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  • カテゴリ:幼児
  • 発行年月:1973.7
  • 出版社: 偕成社
  • サイズ:23×25cm/1冊(ページ付なし)
  • 利用対象:幼児
  • ISBN:4-03-202140-6
絵本

紙の本

まっくろネリノ (ガルラーの絵本)

著者 ヘルガ=ガルラー (さく),やがわ すみこ (やく)

【オーストリア児童文学賞(1968年度)】【「TRC MARC」の商品解説】

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まっくろネリノ (ガルラーの絵本)

税込 1,100 10pt

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みんなのレビュー82件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

”まっくろ”が持つイメージの反転が見事。

2009/09/08 15:20

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヘルガ・ガルラー(Helga Galler)さんはオーストリアの方。
本職はデザイナーでイタリアやアメリカに渡ってテキスタイル・室内装飾や
映画のアニメーションなども手掛けられた方だそうである。(あとがきより)

さて、この『まっくろネリノ』はオーストリアでは1968年に発行されて
著者による最初の絵本なのに、いきなりオーストリア児童文学賞を受賞した
作品である。日本語版、ドイツ語版があり、日本語のこちらは偕成社から1973年の発行。

ごく最近どころか、もう36年ちかくも前の作品で手許の本には
「2005年9月 76刷」と奥付にある。
……そんな長寿な作品なのだ。

ほかの評者さんたちが書いてくださっているように
この作品はきれいな色を持った4人の兄と、カラフルな両親の
もとにひとりだけなぜかまっ黒でうまれたネリノのお話である。

どうして自分だけくろいのか、分からない。
どうして、くろいからってお兄ちゃんたちが遊んでくれないのか。
どうしたら、くろくないようになれるのか。

……ネリノの悩みは深かった。

*****

黒い、ということが蔑視に繋がっていた時代がかつてあった。
それで連想するのは、『ちびくろサンボ』をめぐる一連の騒動
である。

Wikipediaのちびくろ
サンボの項によると
『ちびくろ・さんぼ』が岩波書店から最初に発売されたのが1953年。
その後1970年ごろから、アメリカやイギリスにおいて
黒人差別の表記が問題視されている。

――――――――――――――――――――――――――――――
1970年以降に突然のように人種差別との関連性が指摘されはじめ
各地の書店や図書館から姿を消した。

問題とされたのは、作品の中の男の子の名前「サンボ」がアメリカ
合衆国とイギリスにおける黒人に対する蔑称と共通しているという
こと、サンボが169枚のホットケーキを平らげる描写が「大喰らい
の黒人」を馬鹿にしているのではないか、サンボの派手なファッション
は黒人の美的センスを見くびっている、などである。
(前掲サイト本文より抜粋)
――――――――――――――――――――――――――――――
その後、日本でサンボの本は1988年ごろに一斉に店頭から姿を消し、
やがて再版されていくことになるのだが、この作品が発表されたのが
そうした時期に非常に近いことを思うと、改めてこの『まっくろネリノ』が
なぜ長い間生き延びてきたのかがわかる。

*****

この作品の後半で、ネリノの悩みのタネであった”まっくろ”は、
それゆえに貴重な強みになっていく。
”黒いから駄目”が”黒いからこそ、いい”に全く新しい価値観の変換があったのだから。

