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悪について (岩波新書 新赤版)
悪について
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目次
- はじめに
- 第一章 「道徳的善さ」とは何か
- ラスコーリニコフ
- 思索によってではなく行為によってはじめて道徳的世界が開かれる
- 道徳的センス
- 善意志
- 「義務に適った行為」と「義務からの行為」
- 道徳法則と定言命法
- 格律と性格
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紙の本
中島氏のエッセイはすらすら読めるけど哲学書はおおむね難しいと思います。
2005/10/25 02:39
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る
カントの潔癖主義的とも言える自分と神との関係における「悪」についての考察を、哲学的に、かつ論旨明晰にフォロウする哲学の教科書。
ところどころ非常に難しいが、行きつ戻りつすればついていける。カントは非常に独特な世界観や「悪」観を持っていたことがよくわかる、と思う。
個人的には、浄土真宗の宗祖・親鸞が師・法然との出遇いを通して阿弥陀仏の救済と出遇い、自身の罪悪性を熟視することによって浄土真宗が生まれた、そのときの親鸞の「悪」観とカントのそれとの相違を比較することができるのではないかという予測があった。そしてその予測は裏切られなかった。それだけではなく、私自身の「悪」観とカントや親鸞のそれとの異同を考える呼び水のように作用している。
中島氏の本がダイレクトに「答え」を示すことはほとんどない。ただ、世の中には読む中でいろいろなことにたくさん気づける本とそうでない本とがあるとは言える。中島氏の本は前者であることが多いと思う。
紙の本
これはカント入門書のひとつ
2005/12/21 19:40
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:脱帽男爵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは著者の中嶋義道がカント哲学を元に悪とは何かを説いている本ですが、正直わたしにはよくわからないところが多々あり、途中読むのをやめようかとも思ったりもしたのですが、とりあえず読み進めていき理解できるところをつまんでいくと、これはカント哲学の入門書であるという事がじわじわと伝わってきます。