サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

「e-hon」キャンペーン 本の購入でe-honポイントが4%もらえる ~7/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

アプリで立ち読み

hontoアプリの確認

立ち読みには最新の「honto」アプリ(無料)が必要です。

バージョンの確認はアプリの「設定/情報」から確認できます。

最新の「honto」アプリをご利用の方

立ち読みする

最新の「honto」アプリをダウンロードされる方

hontoビューアアプリ

ブラウザで立ち読み

  • みんなの評価 5つ星のうち 4 1,079件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2005/03/02
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/528p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-100155-3

読割 50

読割50とは?

読割50とは?

hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。
購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。

または読割50のアイコンがついている商品が対象です。

一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。

  • ※ご利用には、honto会員登録が必要です。
  • ※書店店頭でのお買い物の際は、会計時にレジにてhontoカードをご提示ください。
  • ※hontoが提供するサービスで、販売価格の50%OFFを負担しています。

読割50について詳しく見る

文庫

紙の本

海辺のカフカ 下 (新潮文庫)

著者 村上 春樹 (著)

【世界幻想文学大賞】【「TRC MARC」の商品解説】

もっと見る

海辺のカフカ 下 (新潮文庫)

税込 1,045 9pt

海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

税込 935 8pt

海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
「e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ
ブラウザ EPUB
iOS EPUB 3.2MB
Android EPUB 3.2MB
Win EPUB 3.2MB
Mac EPUB 3.2MB

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ 閲覧期限
ブラウザ EPUB 無制限
iOS EPUB 無制限
Android EPUB 無制限
Win EPUB 無制限
Mac EPUB 無制限

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

紙の本
セット商品

海辺のカフカ (新潮文庫)セット

  • 税込価格:2,03518pt
  • 発送可能日:購入できません

新潮文庫の100冊 2016 109巻セット

  • 税込価格:73,601669pt
  • 発送可能日:購入できません

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー1,079件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

やっぱりすごい!!

2007/11/21 23:40

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト館 - この投稿者のレビュー一覧を見る

上巻からかけられたなぞかけが、
どんどん結末にむかって
つながっていく。
このさまがさすが、という感じです。

上巻で、わたしは、
「この田村カフカという少年は、15歳にしてはあまりにも言葉をもちすぎている。」
と感じたが、
それもだんだん腑に落ちてくる。
あまりにも言葉をもっている田村カフカと、
あまりにも言葉をもっていないナカタさんの話なのである。

村上春樹にしては、
すごく明るい作品だという印象が、
ひたすら残った。
これだけの大きな展開を組み立てられるというのは、
やはり作者の腕だと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

物語は、ファンタジー??

2008/11/16 08:08

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語は、ファンタジー??

少年は、導かれるように四国の図書館にたどり着きます。これは運命。

物語が進むにつれ、少年の心の奥底に、ある感情があることに気がつきます。

母親への思い。

少年時代にもっとも愛すべき存在が母である以上、その母の存在を超えなければ大人になれない、ということなのでしょうか?

しかし、同時に母を超えた瞬間、セピア色の記憶にもやがかかります。確実にそこにある記憶。でも遠い記憶になってしまう。

物語の終わりは、少年が東京に帰るところです。

少年であるゆえにお話ができた、いろいろな変わった人たちとの別れ。

そして、大人になったときには、新しい世界がそこにはあるのでしょう。

龍.

http://ameblo.jp/12484/

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

読み始めは重いのですが…その2

2019/07/13 14:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「下」は「え!?こんな展開???」ファンタジーなのかでも何か現実味もあり…上手く表現は出来ませんが。。。
ナカタさんと星野さんの関係が何となくほっこりしてて良いんですよね。
ただ想定外な最後があり…。最後まで読んで、ああこうゆう事か…と。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

村上春樹氏の傑作中の傑作です!