ネリノが自分の価値をみつけて、兄たちの役に立つことができた
その最大のきっかけが”まっくろ”であったことに由来する。

著者がアメリカへも渡ってお仕事をされてきたことや、なによりも
職業柄「黒」という色の意味を嫌と言うほどご存じだったからこそ
この名作が生まれたのだろうと思う。

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紙の本

あなたがあなたであることの意味

2010/11/17 23:04

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書と言えば思い出すのは、大学時代の図書館実習。

3週間の実習期間で、各担当を回った。

お話し会の読み手をさせていただいたことがあったのだが、
そのときに選んだのが本書だった。

私は、幼少の頃の絵本の記憶がほとんどなく、
候補に挙がっていた中から初見で選んで決めたのだった。

また、当時は絵本や読み聞かせへの関心もそれほど高くなかったので、
読み手になること自体もはじめてに近かった。

最初に選んだのは、『ちいさいおうち』だったのだが、
お話し会にくるのは小さい子が多いから難しいのではとの助言を受け、
2度目に選んだのが本書だった。

「自分の選ぶものは、どこまでも自分である」というのが私の持論である。

あとあとになってなんでこれを選んだのだろうと思い返してみるのはおもしろいものだ。

『ちいさいおうち』はストーリー展開で選んでいる。

考え方に共感できるといったような理屈に近いところで選んでいたのだと思う。

本書についてはもっと感覚的なところで選んでいたのだと思う。

『ちいさいおうち』は、だいたいのストーリーを本が手元になくても思い出せたのだが、
本書については、ストーリーを今回再読するまでどうしても思い出せなかった。

読むのは慣れていないなりにもうまくやったことと、
絵柄が黒かったから、子どもの感想が「怖かった」だったりして、
おねえさん、ちょっとショックだよと思っていたことは覚えているのだけど。

今回の再読は、当時なんでこの本を選んだのか、
ちょっと16年前(もうそんなになるのか・・・。)の自分に会ってみたくなったからだった。

『まっくろネリノ』の原題は『Del Kleine Nerino』であり、直訳すると小さなネリノといったところだろうか。

ただ、黒は、イタリア語ではNero、スペイン語ではNegroであるから、
Nerinoという主人公の名前には黒の要素が入っているように思われる。

「まっくろ」という彼の特徴は、物語全体を貫いていくので、この邦訳はぴったりだったのだと思う。

表紙のネリノは、大きな目と細い足、ちょこんとした毛はよく見えるのだが、
身体は背景に溶け込んでいてよく見えない。

主役であるはずが、色鮮やかで大きな向日葵に、
大きさといい真ん中の座といい、絵としての主役を奪われているくらいである。

が、いないようで確かにいるのが、ネリノの特徴である。

そんな様子を表現している表紙である。

黒を基調とした表紙、そして、お話が始まる最初のページは文字がない。

見開きに文字のないページがその後ももう一度あるが、
絵のみが語る静けさが、濃い色調の絵と相まって、非常に存在感を持っている本である。

黒い背景に、紫色の大きなかあさん、
そして、赤、紫、緑、黄のきょうだいと一匹だけ黒いネリノ。

次のページには、水色の大きなとうさん。

ネリノは自己紹介をする。

自分はこんなにまっくろくろで、
くらやみならば、だれにも見えやしないのだと。

とうさんとかあさんは、毎日えささがしで忙しい。
きれいなにいさんたちは、あんまりまっくろだからとネリノと遊んでくれない。

ネリノの黒いのは特徴であり、決して障害とは思わないが、
16年後の私は、すっかり職業病なのかもしれない。

想起したのは、『飛べない渡り鳥リッレヴィン』だった。

「リッレヴィン(小さな翼)」も、工夫次第で、障害ではなく特徴になる。

「障害」と「特徴」は、実は紙一重のものだ。

さて、その色がゆえにきょうだいに相手してもらえないネリノは、
悲しい気持ちで夜ひとりで想いにふける。

花畑の花たちにどうすればそんな色になれるのか尋ねてみても、
生まれつきそうだったから知らないと言われるだけ。

じゃあ、自分も生まれつきなのか?

