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トリポッド 2 脱出(ハヤカワ文庫 SF)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.1
  • 出版社: 早川書房
  • レーベル: ハヤカワ文庫 SF
  • サイズ:16cm/283p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-15-011497-8
  • 国内送料無料
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トリポッド 2 脱出 (ハヤカワ文庫 SF)

著者 ジョン・クリストファー (著),中原 尚哉 (訳)

トリポッド 2 脱出 (ハヤカワ文庫 SF)

691(税込)

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みんなのレビュー9件

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評価内訳

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  • 星 1 (0件)

白い山へ

2005/12/04 21:07

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 新シリーズとしては、二作目になりますが、一作目が、書き足されて、4作のシリーズになったため、本来の、トリポッド・シリーズだとオープニングの作品になります。
 前作から、百年単位で時間は経過した地球(主にヨーロッパ)が舞台です。
 トリポッド側の支配政策により、我々の高度だった文明は、もう既に、滅んでいて先史文明と呼ばれています。
 で、本書内での文明の進展度は
丁度、中世ぐらいな感じ、高度な、内燃機関や電力を使用した動力
は、一切使用されていません。
 前作でも登場したトリポッド側からの、支配を受ける
キャップをかぶらされる、戴帽式が、14才になると、
行われると、取り決められています。
 併し、このキャップに対して疑問をもつ主人公は、
14歳の戴帽式の直前に、故郷(今でいう英国)を、脱出、
トリポッドの支配が及んでいなく且つ
抵抗活動が行われているという、南部の白い山脈地帯
(前作でも出てきましたが、今でいうスイスあたり)
を目指します。
と、いうプロット。
 主人公が、逃避行の旅の途中に訪れる、
伯爵家なんかでの、生活描写なんかでもあるのですが、
中世っぽい世界観で、これは、一種のファンタジーっぽくも、
仕上がっています。
 このシリーズが、英語圏では、優良書として、
欧米では、推薦本となっていると前回も書きましたが
そのとおりで、戴帽式=大人への成長儀式であり、
キャップをかぶってトリポッドへの支配を受けるということ
イコール大人として社会の枠の中で生活することと、
同意義にとれます。
 そのことの、心の揺れも、主人公は、微妙に感じていて、
キャップをかぶっても、取り分け、命に別状があるほど、
過酷な生活を強いられるわけでもなく、
伯爵家で、介抱を受けている時など、このまま、キャップ人として
生活するほうが、緩やかで、穏やかな幸せでは、ないかと、さえ
思ったりします。
 まぁ、成長ものの、一種のジュヴィナイル小説なのです。

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へっへっへっ、しぃ〜んりゃぁくしゃ〜っ!

2006/01/30 18:56

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:宇宙の三文文士 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 あっ!そうか。このシリーズものを「襲来」から読んでいる人は知っているわけですよね。
なぞの「三本脚機械」が宇宙からの侵略者であるっツーことを。口絵にも書いてあるし。
むかし読んだときとずいぶん印象が違って感じたのはそのせいか、ウン(勝手に自己論決)。
だけどオジマンディアスかんけーのやりとりには、もっと複雑なスパイアクション(コメディー含有?)さながらの雰囲気があったような気がするんだけどなぁ…。
 二十年ぐらい前に読んだ頃はまだ「襲来」のエピソードはなかったので、ミツマタマンジュウアタマ(ヘンな呼び方はよせ)が何者なのかは、話が進まないと解りませんでした。
で、いろいろ推理推測をかさねて想像してみたわけです。そんな勝手な推測がずいぶん想像の幅を広げてくれました。
またそうした想像と合致するかのようなストーリーを展開する映画やアニメや小説やらもずいぶんあったように思いますケド。もしかして発想の原点って同じだったりします?そんなわけないか…。
 推理推測の過程も答えが解っちゃってると「えぇい、うっとうしい!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でもなぁ〜んにも知らずに「脱出」から読み始める人がいたら(口絵も見ないで?)、独自の世界観を切り開いていけるかもしれませんよ。

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自由への逃走

2005/01/25 06:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本の主人公ウィル・パーカーから
ごあいさつ。

