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商品説明
丸山眞男の最初の弟子として、常にそのそばで距離をとりつつみずからの政治学を実践してきた著者が、はじめて纏める論集。「他者感覚」の重要性を訴えた「丸山眞男との未完の対話を持続するために」ほか全13編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
石田 雄
- 略歴
- 〈石田雄〉1923年青森市生まれ。東京大学法学部卒業。同大学社会科学研究所教授、千葉大学法経学部教授、ベルリン自由大学客員教授などを務めた。著書に「明治政治思想史研究」など。
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著者/著名人のレビュー
丸山眞男の最初の弟...
ジュンク堂
丸山眞男の最初の弟子として、一九四七年の第一回丸山ゼミに参加して以来、つねに丸山のそばで距離をとりつつみずからの政治学を実践してきた著者が、はじめて纏める論集である。
他者を理解するとはどういうことか――イラク戦争はじめ9・11以後の世界を生きるわれわれにとっての〈他者感覚〉の重要性を訴える「丸山眞男との未完の対話を持続するために」、六〇年代前半から、初期には藤田省三ともども丸山の死の直前まで一貫したテーマの下につづけてきた〈正統と異端〉研究会の詳細を描いた「『正統と異端』はなぜ未完に終ったか」、市民社会と国民国家を論じた丸山への問題提起の論文「丸山眞男と市民社会」、丸山没後にまとめた「日本政治思想史学における丸山眞男の位置」を中心に、その今日的意味を思考する。
その他「丸山眞男と軍隊体験」「丸山眞男と日本の政治学」「『戦争責任論の盲点』の一背景」等全13編。近くにいた人間ならではの具体的証言と研究者としての距離感が上質にブレンドされた、新鮮な丸山の人と思想像を伝える。
出版ダイジェスト:2005年5月
テーマ『戦後60年の人・暮らしとその精神』より