2019/01/04 10:56

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、村上春樹氏の作品です。私は、村上氏の作品の中ではこの「海辺のカフカ」が最高に好きで、何度も読み返しています。四国の図書館についたカフカ少年が出会ったものとは何だったのでしょうか。カフカ少年の世界と他の世界が織りなす非常に魅力にあふれた作品です。ぜひ、村上作品の描く独特な世界を分かっていただくためにも、多くの人に読んでいただきたい一冊です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

世界で一番タフな中学生

2017/02/24 08:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆん - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めての村上作品で海辺のカフカを選びましたが、私にとっては正解でした。扱うテーマが生と死という普遍的なもので、多くの台詞に共感を覚えることがありました。
主人公は、孤独を背負った中学生の少年。絶対に、現実にはこんな男の子いません(笑)ナカタさんというおじいさんも現実離れしていますが、彼の出てくるシーンと少年のシーンが交互に入れ替わり、奥行きのある世界観が構成されていました。
舞台となる四国の描写が魅力的で、足を運びたくなりました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

読ませる文章

2023/06/27 14:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

やっぱりとてもおもしろい。 示唆に富んでいるが、説教くささはまったくないです。 そして、教養の深いこと。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

村上作品

2020/01/10 21:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹さんの作品をそんなにたくさん読んでいたり、ましてやいわゆるハルキストでもないのですが、1Q84や騎士団殺しと通じる村上作品の第表作だと思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ナカタさんにはまってしまった

2019/08/06 22:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公・田村カフカは夏目漱石の「坑夫」を読んだ感想として「なんだか不思議な気持ちがしました。この小説はいったいなにを言いたいんだろうって。でもなんていうのかな、そういう『なにを言いたいのかわからない』という部分が不思議に心に残るんだ。うまく説明できないけど」と大島に語っている。三四郎は物語で中で成長していくがこの主人公は成長しない。私が「坑夫」を読んでいてなぜおもしろく思ったのかをカフカ君に説明してもらったような気がする。この小説の中で私が一番心を動かされたのはなんといっても戦争で記憶のすべてを失ってしまった男、ナカタさんだった。彼には最後時を読めるようになってもらいたかったがインテリにもどったナカタさんというのも見たくなかったし結末としては納得

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

名作

2016/02/23 20:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて本書を手にしたのは主人公と同じ15歳の時。今回は再読、といっても「海辺のカフカ」という表題がどういった意味で付けられたのか忘れてしまっていたくらい記憶が曖昧になっていたので、新鮮に読めた。主人公が念入りに体を清潔にしたり鍛えるといった行為が好き。村上さんの他作品でもよくこの行為は行われるけど、同じ行為をしたくなる魅力がある。この感想は15の時も今読んだ瞬間も変わらない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ナカタさん

2015/08/30 11:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shu_2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ナカタさんの言動、行動がおもしろい。
ナカタさん中心のスピンオフ作品がみてみたい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

「書を捨てず街に出る人々」と「書を捨てて街から出る人々」のものがたり

2007/02/06 16:47

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:緑龍館 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 上巻はただ面白く、次の展開がどうなるのかに心惹かれて読み進めましたが、下巻でもこの本の引き付ける力は少しも衰えることなく最後まで続きます。しかし下巻の後半部は、少し展開の速度が速くなり過ぎではないだろうか。あるいは徹夜で読んでしまったせいで、ぼくがそう感じるだけなのかも知れない。
 人物造形の魅力、先の予測が付かないプロットの展開とともに、文章も平易で大変読み易いのですが、読み終わって我に返ると、非常に難しい本です。後半部、どんどん引かれて本の中に没入して行った末に、いつの間にか迷宮の奥深く迷い込み、途方に暮れる自分を見つけることになります。読了しても自分の中で決着が付きません。この本の意味をどう捉えるかは、人様々だと思うのですが、読後にその探求を、読んだ者に強いる力のある本だと思います。
 文庫本につきものの解説もないのは、村上春樹は、自分の本と読者の間に、他の誰も入って欲しくないんだろうな、とか思いました。以下は、本書を読んでのぼくの個人的な覚え書き。ネタばれではありませんが、まだ本書を読む前の方には、読むことをお勧めしません。
 大島さんは、カフカに最後に伝えます。
 「僕らはみんな、いろんな大事なものをうしないつづける ・・・ 大事な機会や可能性や、取りかえしのつかない感情。それが生きることのひとつの意味だ。でも僕らの頭の中には、たぶん頭の中だと思うんだけど、そういうものを記憶としてとどめておくための小さな部屋がある。きっとこの図書館の書架みたいな部屋だろう。そして僕らは自分の心の正確なありかを知るために、その部屋のための検索カードをつくりつづけなくてはならない。・・・ 言い換えるなら、君は永遠に君自身の図書館の中で生きていくことになる」
 ひろっちさんの書評に、『村上春樹は「書を捨て街に出よう」などとは言わない』という一文がありましたが、カフカは、「書を捨てず街に出る」ことを選んだのだと思います。佐伯さんや森深く住む人々は、「書を捨てて街から出る」ことを選択したのでしょう。
「書」とは、例えば失ってしまった大事なもの。
「図書館」とは失ってしまった自分のこころの一部を容れておく場所。
カフカは、失ったものに対する自分の思いと正面から向き合い、この世界に相対することにしたのです。
森深く住む人々は、失ったことに耐え切れず図書館の扉を閉め、この世界にも背を向けました。
しかしジョニー・ウォーカーさんは、自分が失ったもの、失ったことを認められず、それを取り戻そうとしたのでしょう。他の人から力ずくで奪い取ることによって。
カフカは森の中の村に来て、何が狙われているのかを知ることになります。だからこそ、彼の分身、想念である「カラスと呼ばれる少年」も、それを阻止しようと、佐伯さんを守ろうとして、自分にそれが不可能であることを充分承知しながらも、ジョニー・ウォーカーさんに戦い挑むしかなかったのでしょう。
ナカタさんは、幼い頃、「自分」と一緒に心の中の書架までも失ってしまいました。だからこそジョニー・ウォーカーさんは、ナカタさんを選んだのでしょう。からっぽの容れ物であるナカタさんは、ある意味では彼自身が書架なのです。その故にナカタさんは、カフカでもありうるし、ネコでもあり、石でもある。でもこの世界の全てをありのままに受け容れる姿は、とても美しく、ひとのこころを揺さぶります。
 ぼくには、この本が「癒し」や「救い」の本だとは思えません。カフカの静かな戦いは、これから始まるのだと思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

