。刹那的、それがぴったりかもしれない。嘘もつく。それがバレることも気にしない。体だって、気が向けば誰にでも与える。

そう、これこそ現代に続発する若者、いや老人も含めて俗に「無職」といわれる人間が引き起こす殺人事件の根幹にあるものではないか、そう思うのだ。それほどに、桐野の描く主人公は、思うままに生き、人の命を奪う。そこには、自分の未来どころか他人の命、痛み、あるいは本来ならあるであろう生活や家庭といったものに対する思慮は見事なまでに欠落している。

そのせいだろう、この話のラストも閉じることなく、いかにも先が見えない終わり方をする。もしこれが「13日の金曜日」みたいに続いたら、それは、それは考えるだに怖いことになる。

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紙の本

この内容でこのタイトル…。そこに桐野さんの凄さを感じました。

2005/01/21 10:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この毒、この嫌な感じ、あぁこれぞ桐野夏生だなぁと思いましたね。
なんでこんなに嫌な人たちばかり出てくるのに、目が離せなく一気読みしてしまうのだろう?と不思議に思うくらい吸引力があります。とにかく読書中も読了後もイヤな気持ちで一杯なのに途中で本を閉じることが出来ない一冊なんですよ。

幼少時代の環境により邪悪な心が生まれる…誰からも愛情を受けず、ゴミのように扱われていたアイ子、普通ならこの部分だけで同情される筈なのにアイ子に対しては全くそんな気持ちになれません。
彼女が人々から奪うのは金・幸福・命、他の人が持っているもの全てです。
それも生きていくのが目的ではなく、自分よりも恵まれている者に対する嫉妬から瞬間的に殺意が芽生え殺してしまうのですよね。
怨恨でもなくただ妬みから犯す犯罪、それも偶然の再会により事件が起きるのでアイ子は捕まることなく転々と居場所を変え、名前を変え、そして危なくなれば火で全てを消してしまう…。
物語の途中からは誰かアイ子の存在に気付いて止めてくれ、何で簡単にアイ子を家に入れるのだ?という両方の気持ちで一杯になりました。
決してアイ子以外の人も善人ではないのですけどね…。

これだけ嫌なアイ子なのにタイトルは「アイムソーリー、ママ」。
子供の頃からずっと母を想い、母に憧れ、母を欲するアイ子の気持ちの強さが伝わってくるこのタイトルにだけ同情の気持ちが出ました。
最初から最後までアイ子は恐ろしい怪物なのにタイトルにだけ人の心が出ているのがまた強烈な印象を残してくれました。

何がこんなに怖いのかと考えると、いそうなんですよね、アイ子もここに登場する人々も…。身近にいて欲しくないけれど、常に周りに嫉妬している人っていますし、その人がアイ子みたいになる可能性がゼロではないから怖い。
ホラー小説よりも読んでいて肌寒さを感じた一冊です。

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紙の本

母の愛を求めてさまよう女

2004/12/28 21:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:matika - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分にとって価値のないもの、邪魔なもの、気に入らないものを
あまり感情を交えることもなく、自らの欲求が赴くまま
淡々と排除していく主人公アイ子。

娼婦の置屋で育ち、父は不明、母はアイ子を生んでまもなく失そう。
そんな環境で育ったアイ子は、母の形見と教えられた靴と会話をする少女だった。
子供らしさのかけらもなく、人のまねばかりして、自分というアイデンティティをもたない少女。

もってうまれた資質もあるが、
幼い頃の環境がこんな人間を作り上げてしまうかと思うと、恐ろしくなる。

話が淡々と進んでいくだけに、盛り上がりの箇所がない気がする。
「邪魔だから殺す」「気に入らないから殺す」の繰り返しで。
でもその淡々としている部分が逆に恐さを誘っているのかもしれない。
動機もたいした理由はなく、殺した後も後悔しない上に忘れてしまう。
彼女は怪物なのだろうか。

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紙の本

人間ってこんなに邪悪なものだろうか?読みながらずっと感じていた…

2005/01/18 20:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

巷では3部作と呼ばれているみたいだが、私的には他の2作とは根本的に違うような気がする。
たとえば前2作(『グロテスク』、『残虐記』はそれぞれの実話をモチーフにして語られている社会派作品である。
読後人生そのものについて考えることが出来る心に残る作品である。

本作は実話があるのかどうか定かじゃないが、内容的に重過ぎるし救いがなさすぎるのである。
確かにテンポ良く進むのであるが、読後感は決して良くはない。
いや、早く忘れ去りたいと思ったりしたが正直な気持ちである。

あまりにも容赦なく狂気が読者に迫ってくるので読者は身構える隙もない。
少なくとも、もっと普通の環境で生まれ育った人が変わっていく過程を描いて欲しかったと言うのが正直な気持ちである。

アイ子にはほとんど同情の余地はない。
悪意が無意識的に備わりすぎている。

『「アイ子はお母さんの写真もないんだぜ」と言ったのは上級生の男子だった。卒園してからそいつのアパートに行って、火を点けてやったが、大火傷をしながらも生きているって聞いたのは残念だった。火はあたしの大好きな味方だ。火を点けてしまえば何もかもが焼けてなくなる。』(引用)

もちろん、エンターテイメントとして割り切って読めばそこそこ楽しめるであろう。
凄くテンポが良くて登場人物も上手く繋がっている。

しかしながら、はたして読者がそこまで桐野氏の作品に対して切り替えが出来るであろうか。
エンターテイメントとして書くならば、もう少し楽しい話を書いて欲しいな。

個人的な意見であるが、前述したとおり、桐野氏にはもっと人生や世の中を考えさせられる作品を上梓してほしい。
社会派作品として読めば訴えられるものがほとんどなく、物足りないというのが正直な感想である。

本作を読みながら「早く捕まれ〜」とずっと思ってたのは私だけであろうか…
他の読者のご意見を聞きたいと言う点では必読作品と言えるかもしれない。

マイレコ

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2005/01/01 23:24

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2005/01/09 06:59

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2005/01/23 17:13

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2005/04/02 14:26

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2005/06/14 21:24

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2005/07/06 23:38

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2005/07/30 09:55

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2005/07/30 22:34

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