薬を飲めばきれいになれるのかとまで思いつめるネリノ。

でも、そんなときに事件が起こる。

黒いがゆえに相手にされず、その本質を変えたいとまで思いつめていたところからの大きな反転。

決して自分によくしてくれたわけではない相手の窮地に対して、
自分が役に立てると分かったときに、
わだかまりもなく、躊躇なく助け船を出せるネリノは
とても素直で気持ちの良いキャラクターだ。

現代的なテーマに対し、シンプルで温かい解決を示してくれているようにも思った。

味わいとしては、『くれよんのくろくん』にも近い。

誰にでも、その本質にぴったりの役割がある。

きっと、あなたはそうでなくてはならなかったのだ。

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紙の本

心をつかむ、かなり大胆な絵本

2005/06/08 22:59

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:QJ BOOKS - この投稿者のレビュー一覧を見る

オーストリアの画家ヘルガ・ガルラーの処女作です。
ほかにこの方の作品を読んだことがないのですが、
こんなに、のびのびした気分を味わえる絵本は
めったにないと思います。
娘よりも、親の私が気に入ってしまいました。
黒い背景に、色鮮やかなパステル画で描かれえた
鳥?の親子のお話です。
いや、さえない末っ子ネリノの兄弟救出劇か?
本カバーの書評には繊細なパステル画とありますが、
いえいえ、とんでもない!かなり大胆な絵です。
まるで、子どもの落書きか、授業中、
電話をしているときに、何気なく描いたような線!
無意識の美とでもいいましょうか、
すごい感性の絵本です。
鳥かごの線の大胆な美しさと、
グレーと白と黒だけの夜の町の風景に
子どもに読んでやりながら、思わずうなってしまいました。
黒い背景に溶け込む、まっくろなネリノ。
まっくろだから、兄弟に仲間はずれにされ、
いつもひとりぼっち。
ふむふむ。存在感がないんだね。
絵本の中でも、黒い背景の中に目玉だけパチクリ。
どこにいるのかいないのか。
それが、だんだんと背景の色が変わって、
ネリノがみえてきます。
一番の見せ場!兄弟を助けるシーンでは、背景は黄色!
まっくろネリノが一番目立って、まるでスーパースター!!
かなり計算された大胆な絵本です。
きっと、この絵本を描いたガルラーさんは、
控え目だけど、心の中は大胆で
いつも素敵な空想家な女性じゃないかと
勝手に想像していまいました。

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紙の本

まっくろくろ

2016/01/28 23:36

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

まっくろくろなネリノ。
いろのきれいな兄たちに比べ…。
ですがそのくろをいかして活躍するさまがよかった。
こどもたちがすきなえほん。

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紙の本

私の宝物の絵本

2002/05/10 17:45

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケンツ軍曹 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は幼稚園のとき、病気で入院した私に、
当時の担任の先生が持ってきて下さった絵本です。
もしかしたらクラスにあまりなじんでいない様子だった
私を心配して持ってきて下さったのかも知れないです。
ふくろう(でいいのでしょうか?)の子ネリノは色がまっくろだから、
きれいな色をしたお兄さんたちが一緒には遊んでくれません。
でもそのお兄さんたちの窮地を救うことになるのは、
ネリノのその「まっくろ」という特性でした。
幼稚園時代からコンプレックスの塊で人見知りだった私がこの本を戴いたときは
先生にそれを指摘されたようなとまどいがあったのですが、、
今となってはそれがとてもいい思い出でになっています。
そんなこともあって、ずっと私の宝物の絵本になっていて
時々開いてみては、子供のころの気持ちを思い出しています。

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紙の本

まっくろでいいじゃない

2018/05/26 13:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

まっくろな姿がとても悲しくて、きれいな色になりたいと思っていたネリノ。でも、まっくろだってとても役に立つ、素敵な色。すべての色に意味があるのですね。

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紙の本

思い出の絵本

2017/05/25 17:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぐりこやま - この投稿者のレビュー一覧を見る

小さい頃に母に読んでもらっていた絵本。久しぶりに読みたくなって、本屋さんへ。
優しいお話、優しい色使い、優しい絵のタッチ。優しさが、いっぱいいっぱいつまった本です。母と優しい時間を過ごしたことを思い出し、ほっこりしました。

