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商品説明
インターネット初の投稿短歌バトルを単行本化。カリスマ歌人桝野浩一が主宰する「かんたん短歌blog」の傑作選。涙、笑い、そして恋…。思わず「あるある!」と叫んでしまうドラマチックな5・7・5・7・7が満載。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
枡野 浩一
- 略歴
- 〈枡野浩一〉1968年東京生まれ。歌人。短歌のみならず作詞、現代詩、批評、小説、脚本など幅広く執筆活動を行う。著書に「てのりくじら」「かんたん短歌の作り方」等。
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紙の本
枡野の子供たちの世界へ
2005/03/04 18:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:天国ななお - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホームページやblogを読むのは、情報や知識を得るということが多くの理由かもしれない、ただそれと同時にその作者の人となりを知ることも、興味の一つだと思う。
例えば自分と同じことを考えている人には共感をし違う意見の人には反発して、読むことでそのページの持ち主を理解し気持ちを通じさせるのである。
本来であれば、日記など長い文章を読まなければ、その作者を知ることはなかなか難しい、一度にいろんな人の気持ちを知ることはとても大変な作業であるといえるだろう、友達作りにも通じるところがあるのではないだろうか。
この「かなしーおもちゃ」は、現在の言葉で書かれた今の世代の短歌の本である。
1ページに一首ずつ大きな文字で書かれている。
その横には、選者である歌人枡野浩一が短い言葉でコメントを入れている。
その短歌ひとつひとつが、先の例に挙げた日記の文章と同じように、いやそれ以上にその作者の人となりを伝えてくるのだ。
一首読めば、何処かの誰かの、日常や気持ちや考えを知ることができる、それも読み進めるごとに新しい作者を知り気持ちを通じさせることができるのだ、そう「あるある」と。
共感するもよし、枡野のように「つっこみ」を入れるもよし、だが、もうその瞬間にはあなたはその作者の短歌の世界にいる。
だるまを投げたり、砂浜を走ったり、誰かと結婚したり、年齢や性別も越えて、言わばその枡野の子供たちの世界に入り込むことができるのだ。
だからたのしー、だからかなしー。
ぜひご一読をすすめる。
あなたもきっと短歌を作りたくなるに違いない。
紙の本
あるある短歌
2005/03/02 23:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:安藤三弥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
堅苦しくなく、枡野さんの解説が爆笑問題の田中のように
軽快なつっこみになっている所が、新しく面白い短歌本
だと思います。
例えば、爆笑問題の太田の独り言だけだと
ボケがそのまま流れてしまうように。
短歌があって、それを枡野さんのつっこみという形で、
うまく完成させているのかなあとも思います。
一度手に取ってみれば、なるほどと思えるような、
親しみやすい短歌本です。
面白い短歌本なのですが、一通り読み終えた後は
少しだけ優しい気持ちになれるような体に優しい短歌ばかりです。
一日の終わりにはかなしーおもちゃ、
枕元にこの短歌本を置いておけば、きっといい夢がみられそうです。
紙の本
短歌のすすめ
2005/02/28 20:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:英田柚有子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かんたん短歌blogって見たことありますか?
歌人の枡野浩一さんが(誰のものでも)短歌を見てくれて、良いものにはコメントをくれるというブログなのですが。コメントもただ褒めてくれたりはしなくて、つっこまれたり厳しいことを言われたりするのです。でも、そこに集う人はいつも楽しそう。
なんだろう、何がそんなに楽しいんだろうと思い、知りたくてわたしも飛び込みました。飛び込んで、毎日言葉がぐるぐる回っているような暮らしになってしまったけれど、やっぱり楽しい。
世の中には面白いことがいっぱいだ。世界は輝いている! 馬鹿馬鹿しいことに満ちている! なんて感じられるほどに、感受性が復活したのです。あるいは目が発達したのかも。退屈だなんて言ってる暇がなくなってしまった。
この本をよんだら、かんたん短歌に夢中になっているわたしたちに見えている楽しい日々が、あなたにも見えるんじゃないかと思う。
こんな面白いことをやらないなんて得策じゃないと思うな。
紙の本
もうマニアのものではない。
2005/02/27 16:52
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投稿者:穴井苑子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短歌って、難しいものかと思っていました。
様式美みたいなものがガチガチにあって、つくるのも読むのも「一見さんお断り」な雰囲気。
日本語なのに解説が欲しくなるわたしはおばかさん?