「やあ、みんな、元気? ウィルだよ。前作はどうだった。
ドハデに「異星からの侵略者」トリポッドが暴れたから、
そういうのが好きな人には
よかったかもしんないな。

でも、『脱出』がそもそもの第一作目なんだ。
トリポッドに征服された地球が舞台。
いたるところキャップをかぶった人間が歩いていて、
彼らはトリポッドのいいなり。

平和に見えるかもしれないが、違う。
それは、トリポッドの恐怖政治によるものなんだ。

ぼくは従弟のヘンリーと発明狂、
つーかちょっと変なビーンポールと三人組で
トリポッドに支配されていない場所を求めて旅に出る。

三人寄れば文殊の知恵なんだけど、三人寄れば派閥ができる。
対立も二人より三人の方が込み入っていて物語もぐっと深くなる。

でも、ぼくは、旅の途中、病に倒れ、貴族の館で手厚い看病を受ける。
静養しているうちに、館の人たちとも心が打ち解け、
このままここで一生暮らしても構わないと心が動く。

しかあし、僕は男だ。先に旅立った二人に追いつこうと馬を走らせる。

それまではなりを潜めていたトリポッドがぼくたちをやっつけに来る。
ものすごいスピードで。

やっとの思いで逃げ切ったが、旅は続く。
その中でトリポッドをいつか必ず
やっつけてやると心に誓うぼくたち。

いいところでto be continued
次をお楽しみにねえ、バイバーイ!」

だとさ。

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2005/01/17 00:18

投稿元:ブクログ

何百年か後にフロッピーを発掘した未来人に、現代のわれわれの生活は想像できるだろうか。 インカのように、文字のない文明だったと思われてしまうのではないだろうか。 そんなことをずっと心配してきました。 トリポッドに破壊された現代文明の遺跡を100年後に見る少年たちの戸惑いに、その心配が蘇ってきました。

2005/05/17 23:50

投稿元:ブクログ

三本足の怪物が支配する世界から逃亡する3人組。
何かに操られることを嫌って逃げ出しても、結局は(規律や掟によって束縛される)組織に属さなければ生きていけないのであった。
奴隷の平和と進んで束縛される自由。どちらがましなのか?
僕らは”法律”や”教育”、”道徳”、”風習”、”世の中の雰囲気”、”親からの躾”、"対人関係”その他もろもろのキャップを生まれながら被せられている。そのため現在では、主人公が選んだ進んで束縛される自由を良しと考えてしまう。
でも考えても見てくれ。この本を読むということも、キャップを被ることだよね。

2008/12/29 02:40

投稿元:ブクログ

トリポッドに支配される事を拒んだ子供達が逃げ延びる話ですよー。
局所局所に盛り上がる所があって秀逸。

2014/01/10 01:51

投稿元:ブクログ

トリポッドに支配され、文明の後退した世界。少年たちの逃避行なんだけど、トリポッドよりも飢え、疲れ、天気などの苦難の方がずっと手強そうだ。旅路が本当に「苦難に満ちた」という感じがするのは実にいい。

2013/10/06 17:40

投稿元:ブクログ

キャップとトリポッドの支配のない白い山脈までの旅路。百年の時を経て主人公もローリーからウィルへバトンタッチ。正直ウィルは自分勝手な印象が強いのでローリーの方が好きだったりするのだが、彼を補佐するジャンポールことビーンポールは作中で一番好きなキャラ(二位ジャック三位ウィルの主人)

2016/10/03 20:32

投稿元:ブクログ

異星人の侵略者に支配された社会から、少年が自由を求めて旅立つ話。私はこれの旧訳を、その昔に中学校の図書室で読みました。全三巻の一巻目だけ。ハラハラドキドキ、途中にかわいい女の子と恋に落ちる場面もあって、すごくおもしろかったんだけど、〈2〉と〈3〉が置いてない。

「続きはどうなるんだよおっ!」と思いつつ、題名も著者の名前も忘れてしまってそれきりでした。でも大人になってからも、ときどき思い出すことがありました。あれの続きってどうなるんだろう。なんとかして読めないだろうか。でもなあ、手がかりと言えばなあ。ウェルズの『宇宙戦争』みたいな三本脚ロボットに追われる話だということ。あと確か、解説に、原題は〈白い山脈〉という意味だと書いてあったことくらい。たったこれだけなんじゃなあ。それにどうせ絶版で入手なんか無理だろう。

というわけで探しもせずにいたのですが、ああしかし、出てたんですねえ、新訳が。しかも前日譚を加えた全四部作となって! 文庫で! それをたまたま見つけまして、「うおお」となってしまいました。いやもう、うれしい驚きです。

少年の日の興奮を思い出しながら、四冊まとめて読みました。この『脱出』はシリーズ二巻目の体裁ですが、一巻目は後で書かれた外伝ですので、未読の方はこの巻から読むのがいいと思います。旧邦題は忘れましたが、私にとってこの『THE WHITE MOUNTAINS』は、あくまで『白い山脈』なのです。

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