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紙の本

いいですね

2018/10/24 10:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る

お兄さんたちはカラフルなのに、自分だけまっくろ。
でも、まっくろな自分にしかできないことで、みんなの助け、自分の存在意義を見出すというお話です。
赤鼻のトナカイのようで、よかったねと思える作品でした。

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紙の本

みんなとちがったからこそ

2017/02/16 09:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る

ひとりだけ、真っ黒にうまれてしまったネリノ。でも、黒だったからこそ、兄弟たちの役にたつことができた。ちがうことは、いいこと!
素敵なほんです。

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紙の本

個性をいかしてめでたし

2016/09/23 21:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る

西洋の絵画では昔は黒を色として絵画に用いられていませんでした。
黒色が個性と捉えられたことと、個人の個性が重視されてきたこととは無関係ではないように思います。

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紙の本

「よい絵本」にも選定されている絵本の定番。「あれ、これって『千と千尋の神隠し』で釜爺のために働いていたのに似ているなあ」と家人のたまう。

2001/08/06 19:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1968年にオーストリアで出版され、1973年に日本でも出版されて以来、絵本のガイドブックなどによく紹介されてロングセラーを続ける定番絵本です。

 子どもの本の専門店や、児童書に力を入れている書店の売場なら必ず1冊は棚にささっているし、図書館ならば、揃えるべき基本図書のリストに入っているので必ずあるだろうというもの。

 表紙の右下を見ていただけば分かるように、まっくろネリノというのは、体がまっくろくろのため、暗闇ならば誰にも見えなくなってしまうのです。この正体は、鳥のヒナ。

 ところで、つい先日、スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』を家族で観てきた晩のこと、息子のリクエストでこの本を読み聞かせ始めた家人が、思わず、「あれ、これって『千と千尋の神隠し』で釜爺のために働いていたのに似ているなあ」ススワタリといって、ボイラー室で石炭を運び続ける働き者たちです。コンペイトウが大好物で、千尋の運動靴をしまっておいてくれる小さな生き物たちです。

 これに先立つかれんさんの読者書評に指摘されていますが、『となりのトトロ』のまっくろくろすけにも似ています。
 宮崎駿監督は、よく児童文学にアニメの企画をさがすようですが、このネリノの存在はご存じなのでしょうか。

 さて、ススワタリとちがって、ネリノは1匹です。兄さんは4匹(本文では、よにんと言っている)います。
 ネリノは自分の体の色にコンプレックスをもっているようです。実際、紫、赤、緑、黄というカラフルできれいな兄さんたちは、ネリノと遊んでくれません。体の色のせいだというのです。

 兄さんたちが遊ぶ近くでひとりでじっとしているネリノは、夜寝るときも、木のてっぺんで悲しいなあって考えています。
 色のきれいな花たちに、どうすればそんな色になれるのか聞いてみたら「生まれつき」という答えが返ってきたし、薬を飲めばきれいになれるかとも考えたけれど、どの薬がきくのか分からない。ネリノはなかなか研究熱心です。

 ところが、ある日、兄さんたちが行方不明になるという事件が起こります。森や野原を両親とさがしてもいない。
 きれいだからと、鳥かごに捕らえられてしまっていたのです。 兄さんたちを救ってあげたいと願うネリノの頭に、いいアイデアが浮かびます。それは、まっくろくろの自分の体の色を利用した救出作戦です。

 個性とか差異による偏見など大切なテーマを抱きながらも、くっきりとした素朴な絵柄と、ムダのない選ばれた言葉で、3歳ぐらいからの小さな子どもにでも楽しめる絵本になっています。
 ちょっとさびしい気持ちにさせられるけれど、「よかったね」と言って終わることのできるお話は、子どもの得心と満足のため、とても大切なんだと私は思います。

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紙の本

そのままでいいよ

2001/05/30 09:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あーたん - この投稿者のレビュー一覧を見る