目がとまることすら、めったに無く、ふーん、短歌ねー、と通りすぎていました。
でも「かんたん短歌」は違いました。
5・7・5・7・7なら、もう短歌。
あとは面白いことを言ったもん勝ち。
マニアのものでもなんでもなかったのです。
「面白い」といっても、ゲラゲラ笑えることだけじゃなく。
どんな主張も「面白く」伝えられる術がここにありました。
この本はそんな投稿短歌の傑作選を、選者・枡野浩一のツッコミつきでさらに面白く。
色やレイアウトもきれいで楽しく、絵のない絵本のよう。
いつでも手元において、めくりたくなる一冊です。
「かんたん短歌」の秘伝「マスノ師のおしえ」まで
わかりやすい対談コラム形式で収録した親切設計。
この一冊で、あなたの想いも伝えられるかも。
紙の本
笑える短歌本、誕生!
2005/01/31 16:41
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投稿者:松陽 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短歌を読んで、笑ったことありますか?
それができる本が生まれました。
知る人ぞ知るカリスマ歌人・枡野浩一が主宰する
投稿短歌ブログから生まれたこの本は、
歌集というより、あるあるネタ集。
だってそれぞれの短歌に、ツッコミが用意されてるし。
だけど笑えるだけじゃない。
ときどきなんだか染みてきて、
ときどき胸にぐっと突きささる。
合間にはさまる、短歌が生まれるまでの苦闘ぶりレポートや
短歌の作り方講座(漫才?)まで、
一気に読んでも、しみじみ読んでも楽しめる、
不思議に面白い一冊です。
外に出すのが愛なのか中で出すのが愛なのか迷ってだした
(佐々木あらら)
紙の本
著者コメント
2005/02/01 09:30
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投稿者:枡野浩一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんにちは。「週刊朝日」「毎日新聞」「朝日新聞」などで連載したり、NHK「課外授業 〜ようこそ先輩〜」に出演したりしている、カリスマ歌人の枡野浩一です。
最新刊『かなしーおもちゃ 〜あるある短歌1〜』は、私の本で一番売れている『かんたん短歌の作り方』(筑摩書房)のいいところどりのような、それでいてギター侍やヒロシを今さらライバル視しているかのような、はっきり申しますと『さまぁ〜ずの悲しい俳句』(宝島社)そっくり、いえ、リスペクトたっぷりの1冊、サイズは吉田戦車『エハイク』(フリースタイル)と似て蝶、それらのどれにも負けてない瀟洒なデザインです。見た目はキラキラしてますが、中身は志が高い。書店の詩歌コーナーはもちろん、お笑いコーナーにも並べてほしい。これ1冊読めば、センスのいい人はきょうから歌人になれます。作詞家やコピーライターやコラムニストや小説家にもなれるかも……。
僕もなりたい。立ち読みでは消化できない細かくて可笑しい読みもの満載!
どうぞよろしくお願いします。
公式サイト『ますので』
枡野浩一のかんたん短歌blog
【もくじ】
はじめに 悲しき玩具
マスノ式かんたん短歌の心得
お題その1「かなしみ」
お題その2「笑い」
お題その3「ひとり」
お題その4「結婚」
お題その5「恋」
師弟対談コラム/短歌道! マスノ師と弟子あらら(壱〜四)
佐々木あららコラム/改作という問題 「着地点」から遠く離れて
はみだしスター歌人 〜かんたん短歌blogの出るクイたち〜
1人目 篠田算
2人目 柴田有理
3人目 木村比呂
4人目 PDP
おわりに 愛をあきらめて
かんたん短歌blog 入選作品一覧