この間

2021/08/09 09:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

この間の雷が夜中鳴りまくっている日がありましたが、ひょっとしてどこかで「入り口」が開いたのかしら?なんて思っていました。
物語の入り口はけっこう身近にあるのかも。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

タフな15歳

2014/02/23 21:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねじまき鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る

3度目の読了。 とにかく、読みやすいですね。
カフカくんは、ちょっとシッカリしずぎかな。 それに比べて、ナカタさんの章がとっても面白く、ホシノくんもいい味出してました。
しかし、3回読んでも答えは出ず。 まっ答えを求めてはいませんが。 素敵な時間を過ごせました。 また、読みたいです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

そして主人公は出発点にたどり着く

2008/06/07 17:49

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る

やはりナカタさんと星野青年の魅力には、抗いがたいものがある。それは、ずいぶんとポジティブな力を、『海辺のカフカ』の読者に与えてくれる者のように思われる。ただし、それをもって、この少年カフカが救われていくのは、物語世界内の論理であることはわかるのだが、いささか都合のいい展開に感じられてしまう。

もちろん、少年カフカ自体も、いくつかのタイプの「自己との戦い」をくぐり抜けはする。村上文学で繰り返し書かれてきた「森」での出来事などは、その代表と見なしうるが、問題なのは、そこで何が起こったかということである。もちろん、本書は小説なのだから、どのような書き方をしてもいいのだが、やはり村上文学らしく「隠喩」で書かれるそれでは、いったい少年カフカが何と向き合い、何を乗り越えたのか、全くわからない。わからないままに、結末で少年カフカは、この物語の出発点にたどり着く。

いま「たどり着く」と書いたが、果たしてこれは、何かしらプロセスを経たポジティブな変化の帰結なのか、にわかには判断しがたい。見ようによっては、何とも向き合わず、何をも乗り越えなかった少年カフカが、再びスタート地点に戻された「だけ」のようにもみえる。むしろ、自体を客観的に分析すれば、そうした見方の方が自然なはずである。

しかし、新聞紙上の書評でもそうだったと記憶するが、本書から、多くの識者が〈癒し〉を感じ〈勇気〉をもらったのだという。この結末の解釈は、本書、さらには村上春樹の現在を評価する分水嶺となるだろう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

結局ファンタジーだったということ?

2022/08/20 09:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

ナカタさんは入口の石を見つけて、ホシノくんの助けを得て佐伯さんに出会い、ミッションを終えて力尽き、ホシノくんが入口の石をひっくり返して解決、カフカくんは家に帰るという結末。結局、佐伯さんはカフカくんの母親だったのか、よくわからなかったです。観念がどうとかいう部分があったりして哲学的のような、ファンタジーのような不思議な小説でした。ベートーヴェンの「大公トリオ」が出てきて、聴いてみたくなりました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。