黒は、瞳に映る色じゃないのかな?
きれいな色じゃないのかな?
ぼくはきちんとぼくの色を持っているのに。
今、ぼくのこころは、からだと同じまっくろくろだ。
兄さんたちはわかってくれない。
まるで、ぼくの姿が見えないみたいに。
まるで、ぼくの声が聞こえないみたいに。
そりゃあ、ぼくは
みんなが寝静まったときだけしか泣かないから。
ぼくの姿が見えない、きれいな夜の闇に泣くから。

…そんな声が聞こえてきます。
まっくろネリノは、その姿がまっくろです。
初めのころはまっくろくろな自分をどうにかしたいと思い、
きれいな花にたずねます。「どうすればそんないろになれるの?」
ネリノは自分の「くろ」をかえたら、きっとかなしくなくなると思っていました。

でも、その姿だからこそ出来ることがありました。
いつもネリノに意地悪をして、相手にしてくれない兄さんたちが鳥かごに入れられます。
そのとき、まっくろネリノは自分のその姿が必要とされることに気がつきます。
夜の闇にまぎれて兄さんたちを無事助け出すのです。

まっくろであること、その自分自身が必要とされるということ。
もう、彼のこころは暗くありません。
まっくろだったこころは、まっくろであることによって輝き始めます。
くろい自分であることは、かなしいことではないのです。

自分はありのままでいいんだ、と素直になれる絵本です。

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紙の本

きれいな色の兄さん達、ぼくはこんなにまっくろくろ

2001/09/18 23:35

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナリ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まっくろネリノは悩みます。花畑に行って、どうしたらそんな色になれるか訪ねてみても、花達にだってネリノの悩みはわかりません。
 薬を飲めばきれいになれるかな?ネリノは自分だけ黒いのは病気だと思ってるのかもしれません。でもどの薬を飲めばいいのかわからない。もちろん病気じゃないから。
 そんな時、兄さん達が捕まえられて、かごに入れられてしまいました。かわいそうに。ぼくならまっくろくろで、夜なら誰にもみつかりっこない。ネリノは優しい子なのです。日が暮れるのを待って、ひとり勇敢に兄さん達を助け出しました。
 今ではみんな仲良し。もうまっくろくろだって悲しいことなんかないんだ。ネリノがほんとに悲しかったのは黒いからじゃなく、仲間はずれだったから。もうネリノは薬を飲もうなんて思いません。自分が黒かったからこそ、兄さんたちを助けてあげられた。黒いのは個性なんだ、黒いのがぼくなんだ、ということに気づきました。兄さん達も黒いのは欠点ではないことと、みんな一緒に遊ぶ方が楽しいことに気づいたことでしょう。
 成長したら今度は、黒いのが好きな人もいることに気づいて欲しいですね。

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紙の本

まっ黒だっていいじゃない!

2000/09/19 08:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ぼくの名前はまっくろネリノ。
「トトロ」に出てくる「まっくろくろすけ」のような身体をしています。
両親、兄は皆、きれいな色をしているのに まっくろネリノだけ
暗闇なら誰にも分からない程まっくろ。

 色が汚いから、兄さんたちは遊んでくれない…
人は、チビだから、デブだから、色黒だから…と容姿だけで判断することがあります。
私もそうかもしれません。心が大切なのに。
 
 まっくろネリノは、どうやったら綺麗な色になるか一人で悩みます。
兄さんたちに遊んでもらいたい為、必死なんです。

 でも、ある日、兄さんたちは、あまりに綺麗なので 捕まえられてしまいます。
鳥かごにいれたれた可哀想な兄さんたち。
優しい まっくろネリノは、夜中に暗闇に紛れ、兄さんたちを救出します。

 真っ黒だっていいじゃない。真っ黒だから、役に立つこともある。
ネリノが、そして兄さんたちがそのことに気付き、共に成長していく絵本。

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2005/01/11 14:31

投稿元:ブクログ

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