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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.12
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/191p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-472901-9

紙の本

私は、産みたい

著者 野田 聖子 (著)

40歳で職場結婚した国会議員を待っていた、不妊治療の高い壁。間断ない検査、憂鬱な服薬・注射、そして緊急入院…。32歳の若さで国政に飛び込み、大臣も務めた女性が赤裸々に綴る...

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私は、産みたい

税込 1,320 12pt

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商品説明

40歳で職場結婚した国会議員を待っていた、不妊治療の高い壁。間断ない検査、憂鬱な服薬・注射、そして緊急入院…。32歳の若さで国政に飛び込み、大臣も務めた女性が赤裸々に綴る。全ての働く女性に贈る、勇気ある告白。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

野田 聖子

略歴
〈野田聖子〉1960年福岡県生まれ。上智大学卒業。帝国ホテル入社。87年岐阜県県議会議員当選。93年衆議院議員初当選。98年戦後最年少大臣として郵政大臣に就任。

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評価内訳

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紙の本

議員の不妊治療ドキュメンタリー

2004/12/31 22:51

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投稿者:きらきら星 - この投稿者のレビュー一覧を見る

女性議員、野田聖子氏の不妊治療による妊娠と流産のドキュメンタリー。忙しい国会の合間に試みた体外受精、卵管再生手術の経験。ホルモン値を上げる漢方薬の服用、月10回に及ぶ排卵促進のための卵胞ホルモン注射、精子提供に理解不足の国会議員である夫とのけんかとすれ違いの生活など、子供を望んでも持てないつらさをくわしく描いている。今まで政治家として成功して男勝りだった野田氏が今回の経験で挫折感を抱き、ただ道を歩く子連れの夫婦を見るだけでその命の尊さに涙を流すようになった、というくだりに涙を流さぬ読者はいないだろう。プライベートを暴露してまで不妊治療の実情を公に教示してくれた勇気には拍手を送りたい。けれど彼女は国会でたった10パーセントの女性議員に選ばれた希少な立場である。本書では1.29の出生率の少子化問題や保育所不足、インターネットによる子供の被害などの周知の問題についての問題意識を漫然と述べるにとどまっている。野田氏個人の政治的意見は皆無だ。社会的事情から仕事と出産、仕事と育児の両立で苦しんでいる女性がどれだけ多いかは出生率の低下ぶりから明らかだ。仕事と不妊治療の両立の苦しみという貴重な経験を野田氏は今後具体的政策にどう反映するつもりなのか。野田氏が著者である本書ではそこまで展開することが国民にとくに女性に期待されているのではないだろうか。そういった意味であえて厳しい点数をつけた。批判的立場をとったが今までこんなことを書いた女性議員はいなかったわけだから一読の価値はあると思う。タッチもシンプルで大変読みやすい。初の女性総理を目指すとまで公言している野田氏の今後の動向に注目したい。

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2005/11/18 21:36

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2006/02/06 14:33

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