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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.2
  • 出版社: 中央公論新社
  • サイズ:20cm/168p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-12-003614-9

紙の本

逃亡くそたわけ

著者 絲山 秋子 (著)

あたしは同じ入院患者の気弱な男を誘って病院を脱出した。何処へ逃げるのか、何から逃げるのか…。逃げるのに、理由なんていらない。2人を乗せた車は東へ南へ。九州縦断行の果てに何...

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逃亡くそたわけ

税込 1,430 13pt

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商品説明

あたしは同じ入院患者の気弱な男を誘って病院を脱出した。何処へ逃げるのか、何から逃げるのか…。逃げるのに、理由なんていらない。2人を乗せた車は東へ南へ。九州縦断行の果てに何がある?【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

絲山 秋子

略歴
〈絲山秋子〉1966年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞、「袋小路の男」で川端康成文学賞を受賞。他の著書に「海の仙人」がある。

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みんなのレビュー75件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

明日なき逃走

2018/05/05 06:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

精神的なバランスを失ったふたりの男女の逃避行がユーモアたっぷりでした。博多弁と名古屋の方言がぶつかり合うやり取りも楽しかったです。

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紙の本

軽妙でテンポよく読める九州案内ロード小説?

2006/10/18 11:22

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けれん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 21歳の躁うつ病女性(花ちゃん)と鬱病で休職中の男性サラリーマン(なごやん)が九州で織りなす精神病院からの逃避行である。花ちゃんはばりばりの博多弁でまくし立てる一方、インテリの名古屋出身サラリーマンは自身が名古屋人であることを頑なに受け入れようとせず、標準語で通し続けている。
 このやりとりが軽妙さを醸しだし、精神病院という重い出発点を和らげてくれる。なごやん所有のマツダ・ルーチェという懐かしい車で、野菜は盗むは、万引きするは、当て逃げするわ、無免許運転するわとハチャメチャ珍道中であるが、どこか愛らしい。
 やはり、束縛から逃げたいという思い。これがどこかしら胸を打つのかも知れない。
 評者は躁うつ病を患っているのでお断りしておきたいが、この病気が即こういう逸脱行動になるのではないということはご理解頂きたいと思う。しかし、「とにかく逃げたい」と衝動に駆られる「花ちゃん」の様子は「行為心迫」と思われ、さすがに頷けるところがあった。

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紙の本

「ここではないどこか」は自分のなかに

2005/08/10 17:43

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:吉野桃花 - この投稿者のレビュー一覧を見る

精神病院から逃げ出した、躁と鬱の2人によるロードストーリーである。
躁の花ちゃんは、行きがけの駄賃みたいに鬱のなごやんを誘って、2人の逃亡は始まる。
なごやんの車で福岡から鹿児島までの九州縦断の旅。いや旅ではなくて逃亡、なのであるがものすごーくのどかな雰囲気なのだ。
途中から、花ちゃんは無免許で運転しだすわ、畑の野菜を盗むわ、ラムを万引きしてラッパ飲みするわで滅茶苦茶なんだけど、切羽詰った悲愴感がない。青春だね!と言うと言いすぎかもしれないけど、そういう感じだ。
頑なに博多弁をしゃべる花ちゃんと、頑なに標準語で通す名古屋出身のなごやんのやりとりが、時におかしく、時に妙に的を射ていて、時に精神の混乱を見せつけ、最高に楽しめた。
福岡で生まれ育った花ちゃんは「ここに来たらこれを食べんと」という感じで道々郷土料理を勧めて2人で食べるわけだが、なごやんの反応がいちいち面白い。名古屋を嫌って標準語を死守しているくせに、なんで諭吉定食が唐揚げなんだよ!」とか(中津の唐揚げは有名)、団子汁を食べて(味噌煮込みうどんのほうが)「百倍洗練されてるよ」とか(確かに郷土食ではあるが団子汁はわざわざ食べたいものではない)、なんか微笑ましいんだな。
生まれ育った土地、言葉、それはやはり人にとって大事なものだのだと、一時は逃げたいと思っても結局はそこにゆったりとはまる自分にいつか気付くものだと思う。物理的にその場に住むということではなくても、あそこで培ったものが自分だと。そこをつかまえるとぐんと生きやすくなる。
違う土地に住んだり、旅行をしたりすると本当にそれがよくわかる。はちゃめちゃな旅の終わりに、2人は自分をつかまえた。
読み始めは「精神病院から逃亡って、もしかして暗いシュールな話?」と思ったけど、全然そういうものじゃなかった。先日大分に帰省したばかりということもあり、ものすごく入り込んで一気読みしてしまった。
読後すぐの感想は「九州ちこげなとこやんなあ」。
ちなみに私の「ここに来たらこれを食べんと」は大分空港のレストランの鳥天定食とゆふいん地ビールです。大分にお越しの際はぜひおすすめです。
あ、この本はもっとおすすめです!

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紙の本

何かがぐるぐる回る時

2005/07/17 23:15

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ツキ カオリ - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校生の頃、大好きだったイタリアン・レストランがあり、そこの「ミートソース・スパゲッティ」は一味違っていた。大ぶりの短冊切りにした、玉ねぎ、ピーマン、にんじん、スライス・マッシュルーム、ベーコンが、これでもか、という量で麺に絡んでおり、それだけでも、塩味のスパゲッティとして充分成立するのに、ひき肉と、みじん切りにした野菜がたっぷりと入った、熱々のミートソースが、これまた惜し気もなく、麺を埋め尽くす程、掛けられていたのである。そのスパゲッティの、味と姿と匂いが、当時、何度も授業中に、脳裏を駆巡った。振り払っても、振り払っても、その幻影は、頭の周りをぐるぐると回るのだった。

ぐるぐる回るのが、食べ物だったり、気に入ったメロディだったら、ご愛嬌というものだが、この物語の主人公、21歳の「あたし」こと、花田(花ちゃん)は、幻聴に悩まされている。特異な文句が、何度も何度も、揺さぶりをかけてくるのだ。そのせいで「あたし」は、福岡の精神病院に入院していたのだが、ある夏の日、同じく、そこに入院していた「なごやん」こと、蓬田という男を巻き込み、逃亡を決行するのである。

「あたし」と「なごやん」は、ともに複雑な事情を抱えてはいるが、その道中には、悲愴感はあまり感じられない。むしろ、二人のやり取りには、いい意味での滑稽さ、さえ漂う。それは、現実から逃避していたとしても二人は、「生」そのものを、断ち切ろうとはしていないし、決して諦めていないからなのではないか。

あなたは、主人公のような、特殊な幻聴を抱えていたら、一体どうするだろう? 主人公と同じように、とりあえず逃げてみるのか? 逃げるとしたら、何から逃げるのか? かつ、どこへ逃げるのだろうか?

阿蘇の「いきなり団子」とは、どういうお団子なのだろう。
最終地・指宿の、砂を歩いて渡れる島、知林ヶ島も、印象的だった。ここの海は、ラベンダーの香りがしたと書かれている。まるで、ガルシア・マルケスの、薔薇の香りのする海、のようではないか。

文字のみで書かれている、九州の観光案内として読んでも、実に楽しめる本書だった。

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2005/03/27 23:55

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2005/05/11 00:39

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2005/06/02 17:49

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2005/07/27 12:39

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2005/08/04 17:31

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2006/10/31 09:17

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2005/10/19 19:40

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2006/01/11 16:09

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2006/02/16 08:35

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2006/09/02 11:46

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2006/11/30 00:07

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